個別銘柄レポート:Nike

2016/1Q は大幅増益、通期も増収増益へ

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ニューヨーク| スポーツ用品 | 業績レビュー

BLOOMBERG NKE | REUTERS NKE.O

  • 2016/5 期1Q(6-8 月)は売上高が前年同期比5.4%増の84.1 億USD、純利益が同22.6%増の11.8 億USD、EPS は1.34USD といずれも市場予想を上回った。
  • 主力のスポーツシューズでは高価格帯の新商品を導入したこともあって、売上高が拡大。また、女性用ウエアの品揃えを充実させたことなども奏功した。
  • 2016/5 通期の会社計画は、売上高が前期比7.2%増の327.9 億USD、純利益が同14.4%増の37.4 億USD である。

What is the news?

2016/5期1Qは売上高が前年同期比5.4%増の84.1億USD、純利益が同22.6%増の11.8億USD、EPS は1.34USD といずれも市場予想を上回った。利益率の高い商品の販売増が追い風となったほか、女性用ウエアの品揃え拡充やオンライン事業の強化も奏功した。中国市場は引き続き好調で、売上高は同30.5%増の8.9億USD。また、圧倒的な市場シェアを有する北米市場では同8.1%増収の38.0億USDとなった。
セグメントはナイキブランドとコンバースに分かれる。このうち1Qのナイキブランドの売上高は93.8%を占め、同ブランドの4つのサブセグメントの売上動向は以下の通りである。主力のスポーツシューズは前年同期比9.0%増の51.2億USD。スポーツシューズ販売は世界6地域全てで増収となり、特に中国が同36.1%増、日本が同22.0%増と大幅な増収となった。同社はスポーツシューズ市場での更なる市場シェア拡大に向けて、軽量で通気性が高い新製品シリーズの「フライニット」などを投入している。同製品の販売価格は150USD以上と高額で収益に寄与している。アパレルは主力の北米や中国市場が2桁の増収率を維持し、トータルで同4.7%増の23.4億USDとなった。ただ、運動器具の売上高やライセンス・フィーはともに同10.3%減となりそれぞれ4.1億USD、2,600万USDに留まった。北米や欧州の販売が大幅減少した要因である。コンバースブランドの売上高は同3.5%減の5.6億USDだった。


How do we view this?

同社売上高の先行指標となる世界での2015/9-2016/1のシューズとアパレルの受注(出荷見通し)は、通貨変動の影響を除くベースで前年同期比17%増と2桁増である。9月からイングランドで開催中のラグビーW杯では強豪のアルゼンチンにジャージを供給し、宣伝効果の拡大から関連商品の販売増加も期待される。また、2015-2016年NBA(北米バスケットリーグ)シーズンが開幕、バスケットボールに関連する市場で圧倒的な優位性を持つ同社の業績動向に注目したい。

会社概要

1968年創業のスポーツ関連商品を扱う世界最大手。スニーカーやスポーツウエアなどの主力製品を中心に、トレーニング用品、アクセサリーのデザイン、開発、販売を手掛けている。

企業データ(2015/10/28)

ベータ値0.82
時価総額(百万USD) 111,885
企業価値=EV(百万USD) 107,685
3ヵ月平均売買代金/日(百万USD) 480.43
 

主要株主(2015/10)(%)

1.Vanguard Group 6.37
2.FMR LLC 6.22
3.Black Rock 5.53
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)



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本レポートの作成者:公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員庵原浩樹
フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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