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コニカミノルタが損失計上で急落 日経平均株価は記録的な上昇

コニカミノルタの株価は、経営上の問題や地政学的問題による多額の営業損失を計上したため、10%以上急落した。一方で、好調なGDPの成長率と円安の影響により、日経平均株価が上昇した。

chart 出所:ブルームバーグ

技術製品メーカーであるコニカミノルタ(4902)の株価は、巨額の減損損失(企業が保有する資産の時価がその帳簿価額を下回った場合に発生する損失)の発表を受けて急落を続け、1週間で株価の10%以上下落した。今年に入ってから同社は、経営上の問題や地政学的な問題を解決するのに苦戦し、多額の営業損失を計上した。

同社が低迷する一方で、日本市場全体は好調に推移している。日経平均株価が1年半ぶりの高値を更新し、TOPIX(東証株価指数)は33年ぶりの高値を更新した。

GDPの力強い成長と円安が相まって、日本株に対する投資家の信頼感が高まり、株価は好調に推移している。

コニカミノルタは損失を計上し、株価が急落

コニカミノルタは、ビジネスソリューション、イメージング製品、産業用測定機器などを提供する日本の多国籍テクノロジー企業だ。同社は、デジタルワークプレイス、プロフェッショナルプリント、ヘルスケア、インダストリーの各分野でグローバルに事業を展開している。

5月15日に発表された決算内容を受け、5月第3週は苦しい幕開けとなった。5月15日から5月17日にかけて、同社の株価は12.2%急落した。

同社は、2023年1-3月期の営業損失として985億円を計上し、前年同期の125億円の損失から大幅に増加した結果となった。これは、主にヘルスケア事業の精密医療分野とインダストリー事業の画像IoTソリューション分野に関連する減損損失が要因である。

5月10日、同社は直近の業績及び減損損失に関する業績予想の修正を発表したため、株価が下落した。さらに同社は、投資家への配当を見送ることも明らかにした。

大規模な減損の要因には、買収費用などの組織的な問題から、新型コロナウイルスの影響による供給不足、ウクライナ戦争などの地政学的な問題まで、様々なものが含まれる。その結果、損失は予想をわずかに上回り、株価はさらに下落した。

このニュースを受け、同銘柄は年初来の安値をつけた。業績予想の更新が発表される以前の5月9日と比較して、5月17日の終値は17.2%下落した。

5月第3週、日経平均株価は歴史的な大台に乗り上げた

5月第3週は日本株が歴史的な大台に乗り上げた華やかな1週間となった。日経平均株価は5月17日に前日から0.8%上昇し、30,093円59銭で取引を終えた。東京エレクトロン(8035)や荏原製作所(6361)などが大きく上昇し、これをけん引した。消費者サービス、運輸、小売など、消費に関連するセクターはいずれも好調で、株価は上昇を続けている。

また、TOPIX(東証株価指数)も5月16日に0.5%上昇の2,127円18銭を記録し、1990年以来の高値をつけた。堅調な経済成長が、日経平均採用銘柄の続伸に大きく貢献した結果となった。

2023年1-3月期の日本のGDPは年率で+1.6%となった。GDPの成長にもかかわらず、米ドル/円相場は5日連続で円安が進み、日経に上場している日本の輸出企業にとってさらなる追い風となった。

米国の債務上限に関する懸念がある中、投資家が安全資産であるドルに集中し続けているため、米ドル/円相場は5月17日、約1%高の137円67銭で取引を終えた。

しかし、好調なGDPの推移を見ると、今のところハト派的な姿勢を崩していない日本銀行が、金融政策の転換を急ぐのではないかという懸念が出てくる。株式投資家は、融資や需要を抑制するような政策の変更に注視するだろう。

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