本日もレンジ相場を意識

Market Overview-米金利の動向に注目

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米株式市場ではダウ工業株30種平均が4営業日ぶりに反発したものの、上昇幅は前営業日比0.1%と小幅。S&P500種株価指数とナスダック総合株価指数はともに前営業日比0.1%安で終了。一方、主要な欧州株式はウクライナリスクが意識され上値の重い展開に。新興国株式も同様の展開となったが、ロシアRTS以外、総じて下落幅は限定的。また、外為市場での円買いが限定的だったこと、NY金先物(12月限)が1300ドル付近で上値の重い状況が続いたことも鑑みるに、特段リスク回避が強まっているムードはない。

このような状況の中、注視すべきは米金利の動向だろう。上述の通り週明けの米株は上値の重い展開となり、昨日発表された住宅販売保留指数(6月)は前回(+6.0%)や市場予想(+0.5%)を大きく下回る-1.1%。しかし、各ゾーンでの利回りは小幅ながら上昇。特に将来の米金融政策の方向性を織り込む傾向がある2年債利回りは0.50%台へ再上昇する等、にわかに反発の兆しが見え隠れする。ドルインデックスがレジスタンスポイント81.50レベルを視野に上昇し続けている点も考えるなら、やはりマーケットは近い将来におけるイエレンFRBの方針転換を意識しているということだろう。本日もFOMCへの警戒感から米金利の反発傾向が続けば、ドル相場全体をサポートしよう。また、実際にタカ派サプライズがあれば、8月1日の雇用統計(7月)を前に、外為市場ではドル買い圧力がさらに高まろう。

Today’s Outlook -引き続きレンジ相場を意識

明日の米国イベントを控え、本日の外為市場もレンジ相場に終始しよう。ドル相場は上述の通り米金利の動向次第で上下に振れる展開となろう。

一方、円相場は引き続き株式にらみの展開となるだろう。その株式市場だが、米株高に追随し出遅れ感の強まっていた日経平均が半年ぶりに節目の15,500円台を回復。予想PER(株価収益率)で日米株価(日経、TOPIX、S&P500)を比較すれば、いずれも15倍台で推移しており、特段日本株に割安感があるわけではない。しかし、各種移動平均線、一目均衡表/基準線や雲(ともに週足)を突破する等、テクニカル面では日本株に対する投資家のリスクセンチメント改善が示唆されている。本日はイベント前の利益確定に圧される可能性はあるが、リスクセンチメントの改善傾向が見らえる現在の状況を考えるなら、下落幅は限定的だろう。よって、円相場での円買いも限られレンジ相場に終始しよう。

Today’s chart point

ドル円

レジスタンス 102.11:200日MA 102.00:レジスタンスポイント
サポート 101.63:21日MA 101.00:サポートポイント

200日MA(黄ライン)を突破するか、 21日MA(赤ライン)を再び下抜けるかが焦点。200日MA突破となれば、年初来高値105.44を起点としたレジスタンスラインを視野に入れる展開を想定したい。21日MAブレイクとなれば、101円台の維持が焦点となろう。尚、朝方のオーダー状況だが、102.00、102.20レベルにはオファーが観測されている。ストップは102.10レベルに観測されている。ビッドは、101.50以下より断続的に並んでいる。

ユーロドル

レジスタンス 1.3485:7月24日 1.3479:10日MA
サポート 1.3421:7月25日安値 1.3400:サポートポイント

引き続き1.34台の維持が最大の焦点となろう。昨日同様、1.3420から1.3400にかけてはビッドが並んでいる。一方、上値はオファーが観測されている1.3450レベルを突破し1.35台へ再上昇できるかが焦点となろう。テクニカル面では10日MA(緑ライン)での攻防に注目。

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