ウーバー、イーツ好調も配車事業は不振 時間外で株価一時4%超下落

5日の米株式市場の時間外取引でウーバーが通常取引終値を一時4%超下回る場面があった。7~9月期決算が市場予想に対し未達となったことが材料視された。コロナ禍での巣ごもり需要により料理宅配サービス「ウーバーイーツ」の売上高が前年同期比2.3倍に伸びた一方、配車サービスは不振が続いた。

5日の米株式市場の時間外取引で米配車サービス大手のウーバーテクノロジーズ<UBER>が通常取引終値を一時4%超下回る場面があった。2020年7~9月期決算が市場予想に対し未達となったことが材料視された。コロナ禍での巣ごもり需要により料理宅配サービス「ウーバーイーツ」の売上高が前年同期比2.3倍に伸びた一方、配車サービスは不振が続いた。

通常取引は前日比0.96ドル(2.34%)高の41.96ドルで終えた。時間外はこれを0.92ドル(2.19%)下回る41.04ドルで終了した。ウーバーは通常取引の終了後に決算を発表した。

売上高は前年同期比18%減の31億2900万ドル。ファクトセットがまとめた市場予想の31億9800万ドルに届かなかった。

4~6月期の売上高は29%減と18年1~3月期以降では初めて四半期ベースで減少しており、これで2四半期続けての減収となった。

売上高の内訳は、配車サービスなど移動サービス部門が53%減の13億6500万ドル。市場予想は16億6100万ドルだった。

一方、イーツを含む配達部門の売上高は14億5100万ドル。市場予想の12億4600万ドルを上回り、過去最高となった。配達部門の売上高が全体に占める割合は46%となり、2四半期連続で移動サービス部門を超えた。

最終損益は10億8900万ドルの赤字(前年同期は11億6200万ドルの赤字)。1株あたり損益は0.62ドルの赤字で、赤字幅は市場予想の0.61ドルよりも大きかった。

調整後EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前損益)ベースの損失は6億2500万ドルの赤字。前年同期から4000万ドル膨らんだ。市場予想は6億400万ドルの赤字だった。

カリフォルニア州住民投票

決算発表前の通常取引での株価の上昇は、米カリフォルニア州で3日に投開票された住民投票で配車サービス企業の運転手を個人事業主と定める住民立法案が賛成多数で可決されたことを好感して14%高となった4日からの流れを引き継いだもの。

可決された住民立法法案「提案22」は、単発の仕事を受注する「ギグワーカー」を保護する州法「AB5」の対象からの配車サービス運転手の除外を求めるもの。AB5が1月に制定されたことで、カリフォルニア州は州内の企業に対し、ギグワーカーを福利厚生も供与する従業員として扱うよう求めていた。

これにより、ウーバーを含む配車サービス企業の事業モデルが損なわれる事態が回避できたとの見方が広がった。


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