焦点は米国イベントとユーロ相場

Market Overview

24日の海外外為市場では米ドル高トレンドが継続した。米ドル相場のトレンドを示すドルインデックスは2月3日以来となる98.84レベルまで上昇。米ドル買いに加え、この日の米株もM&Aが好感され反発したことで、ドル円は104円台へ上昇する展開に。ただ、新規の米ドル買い材料に欠けたこともあり、104.32レベルで上値がレジストされた。

他の市場動向だが、欧州株式は強弱まちまちの展開となった一方、米株は上記の通り大規模なM&Aが好感され反発した。NY原油先物相場(WTI12月限)は減産に対してイラクサイドから消極的な姿勢が見られたことが嫌気され反落。米金利は株高を背景に各ゾーンの利回りが上昇した。

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Analyst's view

米金利は再び反発基調にあり、外為市場では米ドル高トレンドが継続中。一方、米株は高値圏を未だ維持している。欧米投資家のリスクセンチメントを見ても、VIX指数は低位で安定し昨日のVSTOXXは再び低下傾向にある。この状況が続く限り、ドル円は103円台での底堅さを維持したまま、104.67レベル(リトレースメント61.80%)をトライする状況が継続しよう。

ドル円のトレンドを見極める上で、本日は米四半期決算と指標データが重要な材料となろう。両者が総じて市場予想を上回る内容となれば米国マーケットは素直に「株高・金利上昇」で反応しよう。この場合、ドル円は上記のレジスタンスポイントを突破し、節目の105.00をトライする可能性を意識したい。一方、「良好な決算・冴えない指標データ」となれば「株高・金利上昇抑制」が想定される。「冴えない決算・良好な指標データ」ならば「株安・金利上昇」を想定したいところだが、どちらの展開となっても、ドル円は104.00を挟んだレンジ相場の継続を想定したい。

ドル円以上に注視すべきはユーロ円の動向だろう。重要サポートポイント1.08を視野にダウンサイドリスクが高まっているユーロドルに連動し、ユーロ円もトライアングルの下限を下方ブレイクする局面が散見されるようになってきた。ユーロ売りの背景は昨日のレポート「リスク回避相場の再来を警戒」で指摘した通りだが、本日の米指標データが米金利の上昇をさらに促す結果となれば、米独金利格差はさらに拡大しよう(比較チャート参照)。それに伴いユーロドルではダウンサイドへ振れる圧力が強まろう。株高維持はクロス円のサポート要因ではあるが、直近の動向を鑑みるならばその影響以上にユーロ売り圧力の方が強い。常にトライアングルの下方ブレイク及び112円台の維持を警戒したい。逆に米指標データが冴えない内容ならば、ユーロドルは調整地合いが想定される。この場合、ユーロ円は113.90台で推移している10日MAまでの反発を想定したい。


【比較チャート】

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【ユーロ円チャート】

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