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焦点は米中対立報道と指標データで変わらず

トランプ米大統領の訪日イベントは無風で通過。焦点は引き続き米中対立に関する新たな動向です。この件について進展が見られない場合、市場の関心は指標データへシフトするでしょう。詳細は本日のレポートをご覧ください。

Analysis Highlights

・焦点は米中対立報道と指標データで変わらず

昨日の海外外為市場は英ポンド売り以外、目立った動きは見られなかった。トランプ米大統領の訪日イベントは無風で通過。懸案の日米貿易問題がマーケットの話題となるならば、今夏の参院選以降となろう。よって、目先は米中対立に関する新たな報道の有無に注視する状況が続こう。この問題についてはトランプ米政権の動きが鍵となるが、現状、トランプ氏のツイッターを含め各市場のトレンドを左右する言動や報道は確認できない。この状況が続く場合、投資家のリスクセンチメントが悪化する可能性は低い。よって、リスク選好ムードが高まるかどうかは指標データ、特に米指標データ次第となろう。本日は5月の米消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)に注目したい。同指数は昨年10月から今年1月にかけて急低下した(137.90→121.70)。だがその後持ち直し、今月は130.0と、4月の129.2を上回る予想となっている。消費者マインドの改善傾向が確認される場合、「米株高 / 米金利反発」の展開を予想する。このケースでは米ドル買い圧力が高まる一方、円、ユーロそして新興国通貨には売り圧力が高まろう。資源国通貨はコモディティ市況の動向も確認する必要がある。だが、米金利上昇のケースでは米ドル高圧力が勝ろう。一方、対円では上昇しよう。逆に市場予想を下回る場合は、米株の上値が抑制されると同時に米金利も2.40%手前でキャップされる展開を想定する。このケースでは、円やスイスフラン買い優勢の展開を予想する。

・ドル円とユーロドルの展望

ドル円は株式にらみの展開となろう。米中対立に関する新たな報道がない場合、堅調地合いを想定する。このケースでの焦点は、オファーが観測されている110.00のトライである。テクニカル面では21日MA(110.16前後)の攻防となるか注目。気がかりなのは、通貨オプション市場で短期リスクリバーサル(1週間)が低下基調にあることだ。先週22日以降、プットの需要も再び高まりつつある。ドル円の下値トライを警戒するムードがある以上、重要サポートポイント(フィボナッチ・プロジェクション38.20%)109.05トライの展開を常に警戒しておきたい。109.00にはビッドの観測がある他、オプションバリアの攻防も想定される。
ユーロドルは米独金利差にらみの展開となろう。現状、米独長期金利の利回り格差は縮小傾向にある。この点が直近のユーロサポートの一因となっている。動きが出るならば、上述した米指標データ以降を想定。指標データが市場予想以上ならば、米独利回り格差が再び拡大することでユーロドルは下値トライとなろう。このケースでは1.1130レベルの攻防が焦点となろう。直近の動向を確認すると、このレベルを下抜ける局面ではユーロを買い戻す動きが見られる。1.1130をも下方ブレイクする場合は、1.11台の維持が焦点となろう。1.1130および1.1100にはそれぞれビッドが観測されている。一方、「冴えない米指標データ → 米独金利差縮小」の場合は、3月20日高値1.1448を起点とした短期レジスタンスライン(1.1212前後)の突破が焦点となろう。このラインの突破に成功する場合、次のターゲットとしてフィボナッチ・プロジェクション100.00%の水準1.1253が浮上しよう。だが、域内経済のファンダメンタルズと欧州議会選挙でEU懐疑派勢力が拡大傾向にある状況を考えるならば、1.12ミドル以上では引き続きユーロ売り優勢と予想する。

【ドル円】

USDJPY ドル円


【ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

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