40年以上の歴史
世界約185,000名の顧客
15,000以上のCFD銘柄を提供

個別銘柄レポート:マイクロン・テクノロジー

需要増、市況上昇で今期も収益は大幅拡大へ

bg_tech_1431929

ナスダック | 半導体 | 業績レビュー

BLOOMBERG MU:US | REUTERS MU.OQ

  • 2017/8期4Q(6-8月)は、売上高が前年同期比90.8%増の61.38億USD(市場予想は59.7億USD)、純利益は23.68億USD(前年同期は1.70億USDの赤字)と黒字転換。
  • 需要増、DRAM平均価格の8%上昇など売上高、純利益ともに過去最高を更新。調整後EPS は2.02 USDと市場予想1.84 USDを上回った。
  • 2018/8通期市場予想は売上高が前期比19.4%増の242.70億USD、当期利益が同61.4%増の82.11 億USDである。


What is the news?

2017/8期4Q(6-8月)は売上高が前年同期比90.8%増の61.38億USD、営業利益は25.02億USD、純利益は23.68億USDと営業利益、純利益ともに黒字転換となった。調整後EPSは2.02 USDと市場予想の1.84 USDを上回った。前四半期比では売上高は10.3%増となった。

4Qは販売数量が、DRAM(半導体記憶素子)で前期比3%、NAND型フラッシュメモリーで同5%伸びたことに加え、平均販売価格がそれぞれ前期比8%、同5%上昇したことなども寄与した。売上高営業利益率も改善しており、前四半期の46.9%に対し今期は50.7%と改善した。

事業部門別の収益は以下の通り。主力のコンピューター・ネットワーク部門(CNBU)は売上高が同2.3倍の28.5億USD、営業利益が同160倍の16.0億USD、モバイル部門(MBU)は売上高が同75.9%増の11.8億USD、営業利益は黒字転換し3.64億USD。ストレージ部門(SBU)は売上高が同71.5%増の13.0億USD、営業利益が黒字転換の2.50億USD、エンベデッド部門(※)(EBU)は売上高が同61.2%増の8.27億USD、営業利益が2.5倍の3.48億USDとなり、4部門は全て好調だった。

(※)エンベデッド:自動車、産業、家電製品向けに販売されているメモリー製品など半導体の組み込み部門

 

How do we view this?

2018/8期1Q(9-11月)会社計画は、売上高が61-65億USD(市場予想61億USD)、調整後EPSは2.09-2.23 USD(同1.84USD)と売上高、EPSとも市場予想を上回った。1Qの粗利益率は50-54%、営業利益は26.5-28.5億USDを同社は見込んでいる。通期市場予想は、売上高が前期比19.4%増の242.70億USD、当期利益が同61.3%増の82.11 億USDである。

半導体業界における設備投資抑制を背景に、コンピューター・携帯端末向けの半導体メモリーやストレージ用のチップは供給不足の状態にある。また自動車やデータセンターなどあらゆる分野にコンピューター機能が追加され電子部品市場が拡大していることがあり、今後も販売価格の上昇が続くと予想される。

phillip_fig_Micron_Sep17_01
配当予想(USD) 0.13 (予想はBloomberg)
株価(USD) 40.37 2017/10/3

会社概要
1978年創業の半導体業界の世界トップ企業の一角。世界最先端のDRAM、フラッシュメモリーなどを設計、構築しパテントは2.6万件超。世界18ヵ国、従業員は3万人を超える。自動車、VRメガネ、4KTVなど家電及びコネクテッドホーム、産業用機械向けなどサービスを提供。

企業データ(2017/10/3)
ベータ値1.36
時価総額(百万USD) 44,975
企業価値=EV(百万USD) 50,913
3ヵ月平均売買代金(百万USD) 956

phillip_fig_Micron_Sep17_02
主要株主(2017/10) (%)
1. Vanguard Group 6.51
2. BlackRock 5.61
3. PRIMECAP Management Company 5.30
(出所:Bloombergをもとにフィリップ証券作成)
 


【レポートにおける免責・注意事項】
本レポートの発行元:フィリップ証券株式会社〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町4番2号
TEL:03-3666-2101 URL: http://www.phillip.co.jp/
本レポートの作成者:公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員庵原浩樹
フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。フィリップ証券は、レポートを提 供している証券会社との契約に基づき対価を得ております。当資料に記載されている内容は投資判断の参考として筆者の 見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身 の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害につ いても責任を負いません。当資料の一切の権利はフィリップ証券株式会社に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じま す。
<日本証券業協会自主規制規則「アナリスト・レポートの取扱い等に関する規則平14.1.25」に基づく告知事項> 本レポートの作成者であるアナリストと対象会社との間に重大な利益相反関係はありません。

本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありませ ん。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。

無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

投資手法・戦略ガイド

  • 外国為替市場

    世界最大で最も流動性の高い金融市場の仕組みについて理解します。どのように国際通貨が取引されているかをご説明し、ポピュラーマーケットの取引を開始する前に知っておくべき重要ポイントを押さえます。

  • マーケット注文(ロット優先)

    ポジションを保有・清算できるいくつかの方法を学びます。単純な直接取引から、人がいなくても自動で指示を出すような取引までいろいろあります。注文取引により、利益額をあらかじめ設定したり損失額に対してストップをかけたりできます。複数の注文方法を紹介するとともに、利用方法を説明いたします。
     

  • 市場を動かす要因

    商品は、ほぼすべての製品の裏側の不可欠要素として、近代経済になくてはならないものです。不安定ながらも価値の高い天然資源が、幅広い取引の世界でどのような位置を占めるのか学んでいきます。