マーケットは次の材料待ちに

Market Overview-マーケットの焦点は来週以降のイベントへ

23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶり、S&P500種株価指数は7営業日ぶりに反落した。昨日発表された米企業決算と住宅関連指標の冴えない内容が売り優勢の背景にあるが、下落幅はダウ30が前日比-0.1%、S&P500が同-0.2%と小幅。米債券市場では10年債利回りや30年債利回りには低下圧力が強まったものの、短期ゾーンを中心に根強い上昇圧力も見られた。また、外為市場での円&スイスフラン買いが限定的であった点、NY金先物6月限の上昇幅(前日比+0.27%)も限られた点を考えるなら、昨日の状況はリスク回避というよりは、調整の側面が強い。

焦点は引き続き米企業決算と各種経済指標となるだろう。しかし、昨日の状況を考えるなら、マーケットでは次の材料待ちムードが漂っている。来週以降、米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中央銀行(ECB)理事会、そして米GDP速報値(1-3月期)、ユーロ圏消費者物価指数速報値(HICP、4月)、米雇用統計(4月)といった重要イベントが控えてことを考えるなら、今日明日はレンジ相場に終始する可能性があろう。

尚、今朝方ニュージーランド中銀(RBNZ)は追加利上げを実施。CPI下振れにかかわらず声明にハト派トーンは見られず。今後も対ドル&円で金利差がNZDのサポート要因となる可能性が高まったと言える。

 

Today’s Outlook -焦点は独IFO&米雇用関連指標

本日は、ユーロ相場に注目したい。昨日発表された各種PMI指数の感応度を考えるなら、焦点は引き続き経済指標となろう。

日本時間17時に独IFO企業景況感指数(4月)が発表される。サンプル数の多さからZEW景況感指数以上に信頼性が高いと言われている同指数の内容は、ユーロ相場の変動要因となろう。市場予想(110.4)以上ならば、ユーロドルは下記「Today’s Chart Point」で指摘している第一のレジスタンスポイント1.3865(4月17日高値)をトライする展開を想定したい。逆に予想以上に下振れる内容となれば、21日MAトライのムードが強まろう。また、日本時間18時にドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の講演がアムステルダムで予定されている。ユーロ相場や将来の金融政策に対して言及すれば、ユーロ相場を大きく変動させる要因となろう。

一方、日本時間21時30分には新規失業保険申請件数と耐久財受注(3月)が発表される。より注目すべきは前者だろう。雇用市場の改善傾向が確認されれば、景気回復期待を背景に米株式と金利の押し上げ要因となろう。米金利への低下圧力が後退すれば、ドル相場をサポートし、ユーロドルは21日MAを視野に下落する可能性が高まろう。逆に住宅関連指標に続き冴えない内容となれば、米金利への低下圧力が強まろう。米金利の低下はユーロドルの押し上げ要因(ドル売り要因)となろう。IFO指数の結果次第では、1.3865を上抜け、ボリンジャーバンド上限をトライする可能性もあろう。しかし、中長期でのユーロ安/ドル高トレンドの見通しに変更はない。

 

Today’s Chart Point

ドル円

レジスタンス 102.93:89日MA 102.73:一目/基準線(日足)
サポート 101.80:4月16日安値 101.45:一目/基準線(週足)

一目/基準線(赤ライン)での攻防が引き続き焦点。突破した場合は、89日MA(青ライン)および103.05前後で推移している一目/雲の上限での攻防に注目したい。下値の焦点は目先、102円台の維持。しかし、チャート上では101.80-90のサポートゾーンでの攻防が重要だろう。このゾーンを下抜ける展開となれば、週足の一目/基準線を視野に下落スピードが加速する可能性がある。 朝方のオーダー状況だが、102.50から103.10レベルにかけてはオファーが断続的に並んでいる。ビッドは102.00と101.80前後にそれぞれ観測されている。

ユーロドル

レジスタンス 1.3890:ボリンジャー上限 1.3865:4月17日高値
サポート 1.3796:21日MA 1.3740:サポートライン

21日MAでかろうじてサポートされる展開が続くも、上値も重い。目先は、1.3794(21日MA 1.3865)-1.38654月17日高値)を中心レンジに、どちらのレンジをブレイクするかが焦点となろう。21日MAを下方ブレイクする展開となれば、1.3740前後で推移しているサポートラインをトライするかが注目される。1.3865レベルを突破した場合は、ボリンジャー上限の突破が次の焦点として浮上しよう。 尚、朝方のオーダー状況だが、1.3860レベルから1.3900にかけてはオファーが断続的に並んでいる。ビッドは、1.3780から1.3750レベルにかけて観測されている。

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