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日経平均株価見通し:調整売りこなし次は6万6000円が焦点、停戦期待と強気相場の行方

米イラン停戦合意の期待が高まっている。日経平均株価は25日に初の6万5000円台乗せとなった。調整売りをこなしながら、日本225株価指数CFDは次の節目水準6万6000円を視野に強気相場を維持している。反落局面では6万4000円の維持が焦点となろう。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

要点

  • 米イラン停戦合意の期待で日経平均株価は初めて6万5000円台乗せとなった
  • 日経平均株価の過熱感が強まっている。一方、主力AI・半導体株はまちまちの状況にある。米AI・半導体株相場が崩れるムードもない。米イラン停戦合意でホルムズ海峡の正常化期待が高まれば、日経平均株価は強気地合いを維持するだろう
  • 株価指数CFD「日本225」は、次の節目水準6万6000円のトライが視野に入る。反落局面では6万4000円のサポート転換が焦点となろう


米イラン停戦期待で日経平均株価急騰、初の6万5000円台

25日の東京株式市場で日経平均株価は前週末比1819円(2.87%)高の6万5158円と、終値で初の6万5000円台へ到達した。21日の1879円に続き1800円超の急騰要因となったのが、米国とイランが停戦で近く合意に至るとの期待だった。

日経平均株価 日次パフォーマンス:5月以降

日経平均株価 日次パフォーマンス:5月以降

ブルームバーグのデータで作成

ブルームバーグは日本時間26日未明、トランプ米大統領がイランとの停戦延長やホルムズ海峡の正常化をめぐる交渉について「順調に進んでいる」と述べたと報じた。また、日本経済新聞は米国とイランの合意案を報じた。それによれば停戦を60日間延長し、合意から最初の30日間でホルムズ海峡の機雷を掃海する案が盛り込まれたという。週末からの主要メディアの報道内容も踏まえれば、水面下では停戦合意に向けた協議が進んでいると思われる。

25日時点で5月の日経平均株価の上げ幅は5873円(9.9%)へ拡大している。停戦合意の期待が先行し過熱感が強まってはいるが、日米のAI・半導体株相場が崩れるムードはない。停戦合意でホルムズ海峡の早期正常化の期待が高まれば、4月の8221円(16.1%)高に続き、5月も大幅高で終えるだろう。

日経平均株価 月次パフォーマンス:2025年以降

日経平均株価 月次パフォーマンス:2025年以降

ブルームバーグのデータで作成


過熱警戒も調整売りこなし日経平均株価は強気地合い維持か

25日の急騰を受け、日経平均株価は50日線との乖離率が13.4%に拡大し、RSIも買われ過ぎの水準「70」付近へ上昇している(25日終値ベース)。テクニカル面では、短期的な買いの過熱感が意識されやすい状況にある。

一方で、日経平均株価のトレンドをけん引する主力AI・半導体関連株の過熱感はまちまちだ。キオクシアホールディングス(285A)、安川電機(6506)、ソフトバンクグループ(9984)などは日足RSIの水準、そして25日線と50日線の乖離率で相場の過熱感が高まっている。相対的にフジクラ(5803)、ディスコ(6146)、アドバンテスト(6857)には過熱を警戒する状況にはない。

日経平均株価と主力AI・半導体株の25日線、50日線、RSIの動向

日経平均株価と主力AI・半導体株の25日線、50日線、RSIの動向

ブルームバーグのデータで作成 / 5月25日時点

日本時間26日早朝に終えた大阪取引所の夜間取引で日経平均先物(6月限)は前日の清算値比180円高の6万5460円で引けた。米株式市場がメモリアルデーで休場のなかでも上値を目指すトレンドを維持した。26日午前の東京株式市場では利益確定売りに押され反落しているが、前日比260.55(-0.40%)安と限定的だ。

23日のIG米国株レポートで指摘した通り、米AI・半導体株相場のすそ野が広がっていることも考えるならば、日経平均株価は調整売りをこなしながら、強気地合いを維持することが予想される。
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日本225のチャート分析、6万6000円突破と6万4000円のサポート転換

米イランの停戦合意とホルムズ海峡の正常化期待で、今日以降も日経平均株価が上値を目指す場合、IG証券の株価指数CFD「日本225」は、以下にまとめたチャート水準の攻防が焦点となろう。

1時間足チャートでトレンドを確認すると、24日のIG日本株レポートで取り上げたレジスタンスの水準を一気に突破した。現在は、フィボナッチ・エクスパンション100%(6万5400円レベル)の攻防にある(1時間足チャート、赤矢印)。だが、上で述べた地合いの強さを考えるならば、次の節目水準6万6000円を意識する状況にある。

過熱感を横目に6万6000円台へ難なく上昇すれば、もう一つのフィボナッチ・エクスパンション161.8%水準6万6800円レベルを視野に上昇拡大が予想される(1時間足チャート、緑ライン)。このテクニカルラインの突破は、6万7000円をトライするサインとなろう。しかし、期待先行で急騰している状況を考えるならば、6万6000円または6万6800円レベルをトライする局面では、一度大きな反落相場を警戒したい。
注目水準:レジスタンス
・6万7000円:節目水準
・6万6800円:フィボナッチ・エクスパンション161.8%(6万6787円)
・6万6000円:節目水準

一方、過熱相場を警戒した調整売りに押され日本225が下値を目指す局面では、6万4000円のサポート転換が焦点となろう。

4月以降のトレンドを確認すると5万8000円、心理的節目の6万円そして6万2000円と、2000円幅でサポート転換のパターンが確認できる(日足チャート参照)。6万2000円から2000円上の6万4000円がサポートラインに転換すれば、前述のレジスタンス水準のトライを意識したい。

6万4000円がサポート転換に失敗する場合は、25日のギャップアップ(上昇窓開け)スタートの基点となった6万3800円、22日の反落局面で相場をサポートした6万2830円の攻防に注目したい。後者の水準を下方ブレイクする場合は、6万2000円を視野に下落拡大を警戒したい。この水準下には25日線が上昇している。
注目水準:サポート
・6万4000円:サポート転換が焦点に
・6万3800円:サポートライン
・6万2830円:サポートライン
・6万2000円:サポート転換の水準、25日線(6万1884円)


日本225 日足チャート:2月以降

日本225 日足チャート:2月以降

TradingView提供のチャート

日本225 1時間足チャート:5月下旬以降

日本225 1時間足チャート:5月下旬以降

TradingView提供のチャート


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