バリュー株とは? スクリーニング条件など割安株の探し方を解説

投資において重要なのは「公正」な価値の把握です。この価値を正しく認識していれば、「割安」の銘柄を見つけることができるからです。ここではバリュー株(割安株)とは、そしてバリュー株の探し方について説明します。

バリュー株とは

バリュー株は割安株ともよばれ、「公正」とされる価格よりも低い価格で推移している株式のことです。株価は企業規模、知名度の低さ、突破的なネガティブ報道など、さまざまな理由によって過小評価される場合があります。株価が割安かどうかを判断する方法として、主に利用されるのはファンダメンタルズ分析です

分析の結果、バリュー株であると判定された株は、今後その価格が公正価格に向かって修正(上昇)していくものと推測できます。この差を利用して、利益を得ること目指すのです。

ただ単に価格の安い株式を見つけることだけがバリュー株を見つけることではありません。重要なのは、公正価格以下の価格で取引されている、成長性の見込まれる株式を見出すことです。成長性が見込まれるということは、長期的に考えて株価が上昇する可能性が高いことを意味します。この方法で米国の著名投資家ウォーレン・バフェット氏は莫大な利益を上げ続けています。

一方、公正価格よりも高い価格で取引されている銘柄を割高株といいます。

バリュー株の探し方とスクリーニング方法6つ

バリュー株の探し方は、まず株をスクリーニングすることから始まります。投資家はバリュー株を見つけるために、ファンダメンタルズ分析を用います。企業の収益性や財務の健全性など、本当に割安である株を見つけるためには総合的な視点による企業分析が必要です。

また、分析の正確性を挙げるためにテクニカル分析も併用します。ファンダメンタルズ分析とは、経済動向や企業の財務情報といった客観的なデータを用いて相場を分析する手法です。一方、テクニカル分析とは、過去のチャートや統計ツールを用いて価格の動きを予測する分析手法です。

ファンダメンタルズ分析には重要な指標がいくつかあります。そのうち6つの指標について説明します。

株価収益率 (PER)

株価純資産倍率 (PBR)

株主資本利益率 (ROE)

自己資本比率

配当利回り

PEGレシオ(PEG)

株価収益率 (PER)

株価収益率(以降PER)は、株価の「割安」「割高」を判断する最も一般的な指標です。PERは、「株価÷1株当たり利益(EPS)」で算出することができます。ここで使われるEPSとは、会社の当期利益を発行した株式数で割ったものです。PERが低ければ、株式が過小評価されていると判断することができます。また、 日本株の平均PERでは一般的に15倍程度といわれることが多いため、バリュー株かどうかを判断する際には、PERが15倍を下回っているかどうかを一つの目安にするのもよいでしょう。

株価純資産倍率 (PBR)

株価純資産倍率(以降PBR)は、株価が純資産の何倍で取引されているかを測る指標です。「株価÷1株あたり純資産(BPS)」で算出され、低い方が割安であると判断されます。一般的には企業価値=株価となる1倍が基準とされ、PBRが1倍を下回っているという場合は、企業価値に対して株価が安いとあたりをつけることができます。PBRが1未満ならば、割安と判断されることが多くあります。しかし、分母が純資産であることから短期的な指標としては適しておらず、バリュー株かどうかを判断する際には、PBR以外の指標も合わせてチェックするのがよいでしょう。

株主資本利益率 (ROE)

株主資本利益率(以下ROE)は、自己資本に対する企業の収益性を測る指標です。ROEは、純利益を株主資本で割って計算されます。ROEが高いということは、会社が株主投資額に対して多くの収入を生み出していることを意味します。ROEが高い企業の株価は将来の増収が見込めるため、割安であると判断されるケースが多く見られます。

自己資本比率

自己資本比率とは、企業の負債および純資産の合計額(総資本)に占める純資産の割合のことです。自己資本は会社自身の財産ですから、当然返済する必要のない資本です。自己資本比率が低いと負債が多いということを意味します。反対に自己資本比率が高ければ、自己資本が多い状態であるということになるため、企業経営の安全性が高い、倒産しにくい会社であると考えることができます。

配当利回り

配当利回りは、その企業が株主を重視するスタンスであるかどうかを測る指標のひとつです。
これは、「年間の配当額÷株価」で算出することができます。収益構造がしっかりしている企業は高い配当を投資家に配分することができます。このことから、配当利回りは企業の安全性を測る指標のひとつでもあると考えられています。

PEGレシオ(PEG)

PEGレシオは、企業の中期的な利益成長率を加味して株価の水準を測る指標です。「PER÷一株当たりの予想利益成長率」で算出されます。PEGレシオが1倍以下ならその企業の株価は割安、バリュー株であると判断します。一方、2倍以上ならその企業の株価は割高と判断します。

バリュー株の探し方まとめ

バリュー株を見つけて取引するためには、上述した6つの指標を分析することをおすすめします。そうすることで相場全体やセクター内での割安水準を、客観的に捉えることができるからです。しかし、これらの指標は数ある指標の中でもごく一部です。もっと詳しく相場の動向を分析・予測するためには、他の指標も同時にチェックする必要があります。また、テクニカル分析を併用することもおすすめします。

IG証券では個別株CFDの取引ができます。実際に購入する際は、これまで述べてきた方法を参考にバリュー株を選定してください。その後、「買い」をクリックするだけでバリュー株を購入することができます。その際、価格変動リスクをヘッジするためストップ(逆指値)注文を付加しておくことをおすすめします。

作成日 : 2020-10-15T04:44:28+0100


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