個別銘柄レポート:ギリアド・サイエンシズ

2015/12期3Qは大幅増収増益、C型肝炎治療薬のアジアでの展開に注目

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ナスダック | バイオテクノロジー| 業績レビュー

BLOOMBERG GILD:US | REUTERS GILD.O

  • 2015/12期3Q(7-9月)は売上高が前年同期比37.3%増の83.0億USD、純利益が同68.4%増の46億USDとなり、EPS は3.22USD と市場予想の2.88USDを上回った。
  • 好調なC型肝炎治療薬の販売がけん引したため、主力の抗ウイルス薬品の売上高が同38.9%増となった。
  • 2015/12通期の市場予想は売上高が前期比28.2%増の319.1億USD、純利益が同44.4%増の174.8億USDである。

What is the news?

2015/12期3Q(7-9月)は売上高が前年同期比37.3%増の83.0億USD、純利益が同68.4%増の46億USDとなり、EPS は3.22USD と市場予想の2.88USDを上回った。好調なC型肝炎治療薬の販売がけん引したため、主力の抗ウイルス薬品の売上高が同38.9%増となった。日本などその他海外市場(欧州を除く)でC型肝炎治療薬の主力製品である「ソバルディ」の売れ行きが好調だったほか、高価格帯のC型肝炎治療新薬「ハーボニ」の世界での販売も大きく伸びた。HIV&その他抗ウイルス薬の売上高は同6.5%増の29.0億USDと堅調に伸びた。また、心臓病、高血圧向けなどその他医薬品売上高は同20.0%増の5.1億USDとなった。
地域別の売上高では、主力の米国は前年同期比33.0%増の55.8億USDと全体の68%を占め、欧州は同17.0%増の16.7億USDとなった。アジアなどを含むその他海外市場の売上高は同1.9倍の9.6億USD、特に日本で販売されたC型肝炎治療新薬は業績に大きく寄与した。


How do we view this?

2015/12通期の会社計画は売上高が280-290億USDから290-300億USDへ上方修正となり、粗利益率が88-90%と従来予想から据え置きとなった。また、研究開発費は28-30億USDと従来計画の30-33億USDから引き下げられた。2015/12通期の市場予想は売上高が前期比28.2%増の319.1億USD、純利益が同44.4%増の174.8億USDである。また、新薬「ハーボニ」が7月に日本での製造販売が認可されたほか、主力のC型肝炎治療薬「ソバルディ」は香港、シンガポールで認可を取得した。今後、「ソバルディ」はアジアでの割合が急速に高まる可能性があり業績の拡大が期待できよう。


配当予想(USD)1.29 (予想はBloomberg)
株価(USD)104.53 2015/11/17


会社概要

1987年に創立。遺伝子組み換えなどの技術を使い、生命に危険を及ぼす難病に対する治療法の研究、開発、商品化を展開するバイオ製薬大手である。主にHIV/AIDS、肝炎、重度の心循環系と呼吸器系疾患の治療薬に注力している。同社は米国に拠点を置き、米州、欧州、アジア・パシフィックで30ヵ国・地域で展開している。

企業データ(2015/11/17)

ベータ値1.09
時価総額(百万USD) 150,647
企業価値=EV(百万USD) 148,292
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 1,207
 

主要株主(2015/11)(%)

1. BlackRock 6.25
2. Capi ta l Group Companies 6.08
3. Vanguard Group 5.96
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)



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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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