個別銘柄レポート:バンク・オブ・アメリカ

利益は黒転だったが、低金利市場で動向に注目する

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ニューヨーク | 銀行 | 業績レビュー

BLOOMBERG BAC:US | REUTERS BAC.N

  • 2015/3Q(7-9 月)の営業収益は前年同期比2.4%減の209.1 億USD となったものの、市場予想の207.7 億USD を上回った。純利益は45 億USD と前年同期の▲2 億USD から黒字に転じた。
  • 全5 事業のうち2 事業が増益、2 事業が黒転となった。グローバル・インベストメント・ウエルスマネジメント事業やグローバルバンキング事業は前年同期の赤字から黒字に転換した。訴訟費用の削減も奏功した。
  • 2015/12 通期の市場予想は営業収益が前期比10.6%減の850.6 億USD、純利益が同3.5 倍の166.9 億USD である。

What is the news?

2015/3Q の営業収益は前年同期比2.4%減の209.1 億USD となったものの、市場予想の207.7 億USD を上回った。純利益は45 億USD と前年同期の▲2 億USD から黒字に転じた。7-9 月期の訴訟関連費用は2.3 億USDと前年同期の60 億USD から大きく減少し収益が拡大。EPS は0.37USD と市場予想の0.33USD を上回った。
商業ローンの伸びは続いたが、長引く低金利の環境から利ざやが縮小したほか、消費者向けローンが伸び悩み主力の純金利収入は同6.7%減の97.4 億USD。住宅ローン事業やカード事業の伸びで手数料を含む非金利収入が同1.6%増の111.7 億USD となった。また、預金残高は同4.5%増の1 兆1,620 億USD。貸出・リース残高はほぼ前年同期並みの8,877 億USD となった。
全5 事業のうち2 事業の純利益は増益となり、2 事業は黒字転換。クレジットカードや住宅ローン、モバイルバンキングが好調で主力のコンシューマーバンキング事業の純利益は同5.1%増の17.6 億USD となっ た。グローバル・インベストメント・ウエルスマネジメント事業は同6.6億USD と前年同期の▲1.6 億USD から黒字に転じた。グローバルバンキング事業は12.8 億USD と前年同期の▲2.4 億USD から大幅に改善した。また、グローバルマーケット事業は同約6 割増の10.1 億USD。一方、住宅ローン関連のサービスを提供するLegacy Assets&Servicing 事業は2.0 億USD の損失となった。


How do we view this?

同社のモイニハンCEO は「低金利、低成長環境という逆風のなか、バンカメの業務は順調に進展を見せている」と述べた。ただ、「特に債券市場で夏の終わりに見られた市場の動揺は、引き続き課題となっている」と話した。


会社概要

1928年に設立した米銀行大手。銀行、投資、資産管理、リスク管理商品とサービスなどを提供している。子会社にはモーゲージ貸付会社、投資銀行、証券ブローカーなどがある。同行は全米の50州、世界中35以上の国・地域で展開している。

企業データ(2015/10/28)

ベータ値1.11
時価総額(百万USD) 180,376
企業価値=EV(百万USD) -
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 1,440
 

主要株主(2015/10)(%)

1. BLACK ROCK 5.51
2. VANGUARD GROUP INC 5.47
3. STATE STREET CORP 4.09
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)



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本レポートの作成者:公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員庵原浩樹
フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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