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【ナスダック100】目先の見通しとチャートポイント

今週は大手ハイテク企業が続々と決算を発表する。24日の決算内容を受け、マイクロソフトの株価は時間外で上昇した一方、アルファベットは下落し明暗が分かれた。今後、投資家の期待に応える決算内容が続く場合、ナスダック100は調整の反発相場が予想される。しかし、株価の反発局面ではブルトラップ(強気の罠)を警戒する必要がある。その理由は?今週の見通しと注目のチャートポイントは?詳細はIG米国株レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

サマリー

・目先のナスダック100は、大手ハイテク企業の決算でトレンドが左右されるだろう
・良好な決算が続く場合は、短期的なナスダック100の反発相場を想定しておきたい
・しかし今の相場環境では、反発局面でのブルトラップ(強気の罠)を警戒しておきたい


下値トライを意識する状況にあるナスダック100

ナスダック100(NDX)は現在、9月27日の安値14,490レベルが意識される状況にある。

下落基調のトレンドラインを形成しながら50日線と21日線を簡単に下方ブレイクした状況も考えるならば、今週は14,490レベルの下方ブレイクを警戒したい(23日の市場では一時的に下方ブレイクする状況が見られた)。

実際、ナスダック100がこの重要サポートポイントを完全に下抜ける場合は、今年の3月安値と7月高値のフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準14,313レベルを視野に下落幅の拡大を意識したい。

ナスダック100がこのテクニカルポイント(38.2%の水準14,313レベル)をも下方ブレイクする場合は、節目の14,000ポイントの維持が、次の焦点として浮上しよう。

ナスダック100のチャート:日足 23年3月以降

ナスダック100のチャート:日足 23年3月以降 TradingView提供のチャートで作成

短期的な株価の反発を意識する状況に

こちらの米国株レポートで述べたとおり、今週は大手ハイテク企業の決算が株価反発の要因になり得る。

24日の引け後に発表されたマイクロソフト(MSFT)の第1四半期(1Q)決算では、売上高と一株利益(調整後EPS)がともにアナリスト予想を上回った。同社の株価は時間外で4%上昇した。

一方、アルファベット(GOOGL)も売上高と一株利益(調整後EPS)がともにアナリスト予想を上回った。しかし、クラウド部門の売上高が84.1億ドルとアナリスト予想の86億ドルを下回ったことで、マイクロソフトのアジュールやAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)に一段と後れを取るとの懸念から、株価は時間外で6%超下落した。

25日にはメタ・プラットフォームズ(META、以下メタ)、26日にアマゾン・ドットコム(AMZN)がそれぞれ決算を発表する。マイクロソフトに続き投資家の期待に応える決算内容となれば、ナスダック100(NDX)の押し上げ要因となろう。

一方、米株安の要因として注視すべきが、中東情勢のさらなる緊迫化とそれにともなう原油高の進行および米長期ゾーン利回りの高止まりである。

しかし現状では、原油先物価格にヒステリックな反応は見られない。NY原油先物価格(WTI)は24日、85ドルの水準を一気に下方ブレイクし、一時83ドル割れの局面が見られた。

米債市場では、長期金利(10年債利回り)の「5%」が目先のピーク水準として意識され、長期ゾーン利回り全体の上昇が一服している。

中東リスクはくすぶっている。しかし、現在の「原油高と米長期金利の上昇一服」は、ナスダック100の短期的な反発要因となろう。

NY原油先物価格と米長期金利のチャート:15分足 24日以降

NY原油先物価格と米長期金利のチャート:15分足 24日以降 TradingView提供のチャートで作成

強い経済指標に要注意

今週もいくつかの重要な経済指標が発表される。なかでも米国株と米債市場の変動要因となり得るのが、26日の第3四半期(3Q)の個人消費速報値と27日の9月の個人消費支出(PCE)価格指数である。

9月の小売売上高は、個人消費の底堅さを示す内容となった。3Qの個人消費も前期比年率で4.0%増と、前四半期の0.8%増から大幅に増加し個人消費の底堅さを示すことが予想されている。

