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アップル、iPhone17史上最高予告 株価上昇継続期待 品不足の懸念も

アップルは30日の決算会見で10-12月期の総収入が史上最高になるとの見通しを示した。アイフォン17の人気が要因で株価上昇期待が高まる。

アップル、iPhone17史上最高予告 株価上昇継続期待 品不足の懸念も 出所:ブルームバーグ

アップルが30日の取引時間終了後に行った2025年7-9月期決算発表はiPhone(アイフォン)17シリーズの好調さに沸き立った。ティム・クックCEOは決算会見で10-12月期の総収入は史上最高額になると宣言。9月に投入したアイフォン17シリーズが世界中で人気を博しているためだと説明した。アイフォンの久々の大ヒットを予告する発表内容を受け、アップルの株価は30日の時間外取引で一時、5%近い値上がりとなった。31日以降の株式市場では、最高値更新が続くとの期待も強まりそうだ。ただ、アップルはアイフォン17の人気が品不足につながっているとしているほか、ドナルド・トランプ大統領の高関税政策といった利益圧迫要因も残り、株価の重荷になる恐れもある。

アップルの7-9月期決算は総収入の伸びが鈍化 利益の成長は加速

アップルの7-9月期決算は総収入が前年同期比7.9%増の1024.66億ドルで、前四半期(4-6月期)の9.6%増から成長が鈍化。1株当たり利益(EPS)は12.8%増の1.85ドルで、こちらは前四半期(12.1%増)から伸び率が大きくなった。ブルームバーグがまとめた直前の市場予想は、総収入が1021.91億ドル、1株当たり利益が1.77ドル。発表された実績はいずれも市場予想を上回った。

アップルの業績の推移のグラフ

クックCEOが10-12月期の最高総収入を予告 アイフォン17の人気で

アップルの30日の決算発表で注目されたのは10-12月期の見通しだ。クック氏は決算会見の中で10-12月期の収入とアイフォンの売上高について「史上最高となる」と異例の宣言。ケビン・パレクCFOは、10-12月期の総収入は前年同期比10-12%増、アイフォンの売上高については「2桁増」になるとの見通しを示した。アイフォンの7-9月期の販売額は前年同期比6.1%増の490.25億ドルで、前四半期の13.5%増から減速していた。

アイフォンの販売額の推移のグラフ

クック氏はアイフォンで見込まれる好調さについて「すべては製品が評価された結果だ」とし、9月に発表した17シリーズの3機種で示されたデザイン性や価格設定を理由に挙げた。また人工知能(AI)機能「アップル・インテリジェンス」についても要因になったとしている。17シーリズは発表当初、株式市場では目新しさに欠けるとみなされたが、消費者からの人気は上々のようだ。2017年11月から販売が始まったアイフォンX(テン)以来、アイフォンとして久々のヒット商品になる可能性がある。

アップルの株価に最高値更新継続の期待 品不足やトランプ関税は重荷か

こうしたアップルの発表内容を受け、アップルの株価(AAPL)は30日の時間外取引で上昇。ブルームバーグによると、一時、284.51ドルをつけ、直前の30日終値(271.40ドル)から4.83%高となる場面があった。アップルの株価は10月20日に約10か月ぶりの最高値更新を果たしてからも記録を塗り替えており、31日以降の取引でさらに勢いづくことも考えられそうだ。

ただ、クック氏は17シリーズは人気の高さから品不足になっているとし、「いつ解消できるか見通すことはできない」としている。品不足は工場の生産トラブルなどが要因ではないとしており、フル生産体制でも供給が間に合わない状態だとみられる。供給制約はすでに販売にマイナスの影響を与えているようだ。クック氏は7-9月期の中華圏の販売額が前年同期比3.59%減という不振だったことについて、「基本的には供給制約が招いた結果だ」と述べた。

アップルの地域別収入の伸び率の推移のグラフ

またアップルにはトランプ氏の高関税政策の重荷も残る。アップルは7-9月期の関税による悪影響は11億ドルだったと公表。さらに10-12月期については、韓国で30日に開かれた米中首脳会談で米国が合成薬物フェンタニル問題に関連して課してきた20%の関税を半分に引き下げると表明したことを踏まえたうえで、14億ドルになるとの見通しを示している。最高値更新を続けるアップルの株価は割高感も意識される水準になっているだけに、トランプ関税が利益を圧迫する状況は、株価上昇の重荷として意識される可能性もある。


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