S&P500は4500まで上昇の可能性、7月までに 年後半に修正安も─資産運用大手

資産運用大手フェデレーテッド・ハーミーズは、米国経済の成長の速さを考慮に入れれば、S&P500種は7月までに4500に達する可能性があるとの見方を示す。一方、年後半は修正安局面を迎える可能性があるという。

S&P500種株価指数が16日の米株式市場で最高値を連日で更新した。資産運用大手フェデレーテッド・ハーミーズは、米国経済の成長の速さを考慮に入れれば、同指数は7月までに4500に達する可能性があるとの見方を示す。一方、年後半は修正安局面を迎える可能性があるという。

S&P500種の16日終値は前日比15.05ポイント(0.4%)高の4185.47。目標の4500まで7.5%の上昇余地がある。

従来、2021年の米経済成長率を6.1%と予想し、S&P500種の年末の目標を4500に置いていたフェデレーテッドは先週、成長率見通しを6.4%に引き上げた。

バイデン政権による1兆9000億ドル規模の新型コロナ追加経済対策の波及効果を上方修正の理由に挙げている。6.4%は1984年の7.2%以来の高い水準に相当する。

同社の株式ストラテジストは16日に米CNBCの番組で、経済と企業利益がこのままのペースで拡大すれば、S&P500種は4500により早く到達するだろうと述べた。

企業利益については1~3月期は前年同期比30%増になり、追加経済対策の効果がフルにあらわれる4~6月期には増加率がさらに高くなる可能性があると予想した。

バリュー株の勢い継続へ

一方、株価は21年下期に修正局面を迎える可能性があるという。政権によるインフラ計画の行方、およびインフレを巡る不透明性がその理由だ。

米コア個人消費支出(PCE)価格指数の伸びは夏の終わりには2.5%程度になっているかもしれず、それは米連邦準備理事会(FRB)が言うように一時的なもので、高原状態の後に正常化するか、それとも持続可能なインフレの始まりになるかは現時点ではまだわからないという。

インフレは持続的なものになるのか、FRBは年内の金融緩和策の調整を余儀なくされることになるのか。フェデレーテッドは現在、答えを待つべく、インフレの推移を注視しており、年後半に最善の判断を下すという。

一方、足元では経済活動の再開により恩恵を得るよう練られた戦略を引き続き順守しており、金融やエネルギー、消費財、資本財などのバリューセクターの銘柄を保有している。

これらのセクターは昨年秋以降、ハイテク株を含む成長株をアウトパフォームしているとした上で、この動きには持続性があり、年内、あるいは来年序盤まで継続する可能性があると予想した。


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