個別銘柄レポート:マイクロン・テクノロジー

純利益は14.9倍、データセンター・スマートフォン向けなどで堅調な需要

bg_data_1016721

ナスダック | 半導体 | 業績レビュー

BLOOMBERG MU:US | REUTERS MU.OQ

  • 2018/8期1Q(9-11月)は、売上高が前年同期比71.4%増の68.03億USD、純利益が同14.9倍の26.78億USD。調整後EPSは2.45USDと市場予想の2.21USDを上回った。
  • データセンター向けやスマートフォン向けのメモリーが伸びた。
  • 2018/8通期の市場予想は、売上高が前期比35.8%増の276.02億USD、当期利益が同2.2倍の110.29億USDである。

What is the news?

2018/8期1Q(9-11月)は、売上高が前年同期比71.4%増の68.03億USD、純利益が同14.9倍の26.78億USDとなった。調整後EPSは2.45USDと市場予想の2.21USDを上回った。売上高総利益率は55.1%と前年同期から29.6%改善した。引き続きメモリー製品の需要が堅調で、DRAM、NAND ともに出荷メモリー総容量が増加し、大幅な増収増益となった。データセンター向けSSDやDRAM、スマートフォン向けLPDRAM、マルチチップ・パッケージ、マネージドNANDをはじめ、自動運転向けのメモリ・ストレージやゲーム向け画像処理半導体などが伸びた。
セグメント別では、4部門全て好調であった。コンピューター・ネットワーク部門(CNBU)は、売上高が同2.2倍の32.1億USD、営業利益が同9.4倍の19.1億USD。営業利益率は60%と前年同期から46%改善した。ストレージ部門(SBU)は、売上高が同60.5%増の13.8億USD、営業利益が黒字転換の4.0億USD。営業利益率は29%であった。モバイル部門(MBU)は、売上高が同33.0%増の13.7億USD、営業利益が同5.7倍の5.05億USDであった。営業利益率は37%と前年同期から28%改善した。エンベデッド部門(※)(EBU)は売上高が同43.6%増の8.30億USD、営業利益が同92.1%増の3.42億USDであった。営業利益率は41%と前年同期から10%改善した。
(※)エンベデッド:自動車、産業、家電製品向けに販売されているメモリー製品など半導体の組み込み部門

How do we view this?

2018/8期2Q(12-2月)会社計画は、売上高が68-72億USD、売上高総利益率が54-58%、営業利益が32.5-34.5億USD、調整後EPSは2.51-2.65USDである。2018/8通期の市場予想は、売上高が前期比35.8%増の276.02億USD、当期利益が同2.2倍の110.29億USDである。同社はメモリー市場の見通しについて、2018年のDRAMのビット成長率が20%以下、NAND型フラッシュが50%としている。2018/8期の同社の出荷量はDRAMについては業界全体の伸びを下回るものの、NAND型フラッシュについては業界の成長率をやや上回る見通しだ。

phillip_fig_Micron_Jan18_01
配当予想(USD) 0.17 (予想はBloomberg)
株価(USD) 42.88 2018/1/22

会社概要
1978年創業の半導体業界の世界トップ企業の一角。DRAM、
NAND、NOR 型フラッシュメモリーなどの高性能メモリー技術を
幅広く持ち、特許所有数は2.6万件超。世界18ヵ国に展開し、従
業員は3万人以上。自動車、4KTVなど家電及びコネクテッド
ホーム、産業用機械向けなどに製品・サービスを提供する。

企業データ
(2018/1/23)
ベータ値1.25
時価総額(百万USD) 49,583
企業価値=EV(百万USD) 53,007
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 1,693
phillip_fig_Micron_Jan18_02

主要株主(2018/1) (%)
1. Vanguard Group 6.58
2. BlackRock 5.68
3. Primecap Management Company 5.07
 (出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)


【レポートにおける免責・注意事項】
本レポートの発行元:フィリップ証券株式会社〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町4番2号
TEL:03-3666-2101 URL: http://www.phillip.co.jp/
本レポートの作成者:公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員庵原浩樹
フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。フィリップ証券は、レポートを提 供している証券会社との契約に基づき対価を得ております。当資料に記載されている内容は投資判断の参考として筆者の 見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身 の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害につ いても責任を負いません。当資料の一切の権利はフィリップ証券株式会社に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じま す。
<日本証券業協会自主規制規則「アナリスト・レポートの取扱い等に関する規則平14.1.25」に基づく告知事項> 本レポートの作成者であるアナリストと対象会社との間に重大な利益相反関係はありません。

本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありませ ん。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。

無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

投資手法・戦略ガイド

  • 市場参加者

    売りポジションの保有から取引をスタートする事により下落市場で利益を得たり、既に保有している金融資産のリスクヘッジを行うことができます。このセクションでは「売り」取引の仕組みについて学びます。

  • 取引方法

    商品は、ほぼすべての製品の裏側の不可欠要素として、近代経済になくてはならないものです。不安定ながらも価値の高い天然資源が、幅広い取引の世界でどのような位置を占めるのか学んでいきます。

  • レバレッジ入門

    レバレッジを利用することで、比較的少額の初回支払金額でどのように金融市場に大きなエクスポージャーを得ることができるか学びます。レバレッジは利益を増幅させることができますが、同時に損失リスクも増大するため、利用には注意が必要であることを説明しています。