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ズーム目標株価をJPモルガンが15%引き下げ 増収率鈍化で

ズームの売上高の伸びが鈍化している。米国などで経済の再開が進み、オフィスに戻る従業員が増えていることが背景にある。JPモルガンはズームの目標株価を15%超引き下げた。

ビデオ会議サービス「Zoom」を運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ<ZM>の売上高の伸びが鈍化している。米国などで経済の再開が進み、オフィスに戻る従業員が増えていることが背景にある。JPモルガンはズームの目標株価を15%超引き下げた。

2日の米株式市場でズームは前日比0.61ドル(0.19%)安の327.11ドルで取引を終えた。

昨年10月19日の取引時間中に付けた上場来高値588.84ドルからは44%超下落した。

ズームが1日発表した2021年2~4月期決算は、売上高が前年同期比2.9倍の9億5623万ドルだった。ただ、前の四半期からの伸び率は8%にとどまった。19年4月の上場以降では初の1桁台となる。

純利益は前年同期比8.4倍の2億2738万ドルだった。

成長の源泉が既存顧客に

JPモルガンは2日付のリポートで、ズームの目標株価を456ドルから385ドルに15%超引き下げた。投資判断は「中立」で据え置いた。

この中で、前年同期比2.9倍の増収は印象的であり、市場予想を上回るものだったとした一方、前の四半期からの伸び率は鈍化が続いていると指摘。現時点で成長の大半は既存顧客がもたらしているとした。

21年2~4月期の従業員が10人を超す法人・団体との契約数は、前期比6%増の49万7000件にとどまった。

また、サミット・インサイツ・グループは、バリュエーションが高騰するなかで成長が減速し始めたと指摘。ビデオ会議は定着はするものの、従業員のオフィスへの復帰に伴い利用は減少するとの見方を示した。

その上で、増収率の鈍化により、バリュエーションのさらなる上昇は望めないと判断。目標株価を425ドルから350ドルに17%超引き下げた。投資判断は「ホールド(中立)」で据え置いた。


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