個別銘柄レポート:コーチ

ドル高の影響も2016年通期の市場予想は2桁の増益

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BLOOMBERG COH:US| REUTERS COH.N

  • 2016/6期3Q(1-3月)は売上高が前年同期比11.2%増の10.3億USD、純利益が同27.7%増の1.1億USDとなった。傘下に収めた「Stuart Weitzman」が売上高を大きく押し上げた。
  • 主力のブランド「コーチ」の売上高は前年同期比2.7%増の9.5億USDと全体の9割超を占めた。北米市場の増収率が1%台に留まったが、海外市場は引き続き堅調だった。
  • 2016/6通期の市場予想は、売上高が前期比7.3%増の44.9億USD、純利益が同22.5%増の4.9億USD である。


What is the news?

2016/6期3Qは売上高が前年同期比11.2%増の10.3億USD、営業利益が同8.3%増の1.3億USD、純利益が同27.7%増の1.1億USDとなった。調整後EPS は0.440USD と市場予想の0.414USD を上回った。主力の米国内の売上高は同1.2%増に留まったが、日本や欧州がけん引し海外の売上高が堅調に推移した。また、傘下に収めた女性の高級靴を中心に展開するブランド「Stuart Weitzman」の売上高や営業利益がいずれも黒字となり、全体の増収増益に寄与した。
事業別では、主力のブランド「コーチ」の売上高は前年同期比2.7%増の9.5億USDと全体の9割超を占めており、為替の影響を除くベースで増収率は4%と堅調だった。「コーチ」ブランドの売上高の半分以上を占める北米市場は増収率が1%台に留まった一方で、海外市場は増収率が4.7%と堅調に推移した。為替の影響を除くベースで、海外市場をけん引する日本市場の増収率は7%、欧州が2桁の増収率と好調だった。香港とマカオの低迷を背景に、中国市場の売上高は同2%増に留まった。また、「Stuart Weitzman」の売上高は7,900万USD、営業利益が700万USDとなった。
2016/3末、同社の世界店舗数は、「コーチ」が965店舗と前期比9店舗が減少した。北米で16店舗の閉店が影響を及ばした。また、「Stuart Weitzman」は新規1店舗を開業し61店舗である。


How do we view this?

2016/6通期の会社計画はドル高の影響を背景に売上高の増収率が1桁前半、営業利益率が10%半ばから10%後半を見込んでいる。通期の市場予想は売上高が前期比7.3%増の44.9億USD、純利益が同22.5%増の4.9億USD である。

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配当予想(USD) 0.00 (予想はBloomberg)
株価(USD) 40.61 2016/5/10

会社概要
1941年にNYで創業された高級皮革製品メーカーである。バッグ、カバン、アクセサリー、レザー上着、手袋などのほか、時計、靴、香水、眼鏡なども手掛けている。

企業データ(2016/5)
ベータ値 0.90
時価総額(百万USD) 11,291
企業価値(百万USD) 10,892
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 168
 

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主要株主(2016/5) (%)
1. VANGUARD GROUP 8.48
2. DODGE&COX 6.25
3. BLACKROCK 5.61
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)



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本レポートの作成者:公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員庵原浩樹
フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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