週明け29日の日経平均株価は一時1363円安から切り返し反発。日経先物も7万円台を回復し底堅さを維持した。焦点は米雇用指標と利上げ観測。ボラティリティの拡大を警戒。
週明け6月29日の日経平均株価は、前週末比107.23円(0.15%)高の6万9468.11円と反発して取引を終えた。取引時間中には一時前週末比1363円安まで売られ、6万8000円を下抜ける場面もあったが(安値6万7997円)、25日線の上で切り返した状況も踏まえるならば、相場の底堅さがうかがえる。
日経平均株価 日足チャート:2026年1月以降
米国株の動向にも注目したい。29日の米株式市場では半導体関連株の買いが相場を主導し、5営業日続落していたナスダック総合指数は前週末比2.07%高と反発。ナスダック100指数も2.25%高と大幅に反発した。
米株価指数 日次騰落率:6月15日以降
簡単!3分で口座開設申込
最短1営業日で取引開始
AI相場主導の米株高を受け、日本時間30日の早朝に終えた夜間取引(大阪取引所)で、日経平均先物(9月限)は7万円台を回復。前日の清算値と比べ870円高の7万0650円で引けた。30日の東京株式市場は買い先行が見込まれる。
日経平均先物 15分足:6月25日以降
もっとも、日経平均株価の上昇局面では急反落を警戒したい。最大のリスクは米利上げ観測だ。30日に5月JOLTS求人件数、7月1日に6月ADP雇用統計、7月2日に6月雇用統計と、米雇用指標の発表が相次ぐ。
インフレ再燃が警戒される中、上記の雇用指標が労働市場の底堅さを示す場合は、年内かつ早期の利上げ観測を強める要因になり得る。この場合は、日米AI相場の調整売りを警戒したい。米雇用指標の内容次第で日経平均株価のボラティリティも拡大することが予想される。
IG証券の株価指数CFD「日本225」は、以下のチャート水準の攻防に注目したい。
今日以降、日本225が上下どちらに振れても、6月28日のIG日本株レポートで取り上げた注目水準に変更はない。
関連レポート
・日経平均株価週間見通し:AI相場に失速懸念、米雇用統計で調整売り加速も
下値トライの局面では、日足チャートに示した2つのテクニカルライン(23.6%戻し・半値戻し)が密集する6万8000円レベルの攻防に注目だ。29日はこの水準で反発し、日足ローソク足に長い下ヒゲが示現。サポートラインとしての重要性が改めて示された。25日線(6万8362円)を下方ブレイクすれば、6万8000円を再びトライする展開を意識したい。
下限予想も6万6000円を維持する。直下には50日線が上昇している(6万5600円台)。
注目水準:サポート
・6万8360円:25日線(6万8362円)
・6万8000円:23.6%、半値戻し
・6万6650円:61.8%戻し
・6万6000円:下限予想、50日線(6万5665円)
上値の注目水準にも変更はない。節目の7万円を突破したことで、今日以降は45分足チャートにまとめたフィボナッチ・リトレースメントの攻防に注目したい。米AI相場が底堅さを維持する場合は、7万2000円レベルまでの反発を想定しておきたい。
注目水準:レジスタンス
・7万2375円:76.4%戻し
・7万2000円:上限予想
・7万1600円:61.8%戻し(7万1592円)
・7万1000円:半値戻し(7万959円)
日本225 日足チャート:2026年3月以降
日本225 45分足チャート:6月下旬以降
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。