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アメリカ株式の分析レポート 第3回

アメリカ株式の分析レポート第3回となる今回は、「コロナパンデミック」以降、米国株(アメリカ株)の上昇をけん引し続けてきたグロース株の展望と焦点について解説します。また、2022年もグロース株が上昇トレンドを維持するためにクリアすべき条件とは何か?この点についても解説します。


【サマリー】

・2022年は米国の金融引き締めペースが加速する
・パウエルFRBのタカ派スタンスは米金利の上昇要因となる
・米金利の上昇はグロース株の割高感を意識させるだろう
・2022年のグロース株は決算で明暗が分かれるだろう
・決算でより注目すべきは「ガイダンス」である



IG証券 人気の米国株銘柄

・人気銘柄トップ20

IG証券の取引プラットフォームでは、人気順に銘柄名の並び替えができます。直近の米国株の人気銘柄トップ20は以下となります(2022年1月14日時点)。

米国株 アメリカ株

大手ハイテク企業のGAFAM-「グーグル、アマゾン、メタ(旧フェイスブック)、アップル、マイクロソフト」を筆頭に、・ネットフリックス(NFLX)、テスラ(TSLA)、エヌビディア(NVDA)など日本人にも馴染みのある銘柄が多く取引されていることがわかります。

またリヴィアン(RIVN)、データドッグ(DDOG)、コインベース(COIN)そしてクラウドストライク(CRWD)といった新興企業の人気の高さもうかがえます。

上で挙げた銘柄は、いずれも「グロース株(成長株)」に分類されます。

そしてグロース株には、以下の特徴があります。


【グロース株の特徴】
・将来の成長期待が株価のサポート要因となっている
・株価収益率(PER)などのマルティプル指標が高い水準にある
・金利の上昇局面では株価の割高感が意識されやすい




2022年のグロース株は明暗がはっきりと分かれる1年に

・加速する米金融引き締めペース 今年はグロース株にとっては厳しい1年に

ここまでの「アメリカ株式の分析レポート」シリーズで指摘してきたとおり、2022年はアメリカをはじめ世界各国で金融引き締め政策の動きが加速するでしょう。

そして各国の債券市場では、短期ゾーンを中心に利回りに上昇の圧力が高まるでしょう。

このためグロース株の多くは、金利の上昇で株価の割高感が意識されやすい状況に陥ることが予想されます。


実際、その兆候が早くも見られます。

以下のチャートは、S&P500指数のグロース株とバリュー株の年初来トータルリターンです。

今月14日の時点で、グロース株のリターンは5%超下落しています。一方、バリュー株の年初来リターンは1.2%とプラスとなっています。

S&P500 グロース株とバリュー株の年初来トータルリターン

S&P500 グロース株とバリュー株の年初来トータルリターン


昨年12月14~15日に開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)で、パウエルFRBは資産購入縮小(テーパリング)のペースを加速させ、終了の時期を2022年6月から3月に前倒しすることを決定しました。

また、今年に入り大手の米系金融機関からは2022年の利上げペースが4回以上になるとの予測が出始めています。

8.7兆ドルにまで膨れ上がったバランスシートの縮小についても、今年7月に着手する可能性が示唆されています。

これら一連の動きは、「パウエルFRBが高インフレに対応するため、金融引き締めのペースを加速せざるを得ない状況にある」、ということを示唆しています。

パウエルFRBがタカ派スタンスへ転換したことを受け、米国の債券市場では各年限の利回りに上昇の圧力が高まっています。今年はこの動きが続くことが予想されます。

米金利の上昇トレンドが続けば、グロース株の割高感が事あるごとに意識されるでしょう。

以上のことから、2022年はグロース株にとって厳しい1年になることが予想されます。この点は「GAFAM」も例外ではないと、筆者は考えています。

【GAFAM / ネットフリックス / テスラ】


・グーグル(GOOGL) ・アップル(AAPL) ・メタ(FB) ・アマゾン(AMZN
・マイクロソフト(MSFT)・ネットフリックス(NFLX) ・テスラ(TSLA




・グロース株が上昇トレンドを維持するための条件とは?

2022年もグロース株が上昇トレンドを維持するためには、どのような条件をクリアする必要があるでしょうか?

それは、四半期ごとの決算をクリアし続けることです。

上で述べたとおり、今年は米金利の上昇でグロース株の割高感が意識されやすい状況になります。この懸念を払しょくするためには、米金利の上昇を加味してなお、高い成長を維持できることを具体的な数字(決算)で投資家に示す必要があるからです。

では、決算のどの点に注目すべきか?もちろん決算の対象となる期の業績内容は重要です。

しかし、より重要なのは将来の業績見通し-いゆわる「ガイダンス」です。過去の業績がアナリスト予想を上回っても将来の見通しが芳しくない場合、多くの投資家は「その企業の成長は減速する」と捉えるでしょう。このような銘柄は株価の割高感が意識され、売りの圧力に直面することが予想されます。

一方、強気のガイダンスを示し続け、かつガイダンス通りに四半期ごとの決算をクリアし続ける(アナリスト予想を上回り続ける)グロース銘柄は、株高トレンドを維持することが予想されます。

2022年は米金利の動きと決算の内容によって、グロース株の明暗が分かれる1年になるでしょう。


【株高トレンドの維持のための条件】
・四半期決算をクリアし続けること
強気の見通し(ガイダンス)を示し続けそれをクリアし続けること




・2021年の株価とパフォーマンス

最後に、2021年の株価の動きとパフォーマンスを確認してみましょう。

下のチャートを見ると、グーグルGOOGLとマイクロソフトMSFTの強さが際立っていることがわかります。

テスラ(TSLA)も昨年後半に急上昇する局面が見られました。しかし、他の銘柄と比べてボラティリティ(株価の変動幅)が大きいのが特徴と言えます。

一方、アップル(AAPL)、アマゾン(AMZN)そしてネットフリックス(NFLX)はS&P500(SPX)を下回るパフォーマンスでした。このような銘柄は、決算をミスするようだと売りの圧力が高まる可能性があります。

2021年の株価推移:GAFAM

2021年の株価推移:GAFAM



2021年の株価推移:ネットフリックス / テスラ

2021年の株価推移:ネットフリックス / テスラ



2021年のパフォーマンス:GAFAM / ネットフリックス / テスラ

2021年のパフォーマンス:GAFAM / ネットフリックス / テスラ

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