検索
40年以上の歴史
世界約185,000名の顧客
15,000以上のCFD銘柄を提供

国際商品市況の動向を注視

Market Overview

13日の海外外為市場は、欧州タイムで米ドル売り優勢となるも、NYタイムに入ると米金利の上昇(米10年債利回りは2.628%まで一時上昇)が米ドルを買いをサポートする展開に。ドル円は114円ミドルレベルから114.90台まで反発。一方、ユーロドルは、欧州タイムにつけた高値1.0714レベルから1.06ミドルまで米ドルが買い戻される展開となった。

米国株式は、強弱まちまちの展開に。ダウ平均は原油先物相場の続落が嫌気され売り優勢の展開に。前週末比0.1%安の20, 881.48ドルでこの日の取引が終了。一方、S&P500指数は米FOMCを前にしたポジション調整により上値が圧迫されるも、後半に盛り返す展開に。ダウ平均の上値を圧迫したNY原油先物4月限(WTI)は、米国の石油在庫積み上がりとリグ稼動数の回復が続いていることが材料視され6日続落。時間外取引で一時47.90ドルと、期近物としては昨年11月30日以来約3カ月半ぶりの安値を更新する局面が見られた。

bg_us_flag_509619

Analyst's view

米国市場では、株高と金利上昇の同時発生という昨年のトランプ相場で示現した共存関係に回帰するムードが強まっている。ただ、気になるのは米株の上値の重さだろう。米株と米金利の動向を比較したチャート①を確認すると、米金利のパフォーマンスが米株のそれを上回っていることがわかる。現在の米株はFOMCを前にしたポジション調整が主体となり、上値が圧迫されている段階にある。よって、調整局面入りしたと判断するのは早計だろう。
だが、今後の国際商品市況の動向次第で米株の上値が抑制される可能性がある。米金利と国際商品市況(CRB指数)のパフォーマンスを比較したチャート②を確認すると、イエレンFRBによる3月利上げが確実視されると同時に、両市場は対照的な動きとなっていることがわかる。米金利の上昇は米ドル高リスクを高め、その結果、国際商品市況の急落を招いていることは明白。だが、国際商品市況が急落したタイミング以上に注視すべき事実は、1月18日のトランプ政権誕生以降、パフォーマンスの頭打ち感が鮮明となった事実と、昨年のトランプ相場の上昇幅を急速に打ち消す展開となっている事実の方だろう。これらは、トランプ政策に対する先行き不透明感が国際商品市況の急落の根底にあることを示唆している。

本日は米FOMCを控え各市場は小動きとなろう。ドル円は引き続き114円を中心としたレンジ相場を想定したい。ただ、米株で利益確定売りの圧力が強まりやすいタイミングで国際商品市況の軟調地合いが続くならば、米株が圧迫されることでドル円は下値トライの展開が想定される。ただ、米利上げ期待を背景とした米ドル買い圧力が相殺要因となることから、114円台を下方ブレイクする可能性は低いと想定している。一方、ユーロドルは1.07トライの展開を意識したい。注視すべきレジスタンスポイントは、昨日高値の1.0714レベル。この水準は2月8日高値レベルでもある。


【チャート①:米株と米金利のパフォーマンス比較】

chart1-20170314


【チャート②:米金利と国際商品市況のパフォーマンス比較】

chart2-20170314

本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありませ ん。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。

無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

投資手法・戦略ガイド

  • 取引プランを使う理由

    取引プランは、取引目標を明確にして達成する上で使用できるツールの一つです。ここでは、個人の計画を立てる方法と、それを実行する方法について解説いたします。

  • ストップ

    ポジションを保有・清算できるいくつかの方法を学びます。単純な直接取引から、人がいなくても自動で指示を出すような取引までいろいろあります。注文取引により、利益額をあらかじめ設定したり損失額に対してストップをかけたりできます。複数の注文方法を紹介するとともに、利用方法を説明いたします。

  • リスクの度合いを測る

    すべての金融投資は一定のリスクを伴います。直面するリスクを計算し、理にかなった方法でエクスポージャーを管理することで、どのようにポートフォリオを守れるか学んでいきます。