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日経平均株価の見通し(1/7):調整警戒も強気維持を予想、サポート水準の見極めが焦点に

IG証券のアナリストによる日経平均株価の短期見通し。ロケットスタートで最高値更新。短期的な過熱感が意識されやすい状況にある。しかし強気相場は維持するだろう。目先の日本225CFD指数は、新たなサポート水準の見極めが焦点に。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

要点

  • 2026年の日本株はロケットスタートを切った。日経平均株価は6日の市場で約2か月ぶりに最高値を更新(5万2,518円)。TOPIXも初の3500台へ上昇し最高値を更新した(3538.44ポイント)
  • AI関連株、防衛株、銀行株が上昇している状況は、米AI相場、ベネズエラ情勢、国内の金利上昇を意識した動きと言える
  • 年初からのロケットスタートを受け、短期的な過熱感が意識されやすい状況にある。目先は調整売りを警戒。日本225CFDは5万1000円台で新たなサポート水準の見極めが焦点に


日本株はロケットスタート、最高値更新

2026年の日本株はロケットスタートを切った。1月5日の大発会で日経平均株価は昨年12月30日の大納会終値から1493円上昇。6日の市場では上げ幅が一時700円に迫る場面があった。6日の取引は5万2,518円で終え、昨年10月31日につけた史上最高値(5万2411円)を約2カ月ぶりに更新した。東証株価指数(TOPIX)も6日に終値ベースで初めて3500台へ上昇し、3538.44と最高値を更新した。

日経平均株価 日次変動率:昨年12月22日以降

日経平均株価 日次変動率:昨年12月22日以降

ブルームバーグの価格データを基に作成


米AI相場、ベネズエラ情勢、金利上昇を意識

日経平均株価の上昇をけん引しているのが、レーザーテック(6920)や東京エレクトロン(8035)など、昨年の株高をけん引したおなじみのAI関連銘柄だ。米国の主力半導体株に買いが入る状況を考えるならば、2026年序盤の相場も米AI相場が日本株の上昇をけん引している。

日経平均株価、TOPIX銀行株指数、個別銘柄のパフォーマンス:年初来、6日までの動向

日経平均株価、TOPIX銀行株指数、個別銘柄のパフォーマンス:年初来、6日までの動向

ブルームバーグの価格データを基に作成

防衛株3社にも注目したい。三菱重工業(7011)、川崎重工(7012)、IHI(7013)はいずれも半導体関連株以上に上昇している。ベネズエラの地政学リスクを意識した動きと言える。原油先物価格に大きな変動は見られない。今後の情勢を見極める冷静さがうかがえるため、これら銘柄は調整売りに直面することが予想される。

だが、防衛株は「高市銘柄」として注目されている。ゆえに、高市政権の基盤が盤石となれば、これら銘柄の買いが日経平均株価の下値を支えよう。

防衛株3社のEPS、PER、PBR

予想EPS、予想PER、PBR:ブルームバーグ / レポート掲載時点

銀行株の上昇にも注目したい。このセクターは「日銀の利上げ継続→金利上昇」の恩恵を受ける。三井住友FG(8316)は最高値を更新。TOPIX銀行株指数は日経平均株価の上昇率を上回っている(上のパフォーマンスチャートを参照)。

4日のIG日本株レポートで述べたとおり、高市政権が発足して以降、株高と金利の上昇が共存関係にある状況は、高市政策による日本の潜在成長率とインフレ期待を反映した動きと考えられる。ゆえに高市首相が高い支持率を維持している間は、日本株の強気相場が続くことが予想される。

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日本株と長期金利のチャート:2024年以降

日本株と長期金利のチャート:2024年以降

ブルームバーグのデータを基に作成


日本225は新たなサポート水準の見極めが焦点に

7日の日経平均株価は反落でスタート。目先は相場の過熱感を意識した調整売りを警戒したい。中国による軍民両用(デュアルユース)の対日輸出規制の強化も調整売りの要因として意識されている。

だが、6日の米株式市場でダウ平均は終値ベースで初めて49000ドル台へ上昇し連日で最高値を更新した。S&P500も最高値を更新し強気相場を維持している。ドル円(USD/JPY)が156円台へ底堅さ維持している状況も考えるならば、日経平均株価が原資産の株価指数CFD「日本225」は、下値での買いを考えたい。

4日のIG日本株レポートでは、今週の上限予想を5万2667円とした。昨日は日足ローソク足の上ヒゲでこのラインをトライする局面が見られた。だが突破に失敗し、高値圏で下落を暗示する十字線が示現。上限予想を引き続き5万2667円とし、今日以降、調整売りに直面する場合は、5万1000円台で新たなサポート水準を探ることになろう。

日本225の日足チャート:昨年10月以降

日本225の1時間足チャート:年初来

TradingView提供のチャート

調整の反落局面では、1時間足チャートにまとめたサポートラインの攻防に注目したい。まずは5万1800円、5万1600円の維持が焦点となろう。昨日はフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準5万1890円で反発した。直下の5万1800円はサポートラインに転換する可能性がある。5万1655円は半値戻しにあたる。

日本225が5万1600円を下方ブレイクする場合は、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準にあたる5万1400円のトライが視野に入る。この水準も下方ブレイクする場合は、サポート転換が注目される5万1200円までの下落を警戒したい。年初のロケットスタートの急騰と米国株の強気相場を想定し、今週の下限予想を5万1200円に上方修正する。

今日以降、米雇用指標の発表が続く。9日には雇用統計が控える(昨年12月分)。米国株の下落要因となれば、日本225もその動きに追随することが予想される。急騰後の急反落を警戒したい。

チャートポイント:下落局面
・5万1890円:38.2戻し
・5万1600円:半値戻し(5万1655円)
・5万1400円:61.8%戻し(5万1421円)
・5万1200円:下限予想

日本225の1時間足チャート:年初来

TradingView提供のチャート


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