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【ユーロドル (EUR/USD)】今週の見通しと取引戦略

労働市場の堅調さを示した1月の米雇用統計を受けユーロドル(EUR/USD)は現在、下値をトライするムードにある。21日線で相場の戻りが止められた状況も考えるならば、今週は新たなサポート水準の見極めがユーロドルの焦点となろう。注目しておきたいチャートポイントは?売買を考えたいポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

サマリー

・米雇用統計を受け、ユーロドルは下値をトライするムードが高まっている
・ユーロドルの下落局面では、1.07台の維持が焦点となろう
・ユーロドルの反発局面では、21日線と50日線での反落を警戒したい
・ユーロドルの取引戦略、売買を考えるポイントについて


1.07台の維持が焦点に浮上

先週2日に発表された1月の米雇用統計は労働市場の底堅さを示す内容となった。

強い米雇用統計を受け、ユーロドル(EUR/USD)は半値戻しの水準1.0794レベルを完全に下方ブレイクした。

そして週明けの外為市場では、2月に入り相場をサポートした経緯のある1.0780レベルをも下抜ける局面が見られた。

重要なサポートの水準をことごとく下方ブレイクしている今の状況を考えるならば、今週のユーロドルは、新たなサポート水準の見極めが焦点となろう。

ユーロドルのチャート:日足23年10月以降

ユーロドルのチャート:日足23年10月以降 TradingViewが提供するチャートで作成


上で述べたとおり、週明けのユーロドルは下落スタートとなった。日足のMACDはゼロラインを下回り低下の基調にある。モメンタムもゼロラインを下回る状況にある。

そして、今年に入り発表された米経済指標を受け米欧の景況感格差が意識されやすい状況にあること、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期の利下げ観測が後退している状況も考えるならば、ユーロドルは今週、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準1.0712レベルを視野に下落幅が拡大する展開を想定しておきたい(上の日足チャートを参照)。

この水準(1.0712レベル)の攻防は、1.07台を維持できるかどうか?を見極めるための攻防となろう。

昨年12月8日の安値1.0723レベルを下方ブレイクする場合は、1.0712(1.0700)レベルのトライを意識したい。


反発局面での焦点は1.09レベルの攻防で変わらず

一方、こちらのIG為替レポートで取り上げた今週の注目材料が米ドル安の要因となる場合は、ユーロドル(EUR/USD)が反発しよう。

このケースでは、IG為替レポートで注目している1.09レベルの攻防が焦点となろう。テクニカルの面では、21日線と50日線の攻防に注目したい。

先週2日の外為市場では、21日線で相場の反発が止められた。この移動平均線は今日現在、1.0880レベルで推移している。

21日線の上方ブレイクは、50日線をトライするシグナルと想定しておきたい。50日線は今日現在、1.0907ベルで推移している。

ユーロドルが50日線を上方ブレイクした後、調整の反落局面で1.09台の維持に成功する場合は、1.10レベルを視野に反発相場のさらなる進行が予想される。

しかし、上で述べた米欧の景況感格差、そしてMACDとモメンタムのトレンドも考えるならば、ユーロドルが反発しても上昇幅は限定的となる可能性がある。

ゆえに、今週の反発局面でユーロドルの上昇幅が拡大しても、2つの移動平均線(21日線 / 50)日線)で反落する展開を警戒しておきたい。

ユーロドルのチャート:日足23年10月以降

ユーロドルのチャート:日足23年10月以降 TradingViewが提供するチャートで作成

ユーロドルの取引戦略:ユーロ売り・米ドル買い

今週、ユーロドル(EUR/USD)の下値トライを想定する場合は、ユーロドルの売り(ユーロ売り・米ドル買い)の戦略を考えたい。

以下の状況が確認される局面で、短期売りを考えたい。

【短期のユーロ売り・米ドル買いを考える局面】
・反発の局面で1.08レベルがレジスタンスとして意識される局面
・1.0723レベル(1月19日安値)を下方ブレイクする局面
・米雇用統計後のリトレースメントの各水準をトライする局面(15分足を参照)
・21日線と50日線をトライする局面(上の日足チャートを参照)

フィボナッチ・リトレースメントの攻防を重視する場合は、ストキャスティクスを軸に相場の短期トレンドを追い、各水準をトライする際にストキャスティクスが買われ過ぎの水準へ上昇している局面で、ユーロドルの売りを考えたい。

ユーロドルのチャート:15分足 2月2日欧州タイム以降

ユーロドルのチャート:15分足 2月2日欧州タイム以降 TradingViewが提供するチャートで作成

ユーロドルの取引戦略:ユーロ買い・米ドル売り

現在の軟調地合いでユーロドル(EUR/USD)の短期買いを考える場合は、上で述べたサポート水準での反発を確認することが重要となろう。

【短期のユーロ買い・米ドル売りを考える局面】
・1.0723レベル(1月19日安値)での反発
・リトレースメント61.8%の水準1.0712レベルでの反発
・1.07レベルでの反発

上で述べた各サポートの水準を下方ブレイクする場合は、ユーロドルの下落幅が拡大する可能性がある。

よって、ユーロドルの短期買いでは損失限定のストップ注文、またはIG証券が提供するノースリッページ注文を活用し、価格の変動リスクに備えたい。また、ユーロ売り・米ドル買い戦略以上の短期勝負を意識したい。


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