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日経平均株価 週間見通し(4/20週):6万円突破で上昇拡大も、AI相場が追い風に

IG証券のアナリストによる日経平均株価の週間予想。中東懸念が後退。上昇拡大の鍵は米AI相場の持続性。日本225は6万円を突破すれば上昇拡大も。週間想定レンジは5万8000円-6万2000円。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

要点

  • 日経平均株価は先週5万9688円へ上昇し、心理的節目の6万円に肉薄した。日経平均先物(6月限)は、初めて6万円台へ上昇する場面が見られた
  • 日経平均株価は、6万円の完全突破とさらなる上値トライを想定する局面にある。米AI相場が今週の日経平均株価のトレンドを左右するだろう
  • 株価指数CFD「日本225」の週間想定レンジは5万8000~6万2000円。6万円を突破後にサポート転換が確認される場合は上昇拡大を想定したい。短期的な過熱感が意識され反落しても、米AI相場が崩れない限り下値は限定的となることが予想される



中東懸念後退、6万円突破なら新たな局面へシフト

先週16日の東京株式市場で日経平均株価は一時5万9688.10円まで上昇し、心理的節目の6万円に肉薄した。4月の上げ幅はすでに前月比7400円超と、「高市トレード」が始まった昨年10月の7479円高以来の強気相場にある。月次騰落率も同じく昨年10月以来の大幅上昇となった。

日経平均株価 月次変動幅・騰落率:2025年1月以降

日経平均株価 月次変動幅・騰落率:2025年1月以降 ブルームバーグのデータで作成

日本時間18日早朝の日経平均先物(6月限、大証夜間取引)は、前日の清算値比で890円高の5万9690円で終えた。一時6万0130円まで上昇し、中心限月として初めて6万円台へ到達した。

日経平均先物 5分足チャート

日経平均先物 5分足チャート TradingView提供のチャート

17日の原油先物市場で、WTI原油(5月限)は一時80.56ドルまで急落した。ブレント原油先物(6月限)も86ドル台まで下落が拡大した。いずれの先物価格も期先が期近を下回るバックワーデーションにある。

また、米国市場では長期金利(10年国債利回り)が低下基調へ転じ、S&P500とナスダックは連日で最高値を更新した。米イランの停戦協議は続いているが、市場はすでに次を見据えて動き始めている。

今週の日経平均株価は、節目水準「6万円の完全突破」が焦点となろう。6万円突破後にこの水準を維持することに成功すれば、新たな局面へシフトすることになろう。


AI相場継続なら6万円の攻防が視野に

「6万円突破」の鍵を握るのが米株式市場で再燃しているAI相場だ。18日配信のIG米国株レポートで指摘した通り、現在の米株式市場は半導体セクターを軸としたAI相場ラリーがS&P500とナスダックの上昇をけん引している。

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今週は、以下3つの要因が米AI相場を下支えする可能性がある。
1:ASMLとTSMCの売上高予想の上方修正
2:2026年Q1の情報技術セクター(ハイテクセクター)の堅調な業績見通し
3:半導体セクターの割安感と堅調な利益予想

米AI相場の影響は、すでに東京株式市場に波及している。昨年10月以降「高市トレード」が市場の主要なテーマにあるが、注目セクターの中でも4月はAIに関連した銘柄が日経平均株価の上昇をけん引していることが分かる。

一方、資源開発大手のINPEX(1605)の下落と防衛3社の軟調地合いは、中東相場が市場のテーマから外れていることを示唆している。この点は、前述のIG米国株レポートで取り上げたエネルギーセクターの下落とも整合的だ。

今週も米AI相場ラリーが続けば、日経平均株価の6万円のトライそして完全突破を想定したい。

高市銘柄の動向:4月1日~17日

高市銘柄の動向:4月1日~17日 ブルームバーグのデータで作成

日本225のチャート分析、6万円の攻防、突破なら上昇拡大も

6万円突破なら上昇拡大も
今週も米AI相場が株高を主導すれば、株価指数CFD「日本225」は以下にまとめたチャート水準の攻防に注目したい。

最大の焦点は節目の6万円の攻防だ。前述の日経平均先物(6月限)に連動し、日本225も先週、一時6万0040円を付ける場面があった。5万9600円がサポートラインに転換する可能性があることも考慮すれば、地合いは強い。6万円の攻防となる場合は、完全突破が焦点の一つとなろう。

この水準のサポート転換にも注目したい。これを達成する場合は地合いの強さを市場参加者に印象付けよう。この場合は、次の節目水準6万1000円が視野に入る。フィボナッチ・エクスパンション100%の水準6万0200円の突破は、6万1000円を目指すサインと捉えたい。

6万1000円レベルは、もう一つのフィボナッチ・エクスパンション100%の水準にあたる。エクスパンション161.8%にあたる6万1200円レベルとともに、テクニカル面でレジスタンスゾーンを形成する可能性がある。

強気相場の進行で日本225が6万1200円をも突破すれば、次の節目水準6万2000円が視野に入ろう。このラインを今週の上限と予想したい。

注目のチャート水準:レジスタンス
・6万2000円:上限予想
・6万1200円:フィボナッチ・エクスパンション161.8%(6万1224円)
・6万1000円:フィボナッチ・エクスパンション100%(6万1044円)
・6万0200円:フィボナッチ・エクスパンション100%
・6万円:心理的節目の水準

5万8000円の維持
冒頭で述べたとおり、4月以降、日経平均株価の上げ幅は7400円を超えている。25日線との乖離率が一時8%超、50日線とは一時6%超拡大し、RSIは買われ過ぎの水準付近へ上昇した。

日経平均株価 日足チャート:2025年10月以降

日経平均株価 日足チャート:2025年10月以降 ブルームバーグのデータで作成

短期的な相場の過熱感が意識され日本225が調整の反落に直面する場合は、以下にまとめたチャート水準の攻防に注目したい。いずれもサポート転換の可能性がある水準だ。

まずは、5万8800円の攻防に注目し、この水準を下方ブレイクする場合は、5万8400円への下落を想定したい。このテクニカルラインをも下方ブレイクする場合は、節目水準5万8000円の攻防が視野に入ろう。この節目水準を今週の下限と想定したい。

注目のチャート水準:サポート
・5万8800円:サポート転換の可能性あり
・5万8400円:サポート転換の可能性あり
・5万8000円:下限予想


日本225の1時間足チャート:4月10日以降

日本225の1時間足チャート:4月10日以降 TradingView提供のチャート

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