株式反発 → 米金利反発 → 米ドル相場反発

Market Overview

22日の海外外為市場は、米ドル買い優勢の展開となった。この日の海外株式は総じて上昇。税制改革期待を背景に米国株式市場では主要3市場が終始堅調に推移した。特にダウ平均は、一時200ドル超の上げ幅となる局面が見られた。株高を背景にこの日の米金利は反発。米金利の動向に追随し、外為市場では米ドルを買い戻す動きとなった。ドル円は109.65、ユーロドルは1.1745までそれぞれ米ドル高が進行した。

国際商品市況だが、NY原油先物9月限は、リビア油田の操業停止を受け需給の緩みが改善するとの期待から続伸。だが、米エネルギー情報局(EIA)の週報発表を控えていることもあり、前日比0.27ドル高の1バレル=47.64と上昇幅は限定的だった。NY金先物12 月限は、外為市場での米ドル高を受け、前日比5.7ドル安の1トロイオンス=1291.0と小幅に反落した。

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Analyst's view

このレポートで指摘してきたとおり、現在のドル円は、株式動向にトレンドが左右され易い状況となっている。その株式市場だが、22日の海外時間では欧米&新興国株式市場全般でリスク選好優勢となった。現在の米国市場を取り巻く政治&経済の状況を考えるならば、7月上旬以降、低下し続けてきた米国債券市場での調整圧力(=債券ロングの持ち高調整圧力)を強める要因となりうるのが株高の維持になると、21日のレポート「米ドル相場の反発材料」で指摘した。今後しばらくこの状況は変わらないだろう。少なくともインフレ鈍化に対する不透明感が今後の指標データで払しょくされない限り、米利上げペースに対する不透明感も米国債市場で意識され続ける可能性が高いからだ。

本日のドル円だが、東京時間は上値トライを想定したい。海外時間では欧米株式動向にトレンドが左右されよう。VIXやVSTOXXが低下傾向にあることを考えるならば、北東アジアの地政学リスクが突発的に高まらない限り、株高維持の公算が高い(チャート①参照)。反発地合いが継続する場合、焦点は21日MAのトライとなろう。今日現在110.10手前で推移している(チャート②参照)。下値は109円台の維持が焦点となろう。

一方、ユーロドルは1.17-1.19のレンジ相場の継続を想定したい(チャート③参照)。通貨オプション市場ではリスクリバーサルに大きな変動は見られない。よって、米ドルのショートカバーが継続しても、1.17前後ではユーロ買いが入る展開を想定したい。詳細は本日のテクニカルレポートにて。


【チャート①:米欧株式のボラティリティ】

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【チャート②:ドル円チャート】

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【チャート③:ユーロドルチャート】

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