個別銘柄レポート:アルファベット

グーグル事業が好調だったほか、通信など新事業での進展に注目したい

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  • 2015/12期4Q(10-12月)は売上高が前年同期比17.8%増の213.3億USD、純利益が同5.3%増の49.2億USD となった。
  • モバイルや動画向けを中心に広告事業が好調で、本業のグーグル事業※がけん引した。
  • 2016/12通期の市場予想は売上高が前期比3.7%減の722.5億USD、純利益が同17.8%増の192.6億USDである。


What is the news?

2015/12期4Qは売上高が前年同期比17.8%増の213.3億USD、純利益が同5.3%増の49.2億USD といずれも10-12月期として過去最高を更新。一時項目を除くベースのEPSは8.67USD と市場予想の8.08USD を上回った。モバイルや動画向けを中心に主力の広告事業が好調となり業績に寄与した。

事業別の売上高は主力のグーグル事業は広告収入の牽引から売上高が同17.7%増の211.8億USD と好調となったほか、その他事業「Other Bets」※の売上高は同42.5%増の1.5億USDと大幅に増収だった。また、事業別の営業利益は通信事業の設備投資や自動運転車の研究開発費などのコストは嵩んでおり「Other Bets」の営業利益が▲12.4億USD と前年同期の▲6.3億USD から赤字幅が拡大した。一方、グーグル事業が同29.7%増の67.7億USDとなった。

※グーグル事業:検索エンジン、広告、地図、Youtube、クラウド、アンドロイド、Chrome ブラウザやハードウェア製品など

※「Other Bets」:ブロードバンドインターネットを構築するGoogle Fiber、バイオテクノロジーのCalico、生命科学のVerily、投資のGoogle Capitalなど

How do we view this?

同社は新たに51.4万株の自社株を買い戻す計画を発表し、株主還元策を強化する方針。また、一部報道によれば、同社は太陽光発電ドローンなどによる第五世代移動通信システム(5G通信)計画「Project Skybender」を推進している模様。現在のLTE 通信に比べ40倍速い5G 通信による高速通信の実現を目指しており、今後の動向が注目される。2016/12通期の市場予想は売上高が前期比3.7%減の722.5億USD、純利益が同17.8%増の192.6億USDである。

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配当予想(USD) 0.00 (予想はBloomberg)
株価(USD) 717.64

会社概要
2015/10、持ち株会社として設立し、傘下にグーグルをもつ。グーグルは1998年設立、世界最大のウェブサーチエンジンのプロバイダーである。ウェブ画像、グループ、ディレクトリ、ニュース検索など、さまざまな検索オプションを提供している。主に検索・広告・クラウドコンピューティング(Apps ) ・モバイルAndroid・グーグルクロム・自動翻訳などグーグル事業のほか、ブロードバンドインターネット、バイオテクノロジーや生命科学などその他事業も行っている。

企業データ(2016/2/16)
ベータ値1.19
時価総額(百万USD) 483,414
企業価値=EV(百万USD) 410,385
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 1,843
 


主要株主(2016/2) (%)
1. FMR LLC 6.26
2. Vanguard Group 5.96
3. BlackRock 5.96
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)

 



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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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