WTI原油先物、アジアで堅調 IMFの世界経済見通し引き上げを好感

WTI原油先物相場が7日のアジア市場で堅調に推移している。IMFが最新の世界経済見通しで21年の世界成長率見通しを引き上げたことなどが好感されている。

ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)に上昇するWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物相場が7日のアジア市場で小高く推移している。国際通貨基金(IMF)が最新の世界経済見通し(WEO)で2021年の世界成長率見通しを上方修正したことなどが好感されている。

取引の中心となる期近の5月限は日本時間午後2時48分現在、6日終値を0.14ドル(0.24%)上回る1バレル=59.47ドルで推移している。一時、59.73ドルまで上値を伸ばした。

6日終値は前日比0.68ドル(1.2%)高の59.33ドル。

IMFは日本時間6日夜公表したWEOで21年の世界経済の成長率を6%とし、1月時点の5.5%から引き上げた。予想どおりならこの40年余りで最高となる。コロナワクチンの浸透や米国の追加経済対策などが背景にある。20年はマイナス3.3%だった。

WEOによると21年の成長率は米国が6.4%で、中国は8.4%。いずれも前回から引き上げた。また日本は3.3%、ドイツは3.6%としている。

日本時間7日正午前、米カリフォルニア州が6月15日から経済活動を全面的に再開する方針とのニュースが伝わったことも相場を支えている。同州の人口は約4000万人で全米で最多。

米国ではメモリアルデー(今年は5月31日)から夏季のドライブシーズンに入る。カリフォルニア州で経済活動が全面的に再開すれば、ガソリン需要が増加するとみられる。

米株価指数先物がアジア時間に堅調に推移していることも買い安心感につながっているもよう。米ダウ工業株30種平均先物で流動性の高い「Eミニ・ダウ工業株30種平均」の6月限は23ドル(0.07%)高の3万3338ドルとなっている。


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