米国GDPの約7割を占める個人消費の堅調さがあらためて確認される場合は、米長期ゾーン利回りの上昇要因となろう。米金利の高止まりや再び上昇ムードが高まる場合は、米国株の下落要因になり得る。

「強い経済指標→米金利の反発→米国株の下落」を警戒するという観点では、9月の個人消費支出(PCE)価格指数の内容も重要である。

市場予想は以下のチャートで記したとおりである(下チャートの赤バーチャートとドットを参照)。連邦準備制度理事会(FRB)の要人達が注視する前月比のコア指数は、8月の0.1%から0.3%へ上昇する見通しとなっている。

個人消費支出(PCE)価格指数でインフレ圧力の根強さが確認される場合は、「米金利の高止まり→金融引き締めの長期化懸念」による米国株の下落を警戒しておきたい。

米国 個人消費支出(PCE)価格指数の推移:月次 22年9月以降

米国 個人消費支出(PCE)価格指数の推移:月次 22年9月以降 ブルームバーグのデータをもとに作成
ラッセル2000のチャート:日足 年初来 TradingView提供のチャートで作成

重要サポートの水準を下方ブレイクしたラッセル2000

ナスダック100(NDX)のブルトラップ(強気の罠)とさらなる下値トライを警戒するもう一つの理由が、「炭鉱のカナリア」として注目されるラッセル2000(RUT)の下落である。

ラッセル2000は中小型株で構成される指数であるがゆえに、相場の変調を先取りする特性がある。

直近の動向を日足チャートで確認すると、地銀の連鎖破綻を受け金融システム不安が高まった今年3月の安値1,695レベルを一気に下方ブレイクする状況にある。

そしてテクニカルの面では、21日線(24日時点1,740レベル)に続き50日線(24日時点1,806レベル)までが200日線(24日時点1,840レベル)を下方ブレイクし、デッドクロスの状況にある。さらには、下落基調のトレンドチャネルの下限すら下方ブレイクする状況にある。

「炭鉱のカナリア」がここまで下落する状況は、投資家の心理が相当冷え込んでいることを示唆している。この点は、米大手メディアのCNNが提供している「Fear & Greed Index」が「EXTREME FEAR」に向かって傾いていることでもうかがえる。

ラッセル2000のチャート:日足 年初来

ラッセル2000のチャート:日足 年初来 TradingView提供のチャートで作成

反落を警戒しながらの短期買い

投資家心理が極端に冷え込む状況は、時として「逆張りのシグナル」になり得る。

しかし、今の下落局面で果敢に買い戻しを狙う場合は、米長期ゾーン利回りの低下と大手ハイテク企業や主要企業の決算内容を確認する必要がある。

上で述べたとおり前者の米長期ゾーン利回り(10年債利回り)は「5%」がひとまずピークとして意識されるムードにあり、米国債が買い戻される状況にある。このタイミングで良好な決算内容が確認される場合は、ラッセル2000(RUT)やナスダック100(NDX)の短期的な反発相場を想定しておきたい。

しかし、現時点で米長期ゾーン利回りが明確に低下のトレンドへ転じたと判断することはできない。中東リスクもくすぶる。

ゆえに株価が反発しても、今は反落のリスク(ブルトラップ)を警戒する局面にある。

ナスダック100の反発局面では、フィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準14,768レベルの突破が目先の焦点となろう(下の日足チャートを参照)。

このテクニカルポイントを上方ブレイクする場合は、21日線(24日時点14,853レベル)や50日線(24日時点15,012レベル)までの反発を想定したい(下の日足チャートを参照)。同時にこれら移動平均線での反落リスクも意識しておきたい。

一方、ラッセル2000は、3月24日の安値1,695レベルと1,700レベルがレジスタンスゾーンへ転換するかどうか?この点を確認したい(上の日足チャートを参照)。

ナスダック100のチャート:日足 23年7月以降

ナスダック100のチャート:日足 23年7月以降 TradingView提供のチャートで作成

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