個別銘柄レポート:レイセオン

北朝鮮や中東の脅威により増収増益、米軍事費拡大の恩恵も期待

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ニューヨーク| 防衛元請業| 業績レビュー
BLOOMBERG RTN:US| REUTERS RTN.O

  • 2017/12期3Q(7-9月)は、売上高が前年同期比4.5%増の62.84億USD、純利益が同5.1%増の5.72億USDであった。EPSは1.97USDと市場予想の1.90 USDを上回った。
  • 北朝鮮や中東の脅威から安全保障の重要性が高まり、海外を中心に増収となった。
  • 2017/12通期会社計画を上方修正。売上高が253-256億USD(従来予想251-256億USD)、調整後EPSが7.45-7.55 USD(同7.35-7.50 USD)となった。2017/12通期市場予想は、売上高が前期比5.4%増の253.69億USD、当期利益が同0.4%増の22.18億USD、調整後EPSは7.58 USDである。

 


What is the news?

2017/12期3Q(7-9月)は、売上高が前年同期比4.5%増の62.84億USD、純利益が同5.1%増の5.72億USDであった。EPSは1.97 USDと市場予想の1.90USDを上回った。北朝鮮や中東の脅威から安全保障の重要性が高まり、海外を中心に増収となった。

セグメント別では、統合防衛システム部門(IDS)は売上高が前年同期比4.3%増の13.91億USD、営業利益が同9.5%増の2.31億USD、インテリジェンス・情報部門(IIS)は売上高が同0.6%増の15.43億USD、営業利益は同8.9%減の1.12億USD、ミサイルシステム部門(MS)は売上高が同9.9%増の19.45億USD、営業利益が同19.1%増の2.80億USD、宇宙・航空システム部門(SAS)は売上高が同0.4%増の15.97億USD、営業利益が同1.4%減の2.12億USDであった。


How do we view this?

2017/12通期の会社計画を上方修正。売上高が253-256億USD(従来予想251-256億USD)、調整後EPSが7.45-7.55USD(同7.35-7.50 USD)となった。2017/12通期の市場予想は、売上高が前期比5.4%増の253.69億USD、当期利益が同0.4%増の22.18億USDである。海外顧客からのパトリオットミサイル防衛システムの需要が強く、2017/12期では3度目の上方修正である。2017/12通期の市場予想は、売上高が前期比5.4%増の253.69億USD、当期利益が同0.4%増の22.18億USD、調整後EPSは7.58 USDである。

トランプ大統領は就任以降、軍事費増額の姿勢を貫いていることから、国内での収益拡大も期待される。10/4には議会の国防関連委員会が北朝鮮などによる脅威に対抗するためミサイル防衛プログラムに他の予算から4億USD強を振り向けることを承認。地上発射式迎撃ミサイルとセンサーの追加配備やミサイル防衛システムを備えた海軍艦艇のアップグレードに充てることとなった。

配当予想(USD) 3.13 (予想はBloomberg)
株価(USD) 184.94 2017/11/9

会社概要
1922年創業の軍需製品メーカー。トマホーク、パトリオットなどのミサイルシステムのほか、ミサイル防衛、統合防衛システム、サイバー、統制システム、イメージセンサー、電子戦、精密誘導兵器などを手掛ける。民間政府向けとサイバーセキュリティーを専門とする。80ヵ国以上に顧客を持ち、従業員は世界に約6.3万人で多くが技術者である。

ベータ値0.77
時価総額(百万USD) 53,464
企業価値(百万USD) 56,591
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 249

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主要株主(2017/11) (%)
1.Vanguard Group 7.71
2.Blackrock 6.90
3.State Street Corp 4.28
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)



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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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