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「IoT」でファナックと技術提携。2017/1通期は大幅増収増益の見通し

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ナスダック | 半導体 | 業績レビュー

BLOOMBERG NVDA:US | REUTERS NVDA.OQ

  • 2017/1期3Q(8-10月)は売上高が前年同期比53.6%増の20.04億USDと過去最高を更新。純利益は同2.2倍の5.42億USDと好調。
  • ゲーム機器向けの高速処理GPU(※)製品の需要が高まり、新GPU「Pascal」が好調。また、データセンター事業の売上が同2.9倍に拡大。
  • 2016/12通期の市場予想は売上高が前期比35.9%増の68.08億USD、純利益が同2.5倍の15.13億USDである。

(※)GPU:グラフィックス・プロセッシング・ユニット。パソコンなどの画像処理や演算処理の高速化を担当する主要な部品のひとつである。


What is the news?

2017/1期3Qは売上高が前年同期比53.6%増の20.04億USDと過去最高を更新した。また、営業利益は同2.6倍の6.39億USD、純利益が同2.2倍の5.42億USDと好調だった。調整後EPSは0.940USDと市場予想の0.687USDを大幅に上回った。ゲーム機器向けの高速処理GPU製品の需要が高まり、新製品「Pascal」を含むGPUの売上高が同52.9%増の16.97億USDと好調で全体の売上を引き上げた。また、クラウドコンピューティングの普及を背景にデータセンター事業の売上が同2.9倍に拡大した。

供給先市場別では5事業のうち4事業は増収。主力のゲーム関連事業は前年同期比63.5%増の12.44億USDと全体の6割超を占めている。ゲーム機器向けの高速処理GPUの需要増で新GPU「Pascal」の売れ行きが好調だった。クラウドコンピューティングの普及を背景に、データセンター事業は同2.9倍の2.4億USDとなった。車載や自動車操縦関連の売上高は同60.8%増の1.27億USDとなった。自動運転システムに使われる総合型プロセッサ「Tegra」の売上高が同86.8%増と収益を牽引。また、可視化事業(PV)は同8.9%増の2.07億USDと堅調だった。一方、委託製造やIPアドレスの特許収入は同3.6%減の1.86億USDとなった。

地域別では6地域全て増収。台湾が前年同期比45.0%増収の7.47億USD、中国が同48.9%増収の3.41億USDと主力のアジア2市場は共に好調。その他アジアパシフィックは同70.7%増収の3.09億USDと増収率が高い。また、欧州、米国やその他米州は何れも2桁の増収となった。

 

How do we view this?

同社は日本のファナック(6954)と技術提携し、ファナックが工場自動化や生産性改善を進める「工場のIoT化」構想に参画する。今後の動向に注目したい。2017/1期4Q(2016/11-2017/1)の会社計画は売上高が前年同期比49.9%増の21億USD、売上総利益率が59.0%、設備投資額が4,500-5,500万USDである。通期の市場予想は売上高が前期比35.9%増の68.08億USD、純利益が同2.5倍の15.13億USDである。

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配当予想(USD) 0.48 (予想はBloomberg)
終値(USD) 91.88 (2016/12/5)

会社概要
1993年設立の半導体大手。コンピュータのグラフィックス(画像)処理や演算処理の高速化を主な目的とするGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)を開発・販売する。また、関連ソフトウエアの開発も手掛けている。

企業データ(2016/12/5)
ベータ値1.67
時価総額(百万USD) 49,523
企業価値=EV(百万USD) 45,897
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 788


主要株主(2016/12) (%)
1. FMR 14.78
2. Vanguard Group 7.69
3. BlackRock 6.13
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)



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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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