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米指標データ、FEDスピーカーそして米金利の反応

6月の米雇用統計を受け、米長期金利は反発ムードにあります。今週はその米長期金利の動向が外為市場のトレンドを左右すると思われます。変動要因は?ドル円とユーロドルのトレンドは?詳細はマーケットレポートをご覧ください。

Analysis Highlights

・米指標データ、FEDスピーカーそして米金利の反応

今週の外為市場は、米長期金利(以下米金利)の動向でトレンドが左右されよう。米金利の変動要因として注視すべきは、指標データとFEDスピーカーの言動である。前者で注視すべきはインフレ指標(CPI / PPI)である。6月雇用統計で堅調な雇用者数の伸びが確認できた。この結果を受け米金利は2.068%まで急上昇する展開に。だが、6月下旬以降のキャップ水準2.07%台の突破には失敗している。つまり、雇用者数の増加だけでこの水準を突破するには材料不足であった、ということである。市場が求める他の材料とは何か?それはFEDが重視しているインフレの上昇である。6月平均時給(前年同期比)の伸びを確認すると、市場予想(3.2%)を下回る3.1%となり、2019年2月以降、賃金の伸びは抑制傾向にあることが確認された。この状況はインフレ低下の要因である。実際、今週のインフレ指標データで低下傾向があらためて確認されるならば、米金利の反発基調は一過性の現象で終息しよう。一方、上記のインフレ指標データが総じて市場予想を上回るならば、米金利は雇用統計後の反発トレンドを維持しよう。
FEDスピーカーの言動も米金利の変動要因である。特に注視すべきはパウエルFRB議長による上下両院での議会証言である(10-11日)。あらためて経済の不確実性-特にインフレの低下に対する警戒心を示す同時に、利下げに踏み切る用意がある点を強調すれば、複数回の利下げに対する思惑を背景に米金利には低下圧力が高まろう。一方、経済成長に対する自信やインフレの低下は一時的との見方を示す場合は、複数回の利下げに対する市場の思惑が後退し、米金利には上昇圧力が高まろう。
外為市場のトレンドだが、米金利が再び低下する場合は、新興国通貨や資源国通貨を中心に米ドル安優勢の展開を予想する。一方、米金利の反発基調が続く場合は、対主要国通貨で米ドル買い優勢の展開を予想する。


【米長期金利】

米10年債利回り US 10 years yield

・ドル円とユーロドルの展望

株高基調の維持を想定する場合、今週のドル円は米金利の動向に左右されよう。米金利反発の局面で意識すべきレジスタンスポイントは、6月に上値を抑制した108.80である。このレベルを突破する場合、109円台の攻防シフトを予想する。109円台で注視すべきレジスタンスポイントは109.60レベルである。5月下旬にこの水準で上値が抑制される局面が散見された。108.80、109.00および109.50にはそれぞれオファーが観測されている。一方、米金利低下の局面では下値トライを警戒したい。だが、米株が大きく崩れない限り107円台の維持を予想する。ビッドが観測されている107.50の下方ブレイクは、107.00トライのシグナルとして意識したい。107.40および107.00にもビッドの観測あり。
ユーロドルも米金利にらみの展開となろう。短期サポートラインを大陰線で一気に下方ブレイクした状況を考えるならば、トレンドはベアである。よって、米金利上昇の局面では1.11台への反落を予想する。この場合、1.1180(6/18安値レベル)の攻防が焦点となろう。この水準を下方ブレイクする場合は、1.1150(6/3安値レベル)、1.1120(5/31安値レベル)および短期サポートラインの起点である1.1114(5/30安値)をサポートポイントと想定する。一方、米金利の低下局面では、21日MA(1.1293前後)の突破が焦点となろう。1.1170、1.1150および1.1120にはビッドが観測されている。一方、1.1300にはオファーの観測あり。

【ドル円】

USDJPY ドル円


【ユーロドル】

EURUSD ユーロドル

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