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銀価格の高騰は短命か 先物証拠金引き上げで一部が撤退へ─調査

銀先物が1日に8年ぶりの高値を付けた。オンライン掲示板「レディット」での買いを呼び掛ける投稿が背景にある。一方、銀先物の高騰はそれほど長くは続かないとある投資銀行は指摘。取引所の証拠金の引き上げにより、一部の投資家が撤退を余儀なくされるという。

銀先物相場が1日に8年ぶりの高値を付けた。オンライン掲示板「レディット(Reddit)」での買いを呼び掛ける投稿が背景にある。一方、銀先物の高騰はそれほど長くは続かないとある投資銀行は指摘。取引所の証拠金の引き上げにより、一部の投資家は撤退を余儀なくされるという。

ニューヨーク商品取引所(COMEX)の銀先物の取引の中心となる3月限は1日に一時、前週末比12.8%高の1トロイオンス=30.350ドルまで上昇。中心限月として2013年2月以来の高値を付けた。終値は29.418ドル。

銀先物の高騰を受けてCOMEXを傘下に持つシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループは、COMEX先物の証拠金を1万4000ドルから1万6500ドルに引き上げ、2日から実施すると発表した。市場ボラティリティーの通常の見直しに基づく決定だという。

2日のアジア時間の銀先物は反落。日本時間午後3時48分現在、1日終値を0.673ドル(2.29%)下回る28.745ドルで推移している。

貴金属専門サイトのKitcoが、投資銀行ナティクシスの1日付のリポートを引用して伝えたところによると、証拠金の引き上げにより一部の個人投資家は相場からの撤退を余儀なくされる可能性がある。

11年に銀先物が急伸して31年ぶりの高値を付けた際に、CMEが8日の間に証拠金を84%引き上げたことをナティクシスは例示。これにより、一部の投資家がポジションを維持するためのコストの負担ができなくなったり、またそれを望まなくなったりしたことで、銀は20%下落した。

レディット利用者の誤解

今回の銀高騰のきっかけは、レディットへのあるユーザーによる「世界最大のショートスクイーズ(踏み上げ)」との件名の投稿だった。銀の地金市場は地球上で最も操作された市場の1つであるとし、ショートスクイーズが起きれば相当な出来事になると書き込んだ。

また、銀行が実質的なインフレを補うために金と銀を操作しているとし、銀価格は25ドルではなく、1000ドルであるべきだと主張。銀を裏付けとする上場投資信託(ETF)の市場価格を押し上げるよう呼び掛けた。

これについてナティクシスは、ブリオン・バンクがアウトライト・ショートのポジションをとっているとレディット利用者は誤解しているが、実際に行っているのはスプレッド取引だと述べた。

さらに、銀を裏付けとするETFのオーダーの処理により発生する手数料で利益を得るのは銀行だと指摘。攻撃している人々は、皮肉にも間接的に自身の資金を相手側に手渡していることになるとした。


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