個別銘柄レポート:フェイスブック

好調なモバイル広告が続いているなか、AI 関連事業の進展に注目したい

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ニューヨーク | インターネットメディア | 業績レビュー

BLOOMBERG FB:US | REUTERS FB.N

  • 2016/12期1Q(1-3月)は売上高が前年同期比51.9%増の53.8億USD、純利益が同3倍の15.1億USDとなった。
  • 広告収入の8割超を占めたモバイル広告事業が好調で全体の広告事業の売上高は同56.8%増となった。
  • 2016/12通期の市場予想は売上高が前期比45.1%増の260.2億USD、純利益が同99.2%増の73.1億USDである。


What is the news?

2016/12期1Qは売上高が前年同期比51.9%増の53.8億USD、純利益が同3倍の15.1億USDとなった。調整後EPSは0.77USDと市場予想の0.63USDを上回った。主力の広告収入は同56.8%増と大幅増収となった。広告収入の8割超を占めているモバイル広告事業が引き続き好調に推移した。
事業別では、課金手数料収入は前年同期比19.9%減の1.8億USDとなった。個人PCでフェイスブックを利用する人が減少していることに伴い、PCゲームからの課金手数料は大幅に減少。一方、モバイル上のユーザー数は大幅増とともに広告収入の8割超を占めたモバイル広告事業が好調で全体の広告事業の売上高は同56.8%増の52億USDとなった。
地域別の売上高を見ると、4地域は全て2桁の増収に達した。アジア・パシフィックの増収率は59%ともっとも高い。主力の米国&カナダの売上高は同57.6%増の27.4億USDと全体の50.9%を占めた。また、欧州やその他地域の増収率がそれぞれ43.9%、33.6%といずれも好調。
1Qのデイリーユーザーは前年同期比16.5%増の10億9,000万人、モバイル端末経由のデイリーユーザーは同23.9%増の9億8,900万人となった。2016/3末の月間ユーザーは前年比14.8%増の16億5,400万人、モバイル端末経由の月間ユーザーは同20.8%増の15億800万人と全体の9割超となった。


How do we view this?

1Qの設備投資額は前年同期比2.3倍と引き続き拡大。特に、AI(人工知能)やVR(仮想現実)映像端末などの研究開発費は同2桁増となった。また、同社は利用者数約10億人を抱えている「Facebook Messenger」を介して利用者が企業とコミュニケーションを取るため、「Messenger Platform beta」プログラムを発表。同プログラムは高度なAIを搭載するチャットボットを導入し、顧客の質問への回答、カスタマー・サポート、eコマースの手続き説明、注文・発注の操作などの実現を目指している。2016/12通期の市場予想は売上高が前期比45.1%増の260.2億USD、純利益が同99.2%増の73.1億USDである。

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配当予想(USD) 0.00 (予想はBloomberg)
株価(USD) 120.50 2016/5/10

会社概要
2004年に創業されたソーシャルネットワーク・ウェブサイトの運営会社である。人々にコミュニケーションを通じて、アクセス可能な世界を提供することを使命としている。フェイスブックを利用することで、友人や家族との繋がりを通して世界中の出来事を知り、共有し、思いや感情を表現することが可能となる。アジアパシフィック、欧州、米国やカナダを中心に展開している。

企業データ(2016/5/10)
ベータ値 0.98
時価総額(百万USD) 345,016
企業価値=EV(百万USD) 324,395
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 3,717
 

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主要株主(2016/5) (%)
1. FMR LLC 6.45
2. VANGUARD GROUP, INC. 5.70
3. BLACKROCK 5.68
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)


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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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