個別銘柄レポート:フォード・モーター

1-2月の新車販売は堅調、2016/1Q(1-3月)の業績に寄与する見通し

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ニューヨーク | 自動車 | 業績レビュー

BLOOMBERG F:US | REUTERS F.N

  • 2015/12期4Q(10-12月)は売上高が前年同期比12.3%増の403.0億USD、純利益は18.7億USDと前年同期の▲25.2億USDから黒字に転換した。
  • 中南米の業績は不振となったが、主力の北米市場やアジアパシフィック市場の業績が好調だったほか、欧州の黒字回復も新興国の業績不振を打ち消した。
  • 2016/12通期の市場予想は売上高が前期比2.2%減の1,462.4億USD、純利益は同5.8%増の78.0億USDである。


What is the news?

2015/12期4Qは売上高が前年同期比12.3%増の403.0億USD、税引き前利益が同2倍の26.1億USD、純利益が18.7億USDと前年同期の▲25.2億USDから黒字に転換した。調整後EPSは0.58USDと市場予想の0.51USDを上回った。中南米の業績は不振となったが、主力の北米市場やアジアパシフィック市場の業績が好調だったほか、欧州の黒字回復も新興国の業績不振を打ち消した。また、4Qの販売台数は同12.3%増の177万5,000台となった。
地域別の税引き前利益は、主力の北米市場が前年同期比25.7%増の20.3億USDとなった。ガソリン価格の下落を受けて北米市場で主力のピックアップトラック「F150」など利益率の高い車種の販売が好調だった。アジアパシフィックは同4.7倍の4.4億USDと大幅な増益となった。また、欧州は1.3億USDと前年同期の▲3.0億USDから黒字に転換し、中東&アフリカも黒字で業績が改善した。一方、ブラジルの景気減速などを受け販売が低迷しており中南米市場は▲3.0億USDと前年同期の▲1.9億USDから赤字が拡大した。
2015/12通期の売上高は前期比3.8%増の1,495.6億USD、純利益は同6倍の73.7億USDとなった。通期の販売台数は同4.9%増の663万5,000台となった。「F150」を含むFシリーズの米販売台数は78万354台と34年連続で米国での最多販売モデルとなった。

How do we view this?

2月の米国新車販売ではSUVなど大型車の販売がけん引し、同社の販売台数が前年同月比20.2%増の21万6,045台と2月としては11年ぶりの高水準となった。1-2月の新車販売台数の合計は前年同期比8.8%増の38万8,523台と堅調で2016/12期1Q(1-3月)の業績に寄与すると見られる。2016/12通期の市場予想は売上高が前期比2.2%減の1,462.4億USD、純利益は同5.8%増の78.0億USDである。

配当予想(USD) 0.69 (予想はBloomberg)
株価(USD) 13.62 2016/3/7

会社概要
1903年に「世界の自動車王」と称されるヘンリー・フォードに創業された名門自動車会社。乗用車・トラックの設計・製造を行うほか、自動車関連の金融、リースなども提供している。

企業データ(2016/3/7)
ベータ値1.14
時価総額(百万USD) 54,065
企業価値=EV(百万USD) 41,432
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 474
 


主要株主(2016/3) (%)
1. Vanguard Group 5.90
2. Evercore Trus t Company 5.62
3. BlackRock 5.58
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)

 

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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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