個別銘柄レポート:アンダーアーマー

新着装型アプリの披露、IBM人工知能との提携などで集客力の向上が注目される

bg_sports_1451601

ニューヨーク | スポーツ用品| 業績レビュー

BLOOMBERG UA:US | REUTERS UA.N

  • 2015/12期4Q(10-12月)は売上高が前年同期比30.8%増の11.7億USD、純利益は同20.4%増の1.1億USDとなった。
  • セグメント別の5事業は全て増収。主力のアパレル、アクセサリーなどの販売が好調に推移したほか、スポーツシューズの増収幅が目立った。
  • 2016/12通期の市場予想は売上高が前期比25.8%増の49.8億USD、純利益が同25.0%増の2.9億USDである。

What is the news?

2015/12期4Qは売上高が前年同期比30.8%増の11.7億USDとなった。純利益は同20.4%増の1.1億USD 、EPS は0.48USD と市場予想の0.46USD を上回った。セグメント別の5事業は全て増収、アパレル、アクセサリーなどの販売が好調に推移したほか、人気商品のけん引でスポーツシューズの販売も大幅に拡大した。また、ライセンス収入やConnected Fitness※事業も大幅な増収だった。
Connected Fitness:インターネット、スマホや関連アプリなどを通じてユーザーの健康、フィットネスや栄養を管理するデジタルプラットフォーム。
トレーニング、ランニング、ゴルフやバスケットボールの関連商品のけん引で主力のアパレルの売上高は前年同期比22.2%増の8.6億USDと好調、売上高全体の73.9%を占めている。また、スポーツシューズの売上高はほぼ前年同期の2倍の1.7億USDと拡大した。NBAの2014-2015年シーズンの最優秀選手であるステフィン・カリーの人気スポーツシューズおよび関連商品の販売が好調であった。新商品のバッグの発売が売上高を押し上げ、アクセサリーは同23.0%増収となった。また、ライセンス収入は同42.6%増、Connected Fitness事業の売上高が前年同期の3.2倍と大きく拡大した。2015/12末に、Connected Fitnessのデジタルプラットフォームで登録した個人ユーザー数が約1.6億人となった。2016年の家電見本市(CES)で同社は健康やフィットネスを管理する新装着型アプリUA Recordを披露し、デジタル技術の革新からConnected Fitnessの売上拡大が期待される。

How do we view this?

2016/12通期の会社計画は売上高が前期比25%増の49.5億USD、営業利益が同23%増の5.0億USDと従来予想を据え置いた。また、同社はIBMと提携、自社のウェアラブルから収集したデータをIBMの人工知能「Watson」で分析し利用者に最適な健康管理の提案を目指している。2016/12通期の市場予想は売上高が前期比25.8%増の49.8億USD、純利益が同25.0%増の2.9億USDである。

phillip_fig_google_feb_01

配当予想(USD) 0.00 (予想はBloomberg)
株価(USD) 82.97 2016/2/17

会社概要
1996年に創業したスポーツ用のブランド衣料を開発・販売するメーカー。男性、女性、および若者向けにスポーツ用のブランド衣料を開発・販売する。合成マイクロファイバー素材を使った多様なアパレル・アクセサリーをデザイン・販売する。また、フィットネス関連アプリ会社を買収し、デジタルヘルス・フィットネス業界で業容が拡大している。

企業データ(2016/2/17)
ベータ値1.05
時価総額(百万USD) 17,906
企業価値=EV(百万USD) 18,445
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 337,786
 


主要株主(2016/2) (%)
1. Vanguard Group 8.43
2. FMR LCC 7.96
3. Jenni son As sociates LLC 7.20
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)

 



【レポートにおける免責・注意事項】
本レポートの発行元:フィリップ証券株式会社〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町4番2号
TEL:03-3666-2101 URL: http://www.phillip.co.jp/
本レポートの作成者:公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員庵原浩樹
フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。フィリップ証券は、レポートを提 供している証券会社との契約に基づき対価を得ております。当資料に記載されている内容は投資判断の参考として筆者の 見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身 の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害につ いても責任を負いません。当資料の一切の権利はフィリップ証券株式会社に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じま す。
<日本証券業協会自主規制規則「アナリスト・レポートの取扱い等に関する規則平14.1.25」に基づく告知事項> 本レポートの作成者であるアナリストと対象会社との間に重大な利益相反関係はありません。

本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありませ ん。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。

無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

投資手法・戦略ガイド

  • 取引の過ち

    金融取引において心理状態は重要な要素であり、どのように取引を理解し反応するかが成功に大きな影響を与えます。ここでは、取引での心理状態についていくつかの要素を紹介し、気を付けるべき一般的な過ちを確認していきます。

  • 取引所と価格

    商品は、ほぼすべての製品の裏側の不可欠要素として、近代経済になくてはならないものです。不安定ながらも価値の高い天然資源が、幅広い取引の世界でどのような位置を占めるのか学んでいきます。

  • 「売り」取引とは

    売りポジションの保有から取引をスタートする事により下落市場で利益を得たり、既に保有している金融資産のリスクヘッジを行うことができます。このセクションでは「売り」取引の仕組みについて学びます。