個別銘柄レポート:アマゾン・ドット・コム

「サイバーマンデー」は過去最高の売上高、年末商戦は好調な滑り出し

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ナスダック | Eコマース | 業績レビュー

BLOOMBERG AMZN:US| REUTERS AMZN.O

  • 2017/12期3Q(7-9月)は、売上高が前年同期比33.7%増の437.44億USD、純利益が同1.6%増の2.56億USDであった。EPSは0.52 USDと市場予想の0.037USDを上回った。
  • ネット通販事業とクラウド事業が伸び二桁増収。ホールフーズ・マーケットからの売上や為替変動によるプラス効果も寄与。
  • 2017/12期4Q(10-12月)の会社計画は、ホールフーズ買収の効果や為替の影響を含め、売上高が560-605億USD、営業利益が3-16.5億USDを見込む。2017/12通期の市場予想は、売上高が前期比30.2%増の1,770.99億USD、当期利益が11.9%減の20.88億USDである。

What is the news?

2017/12期3Q(7-9月)は、売上高が前年同期比33.7%増の437.44億USD、純利益が同1.6%増の2.56億USDであった。EPSは0.52 USDと市場予想の0.037USDを上回った。ネット通販事業とクラウド事業が伸び、売上は過去最高を更新した。2017/8に買収したホールフーズ・マーケットからの売上高が13億USD、為替変動に伴うプラスの効果が124億USD生じており、これらを除くと前年同期比29%の増収であった。一方、販売諸経費や配送センターの設置コスト、映画やネット動画などコンテンツの作成費用が膨らんだことから、純利益は1.6%の伸びに留まった。
セグメント別では、主力の北米事業は売上高が前年同期比34.8%増の254.46億USD、営業利益が同56.1%減の1.12億USDと増収減益。海外事業も売上高が29.3%増の137.14億USDに対して、営業利益が▲9.36億USDと前年同期の▲5.41億USDから赤字幅が拡大。一方、クラウドコンピューティングサービスを提供するAWS事業は、売上高は同41.9%増の45.84億USD、営業利益が同36.0%増の11.71億USDであった。

How do we view this?

11/27のネット上の一大セール日「サイバーマンデー」では1日で数億個の商品が注文され1日の売上高としては、7月の有料会員向け特売イベント「プライムデー」の記録を塗り替え過去最高となった。最も売れた商品は「Amazon Echo Dot」で、Amazonアプリストアからの注文も前年比50%増えた。アドビ・アナリティクスによると今年のサイバーマンデーのネット売上高は前年比17%増の70億USDで、同社はその約30%を占めたとみられている。年末商戦へ好調なスタートを切ったようだ。
2017/12期4Q(10-12月)の会社計画では、ホールフーズ買収の効果や為替の影響を含め、売上高が560-605億USD、営業利益が3-16.5億USDを見込む。2017/12通期の市場予想は、売上高が前期比30.2%増の1,770.99億USD、当期利益が11.9%減の20.88億USDである。

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配当予想(USD) 0.00 (予想はBloomberg)
株価(USD)1,133.95 2017/12/4

会社概要
1994年設立のオンラインショッピングサイトを運営。インターネット上で書籍、音楽関連商品、コンピュータ、電子機器、家庭向け雑貨、食品、ファッション関連商品などを販売。カスタマイズされたショッピングサービス、ウェブを使ったクレジットカード決済、商品直送サービスなども提供している。
カスタマーレビュー、パーソナルレコメンド、フルフィルメント、1-Cl ick注文、プライム、AWS、Kindle、Kindleダイレクト・パブリッシング、Fire TV、Amazon Echo 、Alexaなどの製品・サービスがある。

企業データ(2017/12/5)
ベータ値1.19
時価総額(百万USD) 546,419
企業価値(百万USD) 565,295
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 3,750

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主要株主(2017/12) (%)
1.Bezos Jeffrey P 16.37
2.Vanguard Group 5.68
3.Capital Group Companies Inc 5.36

(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)


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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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