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米国株、イラン和平期待で急上昇 S&P500連騰 エヌビディア反発

S&P500は連日の最高値。イラン和平への期待や半導体株の上昇が追い風となった。今後はイラン情勢に加え、8日の4月雇用統計も注目される。

米国株、イラン和平期待で急上昇 S&P500連騰 エヌビディア反発 出所:ブルームバーグ

アメリカの株式市場がイラン和平への期待に沸いた。S&P500種株価指数の6日の終値は前日比1.46%高で、連日の最高値更新。米国とイランの和平協議が前進していると報じられたことが好感された。また6日の取引では「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる大手ハイテク7社すべての株価が値上がり。このうち半導体大手のNVIDIA(エヌビディア)は光ファイバーメーカーへの出資が好感され、株価が大きく反発している。エヌビディアのライバルにあたるアドバンスド・マイクロ・デバイセズ(AMD)も決算発表を受けて株価が急騰しており、株式市場における人工知能(AI)ブームの健在ぶりを示した。ただ、米国とイランの和平が実際に成立するかどうかは依然として不透明で、投資家の間では見通しに対する警戒感も根強い。こうした中、8日に発表される4月雇用統計が想定外の悪い結果を示した場合には、S&P500に下落圧力がかかる可能性もありそうだ。

アメリカのS&P500は1.46%高 1か月ぶりの高い上昇率で最高値

S&P500(SPX)の6日の終値は7365.12。ブルームバーグによると、前日比1.46%高の上昇は、米国とイランの停戦が好感された4月8日(2.51%高)以来、約1か月ぶりの高い伸び率だった。前日の0.81%高に続く値上がりで、2日連続での最高値更新を果たしている。

S&P500とアメリカの長期金利の推移のグラフ

米国とイランが和平覚書で協議 原油価格は2日連続で下落

S&P500を値上がりさせたのは米国とイランの和平に対する楽観だ。米インターネットメディアのアクシオスは6日未明、両国が戦争終結に関する1ページにまとめられた14項目の覚書について協議していると報道。ドナルド・トランプ大統領も6日午前7時台に、自身のSNSトゥルース・ソーシャルへの投稿で、仮にイランとの合意が成立すれば、ホルムズ海峡は「イランを含むすべての国に対して開放される」とした。これに先立つ5日朝にはピート・ヘグセス国防長官がイランとの停戦は維持されていると発言し、イランによるアラブ首長国連邦(UAE)に対するミサイル攻撃などで高まった緊張感を和らげていた。ブルームバーグによると、原油価格の指標価格であるWTI(6月渡し、WTI原油)の6日の終値は前日比7.03%安の1バレル=95.08ドルとなり、2日連続で値下がりしている。

WTIの価格の推移のグラフ

エヌビディアは5.77%高で3カ月ぶりの上昇率 AMDは18.61%高の急騰

また6日の取引では、S&P500への影響度が大きいマグニフィセント・セブンの7社の株価がそろって値上がりした。このうちエヌビディア(NVDA)の株価は前日比5.77%高の反発となり、大手ハイテク各社の設備投資額の大きさが注目されていた2月6日(7.87%高)以来の高い上昇率となった。エヌビディアは6日、光ファイバーメーカーのコーニングとの提携を発表。コーニングが米国内で生産能力を拡大し、エヌビディアの半導体を用いたデータセンターの建設を後押しするという。コーニングが米証券取引委員会(SEC)に提出した資料によると、エヌビディアはコーニングの株式購入権を約5億ドルで取得している。

アルファベット、エヌビディア、メタ・プラットフォームズ、アマゾン・コム、マイクロソフト、アップル、テスラの株価の推移のグラフ

エヌビディアは2023年からS&P500の上昇を牽引してきたが、2025年11月以降はアルファベット(GOOGL)がAI向けに開発したカスタム半導体(ASIC)のTPUなどとの競合が意識され、株価が伸び悩んできた。エヌビディアは20日に2026年2-4月期決算発表を控えており、今後、株価の上昇基調が強まるかどうかが注目されそうだ。また、6日にはAI向け半導体でエヌビディアのライバルにあたるAMD(AMD)の株価が前日比18.61%高と急騰。5日の取引時間終了後に行った2026年1-3月期決算発表で示した4-6月期の業績見通しが市場予想を超えたことが好感されており、AIブームの力強さが改めて意識されている。

エヌビディア、AMD、インテルなどの株価の推移のグラフ

米国とイランの和平協議の行方は不透明 投資家はS&P500の見通しを警戒

ただ、米国とイランの和平協議の行方は依然として不透明で、S&P500の上昇には期待先行の感もある。アクシオスによると、14項目の覚書は両国が終戦を宣言すると同時にホルムズ海峡の扱いやイランの核開発に関する30日間の協議を始めるという内容。この協議期間中にホルムズ海峡の封鎖は段階的に解除される一方、協議が頓挫すれば米国はイランに対する海上封鎖を再開し、軍事行動を起こすことができるとされている。イラン国営メディアによると、イラン外務省の報道官は「米国からの終戦に向けた最新の提案について検討を進めている」と述べるにとどめている。

実際、6日の金融市場では投資家がS&P500の見通しへの不安をぬぐい切れていない様子も感じられた。シカゴ・オプション取引所によると、ウォール街の「恐怖指数」と呼ばれるVIX指数(VIX)の6日の終値は前日よりも0.06%高い17.39。前日に続く低下とはならなかった。VIXはS&P500のオプション取引の動向から算出され、値が大きいほど、今後の値動きが荒くなることへの警戒が強いことを示す。

VIXとS&P500の推移のグラフ

4月雇用統計は堅調な結果になる予想 期待外れならS&P500に下落圧力も

S&P500の今後の見通しをめぐっては、8日午前8時30分(日本時間8日午後9時30分)に発表される4月雇用統計にも注目が集まる。ブルームバーグがまとめた事前予想によると、非農業部門の就業者数は前月比6.5万人増となり、前月(3月)の17.8万人増から雇用拡大が減速しつつも、大崩れは回避する見通し。失業率は前月と同じ4.3%、平均時給の伸び率は前年同月比3.8%増と見込まれている。予想通りの結果になれば、イラン戦争に伴う先行き不透明感にも関わらず、労働市場が堅調な結果を示したとみなされ、株式市場の楽観ムードを強めそうだ。

アメリカの雇用統計の推移のグラフ

米国の労働市場に関しては、これまで発表された経済指標で堅調さが確認されている。5日発表の3月の雇用動態調査(JOLTS)の非農業部門の求人件数は686.6万件となり、市場予想(685.0万件)を上回った。とはいえ、1日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した4月の製造業景況感指数では、イラン戦争長期化への不安の声も目立っており、投資家からの関心が強い4月雇用統計が予想に反して悪い結果となった場合には、S&P500にかかる下落圧力が大きくなる可能性もありそうだ。

アメリカの雇用動態調査の推移のグラフ

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