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注目のディフェンシブ関連銘柄8選

投資家は景気後退期にディフェンシブ銘柄に関心を向けます。ここでは注目のディフェンシブ銘柄8選を紹介します。取り上げる銘柄は時価総額に基づいて選出されています。

chart 出所:ブルームバーグ

ディフェンシブ銘柄とは?

ディフェンシブ銘柄は、経済の動向に関わらず比較的安定して推移します。経済循環の変遷に左右されにくいため、非循環株とも呼ばれます。

ディフェンシブ銘柄は一般的に、人々の生活に欠かせないものやサービスを提供するセクターであることが多く、キッコーマンや日清食品といった一般消費財企業、コストコやウォルマートなどのディスカントストアがその一例といえます。このほか、日立製作所、ヴェオリア・エンバイロメントなどのインフラ企業も経済後退期には安定した資産として見られています。

2024年に注目のディフェンシブ銘柄8選

ここでは、2024年に注目のディフェンシブ銘柄8選を紹介します。株価やその他の数値は4月4日時点の引用であり、取り上げる銘柄は時価総額に基づいて選ばれています。また、過去の値動きは将来の株価動向を示すものではありません。

  1. コストコ(COST)

  2. 日立製作所(6501)

  3. キッコーマン(2801)

  4. 日清食品(2897)

  5. プロクター・アンド・ギャンブル(PG)

  6. ユニリーバ(ULVR)

  7. ヴェオリア・エンバイロメント(VIE)

  8. ウォルマート(WMT)

コストコは低価格の一般消費財を販売する会員制倉庫型チェーンです。1983年に米国ワシントン州シアトルで創業した同社は、1億2800万人の会員数を誇る世界有数の小売業者に成長しました。2023年末時点で同社は871店舗を展開しており、そのうち748店舗は米国、プエルトリコ、カナダ、メキシコにあります。

2月18日までの24週間のコストコの純利益は前年比17.7%増の33億ドル、売上高は5.9%増の1140億ドルでした。カード会員費は21億9000万ドルに達し、回避によって商品価格の低さを補っています。

日立製作所は日本を代表する製造複合企業の一つで、時価総額は12兆8250億円に達します。主な事業は情報技術とインフラで、デジタルシステム&サービス部門は同社の売り上げの約30%を占めています。それ以外の多くはエネルギー、鉄道、各種産業機器・技術によるものです。

また、ABB(ABB.ST)のパワーグリッド部門を64億ドルで買収し、「日立ABBパワーグリッド」から「日立エナジー」に改名しています。

同社は景気循環の少ない事業への比重を高めており、将来の安定性に期待が寄せられています。格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは2023年11月20日、同社について「循環性の低い事業への注力は、将来的な安定に向けて良い動きである。デジタル化と脱炭素化のトレンドからの恩恵を受けるこれらの事業は、経済成長が減速する中でも安定した収益性を維持することにつながる」としています。

2023年12月31日までの9ヵ月間の純利益は、前年同期比52%増の4450億円でした。株価は過去4年間で3倍に上昇しています。

キッコーマンは皇室にも製品を納める、世界有数の醤油メーカーです。みりんなどの定番調味料を始め、豆乳やワインなども製造しています。

同社は1990年、アメリカの食品・飲料会社「デルモンテ」のアジア事業を買収しました。また、子会社には特殊化学品、酵素、検査キットを製造するキッコーマンバイオケミファなどがあります。

2023年12月31日までの9ヶ月間の純利益は前年同期比25.1%増の455億2000万円、売上高は6.1%増の4948億7500万円でした。株価は4月4日に1,892円をつけています。

日清食品の創業者である安藤百福氏は、1958年に「チキンラーメン」として初めてインスタントラーメンを発売しました。1971年に販売開始された「カップヌードル」は、発泡スチロール製のカップの中にある調理済みのラーメンに熱湯を入れて数分待てば、直接食べられるという画期的な商品でした。これが日清食品の運命を大きく変える世界的な大ヒット商品となり、投資家の人気を集めました。

同社の2023年12月31日までの9ヵ月間の売上高は、前年同期比9.5%増の5489億2000万円、純利益は同40.5%増の491億円でした。

P&Gとしても知られるプロクター・アンド・ギャンブルは、家庭用品・パーソナルケア製品を製造する世界最大級の企業です。米国オハイオ州シンシナティに拠点を置く同社は、製薬事業と食品事業から撤退することで事業を効率化しました。同社のブランドにはブラウン、ジレット、ウィスパー、H&S、パンパース、アリエール、オレイ、オーラルBなどがあります。

2023年12月31日までの半年間の売上高は433億ドル、純利益は80億ドルでした。

ユニリーバは世界最大の日用品消費財メーカーの一つです。同社は化粧品、ホームケア用品、食品、飲料など幅広い事業分野を展開しています。

近年、業績不振と400ものブランドから構成される広大なポートフォリオを理由に、解散を求める声が高まっています。アクティビスト投資家の一人であるネルソン・ペルツ氏は、自身の率いるトライアン・パートナーズがユニリーバの株式を取得した後、同社の取締役に就任しています。また、2023年7月にはハイン・シューマッハー氏が最高経営責任者(CEO)に就任しており、業績をより重視して同社の「潜在能力を最大限に引き出す」ことを掲げています。

同社は2024年3月、全世界従業員12万8000人から7,500人を削減する方針を示しました。さらに、2023年の年間売上高79億ユーロを誇るアイスクリーム事業を分社化する計画も発表しています。同社は「ベン&ジェリーズ」や「マグナム」など、世界のアイスクリーム売上上位10ブランドのうちの5ブランドを保有中です。

同社は過去にも投資ファンドに事業を売却しています。2017年にはコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)にマーガリンなどのペースト事業を81億ドルで、2021年にはCVCキャピタル・パートナーズに紅茶事業を45億ユーロで売却しました。

同社のビューティ&ウェルビーイング、パーソナルケア、ホームケア部門は、2023年の総売上高596億ユーロの約65%を占めています。また、ニュートリション部門では132億ユーロを売り上げました。2023年の純利益は13.65%減の71億4000万ユーロとなっています。

ヴェオリア・エンバイロメントは水、廃棄物、エネルギーを扱うフランスの会社です。同社は1853年にCompagnie Générale des Eaux(ジェネラル・デゾー)を前身として始まり、2022年にはフランスの競合企業スエズを買収するなど、数々の買収や売却を経て成長してきました。

同社の売上高の71%はヨーロッパからきています。2023年度の純利益は前年比30.9%増の9億3700万ユーロ、売上高は5.75%増の453億5000万ユーロでした。

世界最大の小売業者であるウォルマートは、米国アーカンソー州ベントンビルに本社を置き、全世界最多雇用数である約210万人の従業員を擁しています。同社はハイパーマーケットやディスカウントストアとして知名度が高い一方で、急成長しているeコマース(EC)部門は、米国の食料品売上高でアマゾン(AMZN)を追い抜きました。

2024年1月31日までの12ヶ月間の純利益は、前年度比32.8%増の155億ドル、売上高は6.1%増の6426億4000万ドルでした。現金及び現金同等物の総額は99億ドル、負債総額は469億ドルとなっています。

これらの銘柄を取引するには

IG証券で口座を開設すれば、CFDで株式を簡単に取引することができます。

  1. 取引システムにログインし、個別株口座を選択します。
  2. 次に、取引したい銘柄名を検索し、取引チケット上で「買い」または「売り」を選択します。
  3. ロット数を選択し、「注文確定」で取引を確定します。

※詳しくは、株式CFDについてのページをご覧ください。または、コールセンターまでお問い合わせください。


本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

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