ドル円、ユーロドルそれぞれの焦点

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USD/JPY

ドル円の焦点は、今年最高値118.60を起点とした短期レジスタンスラインの突破となろう。ドル円は先週後半に2日連続でこのラインをトライするも上方ブレイクに失敗している。ただ、今週はこのラインを突破しさらなる上値トライを想定したい。
その理由は、ドル円のトレンド決定要因である米金利が反発基調を維持していることにある。直近の10年債利回りは、①6月の米利上げ期待、②年内のバランスシート縮小観測、③良好な雇用統計を背景に2.38%台まで反発する局面にある。そしてフランスリスクが完全に払しょくされた現状も考えるならば、株式下落による円高リスクも後退している。これらの事実を反映し、通貨オプション市場ではリスクリバーサル(1か月、25D)が横ばい推移へ転じている。このうようにドル円を取り巻く現在の状況を総合的に鑑みるならば、上述した短期レジスタンスラインを突破し、直近安値108.13からのリトレースメント50.00%もしくは61.80%をトライする可能性があろう。
一方、反落リスクの材料として今週注視すべきは、週後半の米指標データとなろう。ただ、上述した米金利の反発材料の影響により下落圧力は相殺されよう。下値の焦点は111円台の維持となろう。尚、直近のオーダー状況だが、113.00および113.50レベルにはオファーが観測されている。一方、112.00および111円ミドルにはビッドの観測あり。


【チャート①:ドル円テクニカルチャート】

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EUR/USD

ユーロドルもレジスタンスラインの攻防が焦点となろう。フランスリスクが完全に後退したことで、週明け早朝のユーロドルは1.10レベル乗せの展開でオープンすると同時に、2016年高値1.1616レベルを起点とした長期レジスタンスラインを一時的に突破している。
ただ、マクロン新仏大統領の誕生はすでに市場で織り込み済み。今後、市場の焦点は米欧金融政策のコントラストにシフトしよう。よって、これまで縮小傾向にあった米独利回り格差は再び拡大基調へ転じることを想定したい(チャート③参照)。米独金利がそのような展開となれば、長期レジスタンスラインの一時的な突破は「だまし」となろう。その場合、4月下旬以降相場をサポートしている1.08ミドルレベルまでの反落をまずは想定したい。


【チャート②:ユーロドルテクニカルチャート】

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【チャート③:ユーロドルと米独金利差比較チャート】

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