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国際商品市況の動向を注視

Market Overview

13日の海外外為市場は、欧州タイムで米ドル売り優勢となるも、NYタイムに入ると米金利の上昇(米10年債利回りは2.628%まで一時上昇)が米ドルを買いをサポートする展開に。ドル円は114円ミドルレベルから114.90台まで反発。一方、ユーロドルは、欧州タイムにつけた高値1.0714レベルから1.06ミドルまで米ドルが買い戻される展開となった。

米国株式は、強弱まちまちの展開に。ダウ平均は原油先物相場の続落が嫌気され売り優勢の展開に。前週末比0.1%安の20, 881.48ドルでこの日の取引が終了。一方、S&P500指数は米FOMCを前にしたポジション調整により上値が圧迫されるも、後半に盛り返す展開に。ダウ平均の上値を圧迫したNY原油先物4月限(WTI)は、米国の石油在庫積み上がりとリグ稼動数の回復が続いていることが材料視され6日続落。時間外取引で一時47.90ドルと、期近物としては昨年11月30日以来約3カ月半ぶりの安値を更新する局面が見られた。

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Analyst's view

米国市場では、株高と金利上昇の同時発生という昨年のトランプ相場で示現した共存関係に回帰するムードが強まっている。ただ、気になるのは米株の上値の重さだろう。米株と米金利の動向を比較したチャート①を確認すると、米金利のパフォーマンスが米株のそれを上回っていることがわかる。現在の米株はFOMCを前にしたポジション調整が主体となり、上値が圧迫されている段階にある。よって、調整局面入りしたと判断するのは早計だろう。
だが、今後の国際商品市況の動向次第で米株の上値が抑制される可能性がある。米金利と国際商品市況(CRB指数)のパフォーマンスを比較したチャート②を確認すると、イエレンFRBによる3月利上げが確実視されると同時に、両市場は対照的な動きとなっていることがわかる。米金利の上昇は米ドル高リスクを高め、その結果、国際商品市況の急落を招いていることは明白。だが、国際商品市況が急落したタイミング以上に注視すべき事実は、1月18日のトランプ政権誕生以降、パフォーマンスの頭打ち感が鮮明となった事実と、昨年のトランプ相場の上昇幅を急速に打ち消す展開となっている事実の方だろう。これらは、トランプ政策に対する先行き不透明感が国際商品市況の急落の根底にあることを示唆している。

本日は米FOMCを控え各市場は小動きとなろう。ドル円は引き続き114円を中心としたレンジ相場を想定したい。ただ、米株で利益確定売りの圧力が強まりやすいタイミングで国際商品市況の軟調地合いが続くならば、米株が圧迫されることでドル円は下値トライの展開が想定される。ただ、米利上げ期待を背景とした米ドル買い圧力が相殺要因となることから、114円台を下方ブレイクする可能性は低いと想定している。一方、ユーロドルは1.07トライの展開を意識したい。注視すべきレジスタンスポイントは、昨日高値の1.0714レベル。この水準は2月8日高値レベルでもある。


【チャート①:米株と米金利のパフォーマンス比較】

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【チャート②:米金利と国際商品市況のパフォーマンス比較】

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