個別銘柄レポート:ウォルト・ディズニー

「スター・ウォーズ」の新作公開で、興行と関連事業の相乗効果に期待したい

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  • 2015/9期4Q(7-9月)は売上高が前年同期比9.1%増の135.1億USD、純利益が同7.3%増の16.1億USDとなった。
  • 部門別の業績では、香港ディズニーランドの来場者数減や上海ディズニー・リゾートの開園前費用が利益をやや圧迫したが、主力の映画娯楽部門やケーブルテレビ(CATV)部門が好調だった。
  • 2016/9通期の市場予想は売上高が前期比6.7%増の559.7億USD、純利益が同11.5%増の93.5億USDである。

What is the news?

2015/9期4Q(7-9月)は売上高が前年同期比9.1%増の135.1億USD、純利益が同7.3%増の16.1億USDとなった。また、EPS は1.20USD と市場予想の1.14USD を上回った。香港ディズニーランドの来場者数は減少したが米国内のテーマパークの来場者数が増えた。また、上海ディズニー・リゾートの開業前費用が利益を圧迫したものの、主力の映画娯楽部門やCATV部門の増益が補った。
部門別の業績では、主力のCATV部門の売上高は同12.4%増の42.5億USDとなった。広告収入が伸びたほか、SECネットワーク(ESPNが有するTVチャンネル)の加入者増が寄与した。同部門の営業利益はスポーツ専門チャンネルのESPNがけん引役となり、同29.9%増の16.6億USD。映画娯楽部門の収入はほぼ前年同期と横ばいの17.8億USDとなったが、営業利益は5.3億USDと倍増した。地上波のABCテレビを有するBroadcasting放送部門の売上高は同9.7%増、営業利益がほぼ前年同期並みだったほか、消費者向け商品部門は2桁の増収増益となった。また、テーマパーク・リゾート部門は増収増益と堅調だったものの、米国内テーマパークでの来場者数増に伴い、支出が膨らんだ。一方、香港ディズニーランドの来場者数減やディスニーランド・パリのコスト増加などに加え、上海ディズニー・リゾートの開業前費用が一部の利益を押し下げた。


How do we view this?

2012年に傘下に収めた映像製作会社ルーカスフィルムは人気のSF映画「スター・ウォーズ」の新作「フォースの覚醒」を公開した。公開後の12日間に世界中の興行収入が10億USD、史上最短で10億の大台を達成し、今後の興行やテーマパーク、商品販売などの関連事業の売上高動向に注目したい。2016/9通期の市場予想は売上高が前期比6.7%増の559.7億USD、純利益が同11.5%増の93.5億USDである。


配当予想(USD) 1.39 (予想はBloomberg)
株価(USD) 105.86 2015/12/24

会社概要
1923年に設立、子会社、関連会社を通じてメディア・ネットワーク、パーク&リゾート、スタジオ・エンターテインメント(映画・音楽等)、コンシューマ・プロダクツ(商品ライセンス事業)、インタラクティブ(ネット接続端末向けサービス)と主要5部門を展開。傘下に米国の主要放送局のひとつであるABCとスポーツ専門放送局ESPNを納め、放送、ケーブルネットワーク、ラジオ、出版、デジタルビジネスを幅広く展開している。1955年にディズニーランドオープン以来、家族旅行やレジャー体験を提供し世界をリード。北米、ヨーロッパ、アジアにてテーマパーク、リゾート施設を展開している。

企業データ(2015/12/24)
ベータ値1.05
時価総額(百万USD) 175,005
企業価値=EV(百万USD) 192,229
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 1,087

 

 

主要株主(2015/12) (%)
1.LAURENE POWELL JOBS TRUST 7.87
2.VANGUARD GROUP INC 5.34
3.BLACKROCK 4.99

(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)



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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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