個別銘柄レポート:アマゾン・ドット・コム

2015/12期3Qは黒転、書店実店舗の開店で業績拡大に期待

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ナスダック | E コマース | 業績レビュー

BLOOMBERG AMZN | REUTERS AMZN.O

  • 2015/12期3Q(7-9月)は売上高が前年同期比23.2%増の253.6億USD、純利益は前年同期の▲4.4億USD から7,900万USDの黒字に転じた。EPSは0.17USDと市場予想の▲0.13USDを上回った。
  • 主力の北米市場の売上高が拡大したほか、大きく伸びたクラウド事業の「AWS」(アマゾン・ウェブ・サービス)も寄与した。
  • 2015/12通期の市場予想は、売上高が前期比20.4%増の1,071.1億USD、純利益が8.8億USDと前年同期の▲2.4億USDから黒字に転換する見通し。

What is the news?

2015/12期3Q(7-9月)は売上高が前年同期比23.2%増の253.6億USDと市場予想の249億USDを上回った。純利益は前年同期の▲4.4億USD から7,900万USDの黒字に転じた。EPSは0.17USDと市場予想の▲0.13USDを上回った。北米市場を中心とする小売の売上高が拡大したほか、クラウドサービス「AWS」事業も好調だった。また、20周年記念セールの効果が出た。
セグメント別の売上高は、主力の北米事業が同28.3%増の150.1億USD、このうち本業の電気&雑貨を中心とするEコマースが好調だった。海外事業は同7.2%増の82.7億USD、Eコマースの売上高が同2桁増となった。また、「AWS」事業は同78.4%増の20.9億USD、全体の売上高の8.2%を占めた。同事業の営業利益は同5.3倍の5.2億USDに達成し、収益のけん引役として注目されている。
11/3、同社はシアトル市内で「アマゾン・ブックス」という書店を開店した。同社初の実店舗として数千冊の書籍を販売しているほか、電子書籍端末「Kindle」、タブレット端末「Fire Tablet」、音声アシスタント端末「Echo」や映像配信端末「Fire TV」など同社製造電子機器も揃えている。実店舗の展開を通じた商品のリアル体験の強化により、商品の販売拡大が期待できる。


How do we view this?

2015/12期4Q(10-12月)の会社計画は売上高が前年同期比14%-25%増の335.0億-367.5億USDと市場予想の351億円を上回る見込みで業績上振れの可能性がある。また、2015/12通期の市場予想は、売上高が前期比20.4%増の1,071.1億USD、純利益が8.8億USDと前年同期の▲2.4億USDから黒字に転換する見通し。


配当予想(USD)0.00 (予想はBloomberg)
株価(USD)642.35 2015/11/13



会社概要

1994年設立のオンラインショッピングサイトを運営。インターネット上で書籍、音楽関連商品、コンピュータ、電子機器、家屋、庭園向け製品、食品、ファッション関連商品などを販売。カスタマイズされたショッピングサービス、ウェブを使ったクレジットカード決済、商品直送サービスなども提供している。2007年よりキンドル(電子書籍端末)を発売。電子書籍端末の市場シェアを伸ばしている。

企業データ(2015/11/11)

ベータ値0.97
時価総額(百万USD) 301,109
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 2,348
 

主要株主(2015/11)(%)

1.BEZOS JEFFREY P 17.69
2.CAPITAL GROUP COMPANIES INC 8.48
3.VANGUARD GROUP 4.61
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)



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本レポートの作成者:公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員庵原浩樹
フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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