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米国ウィークリー 2017/6/13号

ハイテク株の押し目は好機か?

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  • 6/9、NYダウが最高値を更新した一方、ナスダックは前日比1.80%安と大幅下落となった。米系大手証券のアナリストがフェイスブック(FBアマゾン・ドット・コム(AMZNアップル(AAPLマイクロソフト(MSFTアルファベット(GOOGLの株価反転リスクが高まっていることを指摘した。

    これら企業の頭文字による「FAAMG」株は、ボラティリティーが低水準にあり投資家によるリスク判断の過小評価につながり、状況が変化した際の下押しリスクを高めている可能性があるとしている。米国の主要3指数は高値圏で堅調な推移が続き、米国株の予想変動率を示すボラティリティー指数(VIX)は10台前半と極めて低位の推移が続いている。低ボラティリティーはFAAMGなどハイテク株に限らず、米国株全般に及んでいると言えよう。
  • トランプ政権のロシア関連疑惑や経済政策への期待後退など株価下押し材料があるものの、好調な企業業績や緩やかな利上げペース予想が株価の押し上げ要因になっていると見られる。6/9現在、S&P500構成企業の2017/2Q(4-6月)の増益率は前年同期比7.3%増、2017/12通期では前期比12.2%増が見込まれており、ハイテクセクターは2Qで前年同期比13.8%増、通期では前期比18.8%増の見通し。2018/12期、2019/12期も2桁増益が見込まれている。
     

    S&P500の今期予想PERは18倍台後半と2015年以降の15-19倍のレンジの上限近辺だが、業績拡大局面にあること、長期金利が未だ歴史的な低水準にあることから、PERの拡大は妥当と思われる。アマゾン・ドット・コム(AMZNは今期予想PERが100倍台半ばだが、来期以降も大幅成長が見込まれるため、現状のPER水準は許容できると考えている。また、アマゾン以外のFAAMG株は、今期予想PERが15-30倍程度であり、過剰な評価とは見ていない。WSTS(世界半導体市場統計)による世界の半導体市場の見通しは、2017年が前年比11.5%増の3,778億USDと昨秋の前回予測同3.3%増から上方修正され2016年実績の同1.1%増から伸びが加速する。世界景気が回復し、中国などスマホの販売拡大、IoTの普及や自動車の電装化進展などが需要を押し上げている。ハイテク企業の押し目は水準を見据え、投資の好機と捉えたい。(庵原)

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S&P500業種別およびNYダウ構成銘柄の騰落率(6/9現在)

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●6月13日(火) :
・5月の生産者物価指数(PPI)
・ゲーム見本市「E3」(ロサンゼルス、6/15まで)
OPEC 月報
・ZEW景況感指数

●14日(水) :
FOMC声明発表、経済予測公表とイエレンFRB議長会見
5月の小売売上高
・4月の企業在庫
・ユーロ圏4月の鉱工業生産

●15日(木) :
・6月のNY連銀製造業景況指数
・新規失業保険申請件数(6/10終了週)
5月の鉱工業生産
・6月のNAHB住宅市場指数

●16日(金) :
5月の労働市場情勢指数(LMCI
5月の住宅着工・建設許可件数
6月のミシガン大学消費者マインド指数(速報値)
・EU財務相理事会
・アジアインフラ投資銀行(AIIB)年次総会(済州、6/18まで)

●19日(月) :
・英国・EU「Brexit」交渉開始
・フランス国民議会(下院)選挙(第2回投票)

(Bloombergをもとにフィリップ証券作成)


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フィリップ証券リサーチ部アナリスト袁鳴
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