原油価格、22年は足元を若干上回る水準へ 急伸あっても持続せず—米石油大手

米石油大手オキシデンタル・ペトロリアムは、22年の原油価格について足元を若干上回る水準で推移し、過度の上昇はないと予想。また、最大産油国である米国の生産がコロナ禍前の水準に戻ることはないとの見方を示した。

米石油大手オキシデンタル・ペトロリアムは、2022年の原油価格について現行価格を若干上回る水準で推移し、過度の上昇はないと予想。また、最大産油国である米国の生産がコロナ禍前の水準に戻ることはないとの見方を示した。

4日の米原油市場ではニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)に上場するウェストテキサス・インターミディエート(WTI)原油先物の期近の4月限が前日比2.55ドル(4.2%)高の63.83ドルで取引を終えた。一時、64.86ドルまで上昇し、20年1月以来の高値を付けた。主要産油国が協調減産をほぼ維持することで合意したことが背景にある。

オキシデンタルのビッキー・ホラブ最高経営責任者(CEO)は4日の原油市場の取引終了後に米CNBCの番組で、原油需要は中国やインド、米国がけん引する格好でV字型の回復を遂げており、そのペースは想定を上回るとし、年内もしくは22年の早い時期にコロナ禍前の水準に戻るとの見方を示した。

一方、ホラブ氏は米国の原油生産がコロナ禍前の日量1300万バレルに戻ることはないとみている。

米国の石油会社は現行の産油体制の最適化に焦点を当てており、いかなる代価を払ってでも増産を追求するとの姿勢にはないことを理由に挙げた。

原油の需給環境がより健全なものになることで、22年の価格は足元を若干上回る水準が見込まれるという。価格の急伸は時折、起こり得るものの、過度の上昇は予想していないと述べた。

米エネルギー情報局(EIA)は2月の短期エネルギー見通しで、21年の米原油生産を同1100万バレル、22年については同1150万バレルと予想している。

OPECは減産維持

石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国から成る「OPECプラス」は4日に会合を開催し、3月の生産水準を4月も継続することで合意した。サウジアラビアは自主的に同100万バレルの減産を継続する。

市場ではOPECプラスが4月に減産規模を若干縮小するとの予想が大勢だった。


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