個別銘柄レポート:マイクロン・テクノロジー

半導体市況の回復見込みから業績改善が期待される

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ナスダック| 半導体装置 | 業績レビュー

BLOOMBERG MU:US | REUTERS MU.OQ

  • 2016/8期4Q(6-8月)は売上高が前年同期比10.6%減の32.17億USD、純利益は前年同期の4.71億USDから▲1.70億USDに転じた。
  • 主力の半導体メモリーDRAMとNAND型フラッシュメモリーの販売数量が増加したが、DRAMの価格の下落などが売上高に響いた。
  • 2017/8通期の市場予想は売上高が前期比20.7%増の149.64億USD、純利益が10.08億USDと前期の▲2.76億USDから黒字に転じる見通し。


What is the news?

2016/8期4Qは売上高が前年同期比10.6%減の32.17億USDとなった。主力の半導体メモリーDRAMとNAND型フラッシュメモリーの販売数量が増加したが、DRAMの価格が下落したことなどが売上高に響いた。DRAMの販売数量は3Q(3-5月)に比べて20%増、NAND型フラッシュメモリーが同12%増となった。ただ、平均販売価格はDRAMが同6%減、NAND型は横ばいだった。また、リストラ関連費用や研究開発費が嵩んだほか、資産減損の発生も利益を押し下げ、純利益は前年同期の4.71億USDから▲1.70億USDに転じた。ただ、調整後EPSは▲0.05USDと市場予想の▲0.084USDを上回った。
4部門が全て減収となった。主力のコンピュータネットワーキングビジネス(CNBU)は前年同期比3.9%減の12.5億USDに留まったが、モバイルビジネス(MBU)は同30.0%減の6.71億USDとなった。また、ストレージビジネス(SBU)は同10.6%減の7.58億USD、エンベデッド(※)ビジネス(EBU)は同8.0%増の5.13億USDとなった。
(※)エンベデッド:配線板に埋め込まれる部品・技術。

新聞報道によれば、同社が出資先の台湾DRAM大手「イノテラ・メモリーズ」に対する完全子会社化が7月に完了する予定であったが、条件交渉の長期化から12月前半に延長する見込み。今後の動向に注目したい。


How do we view this

4Qは純利益が赤字となったものの、同社CEOは「一部の主力事業に対して市場の需給が改善しており、市況が回復していると見られる」と楽観的な見通しを述べた。2017/8期1Q(9-11月)について、同社は売上高35.5億-38.5億USD、EPS0.13-0.21USDを見込み、共に市場予想を上回る見通し。通期の市場予想は売上高が前期比20.7%増の149.64億USD、純利益が10.08億USDと前期の▲2.76億USDから黒字に転じる見通し。

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配当予想(USD) 0.00 (予想はBloomberg)
株価(USD) 17.13 (2016/10/14)

会社概要

1978年設立の半導体メーカー。子会社を通じて、 DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメ モリー)、SRAM(記憶保持動作が不要な同メモリー) 、フ ラッシュ・メモリーなどの半導体部品やメモリーモジュー ル を製造、販売している。

企業データ(2016/10/14)
ベータ値1.50
時価総額(百万USD) 17,788
企業価値=EV(百万USD) 23,733
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 419,658


主要株主(2016/10) (%)
1. Vanguard Group 7.57
2. BlackRock 6.78
3. Primecap Management 5.68
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)


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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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