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リスク選好で資源国通貨買い 豪ドル相場の動向に注目 / 豪ドル円のチャートポイント

今日のポイント:『外為市場と株式市場は米金利にらみの展開が続く。米金利の上昇が抑制されるならば株高と資源国通貨を買うトレンドが続こう。注目は豪ドル相場の動向である。豪ドル/米ドルと豪ドル円のチャートポイントは?』詳細はマーケットレポートをご覧ください。

リスク選好で資源国通貨買い 豪ドル相場の動向に注目

週明けの株式市場は世界的な株高となった。懸念された米金利の上昇も一服したことで、外為市場ではリスク性の高い資源国通貨や新興国通貨の買い圧力が高まった。

昨日のレポートでも指摘したが、米長期金利が1.2%から1.6%の水準で安定的に推移する状況が続けば、株高を背景とした資源国通貨買いのトレンドが継続すると予想する。

米長期金利のチャート

米長期金利のチャート

資源国通貨の中で注目したいのは、本日中銀イベントが控えている豪ドル相場である。

昨日の主要通貨の騰落率(対米ドル)を確認すると、株高の局面では豪ドルが最も買われやすい通貨となっていることがわかる。豪ドル/米ドル(AUD/USD)の動向を確認すると、トライアングルの上限を突破し、直近2日はその上限がサポートラインとして相場を下支えしている。
さらに昨日は陽線が示現し、21日MA以上の水準を簡単に回復している。

市場の短期的な思惑を反映するリスクリバーサル(1週間)も反転していることを考えるならば地合いの強さがうかがえる。

今日の豪ドル/米ドル(AUD/USD)も株式にらみの展開となろう。米金利の上昇が抑制されるならば『株高→豪ドル買い』の展開を想定したい。

豪ドル/米ドル(AUD/USD)が反発基調を維持する場合、目先の焦点は、先月26日高値0.7883レベルのトライとなろう。このレベルの突破に成功する場合は、0.80レベルの再トライが次の焦点となろう。

これらレジスタンスポイントをトライするシグナルとして、各フィボナッチ・リトレースメントの攻防を注視したい。なお、0.7883はフィボナッチ・リトレースメントの61.8%の水準にあたる(チャート②を参照)。

一方、下値の焦点は、相場をサポートしている0.7690レベルの維持となろう。
この水準を下方ブレイクする場合、次の焦点は先月上旬に相場をサポートした0.7560レベルを想定したい。

目下のところ、豪ドル相場のリスク要因は米金利の急騰による株安である。目先、そのきっかけとなる可能性が高いのがバイデン政策(1.9兆ドル規模の経済対策)の実行と景気の過熱リスクである。昨日の米金利の動向を見る限り、ひとまずこのリスクを意識するムードは後退している。
だが、期待インフレ率が上昇トレンドを維持している状況を考えるならば、金利が急騰するリスクはくすぶり続けている。不意の『株安→豪ドル売り』は、常に警戒しておきたい。

豪ドル/米ドルのチャート①

豪ドル/米ドルのチャート

豪ドル/米ドルのチャート②

豪ドル/米ドルのチャート

豪ドル円のチャートポイント

豪ドル円も株式にらみの展開が続こう。株高の局面では豪ドル高の圧力だけでなく円安の圧力も高まりやすいことから、リスク選好の局面ではクロス円の中で最も上昇幅が拡大しやすい傾向にある。

豪ドル円の日足チャートを確認すると、フィボナッチ・リトレースメント23.6%の水準(82.15)および21日MA(今日現在81.90レベル)の維持に成功しており、テクニカル面では底堅さが確認できる。

株高トレンドが続く場合、先月26日の高値83.82のトライが焦点となろう。大陰線高値の突破は、豪ドル円の地合いの強さを市場に印象付けよう。

84円台の攻防へシフトする場合、次の上値の焦点は85.00トライとなろう。先月25日は84.94で上値が抑制された。

一方、下値の焦点は、21日MAの維持が焦点となろう。このMAをトライするきっかけは株安となろう。

本日はRBA会合が豪ドル相場の変動要因となる可能性がある。RBAが金融緩和スタンスを維持し、それが豪ドル売り要因となっても一時的な現象で終わると予想する。

米中の景気回復と資源価格の上昇トレンドを考えるならば、豪ドル相場の下落は押し目買いのチャンスと筆者は考えている。

豪ドル円のチャート

豪ドル円のチャート

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