個別銘柄レポート:Apple

年末商戦の動向や中国での事業展開に注目

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  • 2015/12 期3Q(7-9月)は、売上高が前年同期比40.5%増の45.0億USD、純利益は同11.2%増の9.0億USDと何れも四半期として過去最高を更新した。
  • モバイルユーザー数の増加に伴い、スマホなど携帯端末を通じた広告収入が好調で売上高を押し上げた。ただ、研究開発費用が大幅に増加し一部の利益を圧迫した。
  • 2015/12通期の市場予想は、売上高が前期比39.2%増の173.5億USD、純利益は同9.5%増の32.0億USDである。

What is the news?

2015/9期4Q(7-9月)は売上高が前年同期比22.3%増の515.0億USD、中国の売上高が同約2倍と業績を押し上げた。純利益は同31.4%増の111.2億USDと四半期として過去最高を更新した。EPSは1.96USDと市場予想の1.87USDを上回った。「iPhone」、「Mac」、「Apple Watch」など主力製品の販売は順調に伸びた。
製品別で「iPad」の販売不振が一部収益を押し下げる要因となったが、新機種「iPhone 6s」シリーズ、「Mac」や「Apple Watch」といった製品の販売がけん引し、マイナス要因が吸収され大幅な増収増益を達成した。主力のiPhoneの販売台数は同22.3%増の4,804.6万台、売上高が同36.0%増の322.1億USD。「Mac」の販売台数は同3.4%増の570.9万台、売上高が同24.7%増の68.8億USDとなった。また、「Apple Watch」や「Apple TV」などを含む「その他」の売上高は同60.8%増の30.5億USDとなった。
同社は中国の四川省に太陽光発電施設を建設する計画を発表した。新たに建設する太陽光発電施設の発電能力は26.5万世帯超の年間電力消費に相当する200メガワットである。同社は現地の納入業者が再生エネルギーを導入することを支援すると表明、新規事業を中国の人口が第4位の四川省(8,000万人超)で展開することとなり、動向が期待される。


How do we view this?

同社は、年末商戦を含む2016/9期1Q(2015/10-12)の売上高を755億-775億USDと見込み、前年同期を上回る売上高を予想している。同社CEOは経済減速が懸念される中国だが、同社にとっては最大の市場になるとコメント。中国でのアップルストア(直営店)数を現在の25店から2016年には40店とする方針を示しており、同市場による収益押し上げが期待される。2016/9通期の会社計画は売上高が前期比5.0%増の2,453.3億USD、純利益が同2.5%増の547.0億USDである。


配当予想(USD)1.98 (予想はBloomberg)
終値(USD)116.11 2015/11/11



会社概要

1976年にコンピュータの製造で創業。現在はスマートフォンのiPhone、携帯音楽プレイヤーiPod 、携帯タブレットiPad、パソコンのMac などを主力製品として世界に展開する情報機器関連の大手メーカー。2015年4月にはApple Watchの販売を開始した。パソコンおよび関連製品と移動通信機器、各種関連ソフトウェア、サービス、周辺機器、ネットワーキング・ソリューションのデザイン、製造、販売を手掛けている。

企業データ(2015/11/11)

ベータ値1.05
時価総額(百万USD) 647,352
企業価値=EV(百万USD) 506,148
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 6,646
 

主要株主(2015/11)(%)

1. VANGUARD GROUP INC 5.94
2. BLACK ROCK 5.72
3. STATE STREET CORP 3.99



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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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