コインベース株、600ドルまで上昇の可能性 長期保有投資家向き—調査
米暗号資産交換所コインベースの株価が600ドルまで上昇する可能性があると調査会社モフェットネイサンソンが予想した。長期保有を志向する投資家にとって取得すべき銘柄とみているという。
米国最大規模の暗号資産（仮想通貨）交換所のコインベース・グローバル<COIN>の株価が600ドルまで上昇する可能性があると調査会社モフェットネイサンソンが予想した。長期保有に向けて取得すべき銘柄とみているという。
14日に米ナスダック市場に上場したコインべースの初値は381ドルで、参考価格の250ドルを大きく上回った。一時429ドルまで買われ、初値比14％安の328ドルで初日の取引を終えた。
米ヤフーファイナンスが伝えたところによると、モフェットネイサンソンはディスラプティブ（創造的破壊をもたらす）テクノロジーの1つとして暗号資産をポジティブにとらえている。
さらに、コインベースは米国で唯一上場を果たした大型の暗号資産交換所であり、またマーケットリーダーでもあることから、成長株やハイテク株の長期保有を志向する投資家にとって取得すべき銘柄とみているという。
モフェットネイサンソンはコインベースの目標株価を600ドルに設定した。14日終値からは80％以上の上昇余地がある。2023年の予想売上高マルチプルを20倍として算出したという。
暗号資産、激しい価格変動も
さらに、22年のコインベースの暗号資産の取引量が21年との比較で35％減少するとの見通しも目標設定の際に考慮に入れた。これは、ビットコインが17年の高値から18年の安値まで80％下落した際の取引量の変化を参考にしたという。
暗号資産価格はこの先も上下に激しく動く可能性があるとモフェットネイサンソンは指摘。投資判断は「買い」で設定した。
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