コンテンツにスキップする

外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

東京エレクトロン、業績見通し上方修正も 6日決算 メモリ需要商機

東京エレクトロンの10-12月期決算は業績見通しが焦点。株価は1か月で40%上昇しており、業績予想上方修正期待が高まっている。

東京エレクトロン、業績見通し上方修正も 6日決算 メモリ不足商機 出所:ブルームバーグ

半導体製造装置の東京エレクトロンが2月6日に行う2025年10-12月期決算発表は2026年3月通期の業績見通しの上方修正の有無が焦点になりそうだ。東京エレクトロンの株価は12月中旬以降の1か月で40%もの上昇。メモリ半導体不足が半導体製造装置の需要を強めるとの見方が株価急騰につながった。東京エレクトロンは3か月前の前回(7-9月期)決算発表の段階でも人工知能(AI)関連需要の強さに自信を示しており、好調な株価は株式市場が東京エレクトロンに業績見通しのさらなる上方修正を催促している感もある。1月に入ってからの最高値更新は高市トレードの再燃も要因となっていそうだ。ただ、足元の株式市場では円高急進や衆議院選挙をめぐる動向が投資家心理を大きく揺らしている。衆院選の投開票日直前にあたる東京エレクトロンの10-12月期決算発表に対する反応は、複雑な値動きになる可能性もある。

東京エレクトロンの10-12月期決算は減収減益見通し 

東京エレクトロンは2月6日に10-12月期決算を発表する。ブルームバーグがまとめた市場予想によると、総収入は前年同期比5.4%減の6193億円、営業利益は20.2%減の1592億円と見込まれている。予想通りになれば、中国市場の不振が業績の足を引っ張った4-6月期以来、2四半期ぶりの減収減益となる。

東京エレクトロンの業績の推移のグラフ

東京エレクトロンの株価は1か月で40.51%高 割高感は拡大

東京エレクトロンの株価(8035)の26日の終値は4万1090円。前回決算発表があった10月31日から22.22%高となっている。12月18日につけた直近の安値(3万0310円)からは35.57%高だ。1月15日につけた最高値の4万2590円は、約1か月前の直近の安値から40.51%高の水準だった。

東京エレクトロンの株価と予想株価収益率の推移のグラフ

ブルームバーグによると、直近の株価と今後12か月の予想収益から算出される株価収益率(PER)は26日時点で約31倍。前回決算発表時の約29倍から割高感が増している。アナリストが提示する目標株価の平均は3万9503円で、26日終値よりも4.1%ほど低い。ただし1月中旬以降には5万円台を予想する声も出ている。27人のアナリストのうち、19人は買い、6人は維持、2人は売りを勧めている。

メモリ半導体の生産能力拡充に期待 株価上昇は業績見通し上方修正を催促

東京エレクトロンの株価が好調な背景には、AIブームを背景とした半導体生産能力増強への期待がある。なかでもメモリ半導体大手の米マイクロン・テクノロジー(MU)が12月17日の取引時間終了後に行った9-11月期決算発表は東京エレクトロンの株価を直近の安値から急浮上させるきっかけとなった。マイクロンはこの日、12月-2026年2月期の業績見通しについて、総収入が187億ドルになるとの見通しを発表。ブルームバーグがまとめた市場予想の144億ドルを大きく上回る水準で、マイクロンは「業績は2026年度(2025年9月-2026年8月)を通して力強さを増し続ける」との見解を示していた。

東京エレクトロンの河合利樹社長は3か月前の前回決算発表の段階で、AIサーバー関連の需要について「かなり強い引き合いがある」と言及し、業績見通しを上方修正していた。ただしこの際に示された2026年3月期の総収入が2兆3800億円という見通しはブルームバーグがまとめた市場予想に沿った内容。営業利益見通しの5860億円は市場予想(6020億円)を下回った。このためマイクロンの決算発表後の株価急騰は、東京エレクトロンの業績がさらに上向くことが期待された結果とみることもできそうだ。ブルームバーグによると、足元の金融市場では東京エレクトロンの3月通期業績は総収入が2兆4240億円、営業利益が6161億円と予想されている。

また、東京エレクトロンの株価は高市早苗首相の積極財政を好材料視する「高市トレード」の再燃で押し上げられた面もある。1月13日の取引では3連休前比8.23%高の4万1030円を記録。2024年4月3日の3万9620円を超えて、1年9か月ぶりに最高値を更新した。3連休前に、高市氏が1月中の衆院解散と総選挙実施を検討していると報じられたことが、高市氏の政権基盤がより強固になるとの見通しつながった。

円高の急進で投資家心理悪化 衆院選の情勢次第で高市トレードの逆回転も

ただ、足元の株式市場では円高急進が投資家心理を冷やしている。ブルームバーグによると、ドル円相場(USD/JPY)は日本時間26日午後1時台に153.81円をつけ、23日午後につけていた159.23円から5.42円の円高が進んだ。米ニューヨーク連銀が「レートチェック」を行ったと報じられており、日米当局が連携した為替介入の可能性が円高を促した形だ。日経平均株価(N225)の26日の終値は前週末比1.79%安となった。一方、東京エレクトロンの輸出売上は原則円建てで行われるため、為替レートの変動が利益に及ぼす影響は軽微だとされるが、日経平均の下押しは東京エレクトロンの株価を下落させる要因になりえる。

さらに2月8日に投開票される衆院選挙は情勢次第で高市トレードの逆回転を引き起こしかねず、日本株全体への逆風になることも考えられる。6日の取引時間終了後に行われる見通しの東京エレクトロンの決算発表に対する投資家の反応は、衆院選後の週明け9日の取引で示されることが想定され、株価の値動きが混乱する可能性もありそうだ。


本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

IG証券の株式CFD

  • 世界12,000銘柄以上の株式トレードをCFDで提供
  • 日本、アメリカ、ヨーロッパを含む世界の株式を1株からリーズナブルにお取引
  • 世界の有名企業の株が取引可能

リアルタイムレート

  • FX
  • 株式CFD
  • 株価指数CFD

※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。

モーニングメール

ストラテジストによる「本日の予想レンジとトレンド」を毎朝※無料でお届け中! デモ口座のみお持ちのお客さまには、2週間の期間限定での配信となります。受信を継続するにはライブ口座の開設をお願いいたします。 ※メール送信は基本的に月~金の平日を予定しておりますが、ストラテジストの都合により予告なく送信を行わない日がございますので、予めご了承ください

弊社の個人情報保護方針・アクセスポリシーにご同意の上、申し込みください。

こちらのコンテンツもお勧めです

IG証券はお取引に際してお客様がご負担になるコストについて明確な情報を提供しています。

FX/バイナリーオプション/CFDのリーディングカンパニー。IG証券について詳しくはこちら

その日の重要な経済イベントが一目でわかるカレンダー。「予想値」、「前回値」、「発表結果」データの提供に加え、国名や影響度によるイベントのスクリーニング機能も搭載。