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日経平均株価見通し:先物7万円台回復、米AI相場堅調、焦点は米雇用指標

週明け29日の日経平均株価は一時1363円安から切り返し反発。日経先物も7万円台を回復し底堅さを維持した。焦点は米雇用指標と利上げ観測。ボラティリティの拡大を警戒。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

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石川 順一

石川 順一

シニアマーケットアナリスト/Senior Market Analyst

作成日

要点

  • 29日の日経平均株価は一時1363円安から切り返し反発。半導体関連株の買いでナスダックも反発した。日経平均先物は7万円台を回復し底堅さを維持した
  • 今日以降の焦点は米雇用指標となろう。利上げ観測を強める内容が続けば、日米AI相場の調整売り要因に。日経平均株価はボラティリティの拡大を警戒したい
  • 株価指数CFD「日本225」の下値焦点は6万8000円の維持。上値を目指す局面では7万2000円のトライが焦点に

日経平均反発、先物は7万円台回復

週明け6月29日の日経平均株価は、前週末比107.23円(0.15%)高の6万9468.11円と反発して取引を終えた。取引時間中には一時前週末比1363円安まで売られ、6万8000円を下抜ける場面もあったが(安値6万7997円)、25日線の上で切り返した状況も踏まえるならば、相場の底堅さがうかがえる。

日経平均株価 日足チャート:2026年1月以降

日経平均株価 日足チャート:2026年1月以降 ブルームバーグのデータで作成

米国株の動向にも注目したい。29日の米株式市場では半導体関連株の買いが相場を主導し、5営業日続落していたナスダック総合指数は前週末比2.07%高と反発。ナスダック100指数も2.25%高と大幅に反発した。

米株価指数 日次騰落率:6月15日以降

米株価指数 日次騰落率:6月15日以降 ブルームバーグのデータで作成

AI相場主導の米株高を受け、日本時間30日の早朝に終えた夜間取引(大阪取引所)で、日経平均先物(9月限)は7万円台を回復。前日の清算値と比べ870円高の7万0650円で引けた。30日の東京株式市場は買い先行が見込まれる。

日経平均先物 15分足:6月25日以降

日経平均先物 15分足:6月25日以降 TradingView提供のチャート

焦点は米雇用指標、FRB利上げ観測警戒

もっとも、日経平均株価の上昇局面では急反落を警戒したい。最大のリスクは米利上げ観測だ。30日に5月JOLTS求人件数、7月1日に6月ADP雇用統計、7月2日に6月雇用統計と、米雇用指標の発表が相次ぐ。

インフレ再燃が警戒される中、上記の雇用指標が労働市場の底堅さを示す場合は、年内かつ早期の利上げ観測を強める要因になり得る。この場合は、日米AI相場の調整売りを警戒したい。米雇用指標の内容次第で日経平均株価のボラティリティも拡大することが予想される。

IG証券の株価指数CFD「日本225」は、以下のチャート水準の攻防に注目したい。

日本225の見通し、焦点は6万8000円の維持と7万2000円のトライ

今日以降、日本225が上下どちらに振れても、6月28日のIG日本株レポートで取り上げた注目水準に変更はない。

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下値トライの局面では、日足チャートに示した2つのテクニカルライン(23.6%戻し・半値戻し)が密集する6万8000円レベルの攻防に注目だ。29日はこの水準で反発し、日足ローソク足に長い下ヒゲが示現。サポートラインとしての重要性が改めて示された。25日線(6万8362円)を下方ブレイクすれば、6万8000円を再びトライする展開を意識したい。

下限予想も6万6000円を維持する。直下には50日線が上昇している(6万5600円台)。

注目水準:サポート
・6万8360円:25日線(6万8362円)
・6万8000円:23.6%、半値戻し
・6万6650円:61.8%戻し
・6万6000円:下限予想、50日線(6万5665円)

上値の注目水準にも変更はない。節目の7万円を突破したことで、今日以降は45分足チャートにまとめたフィボナッチ・リトレースメントの攻防に注目したい。米AI相場が底堅さを維持する場合は、7万2000円レベルまでの反発を想定しておきたい。

注目水準:レジスタンス
・7万2375円:76.4%戻し
・7万2000円:上限予想
・7万1600円:61.8%戻し(7万1592円)
・7万1000円:半値戻し(7万959円)

日本225 日足チャート:2026年3月以降

日本225 日足チャート:2026年3月以降 TradingView提供のチャート

日本225 45分足チャート:6月下旬以降

日本225 45分足チャート:6月下旬以降 TradingView提供のチャート

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