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日経平均株価 週間見通し(4/27週):6万円台視野も高まる過熱感 米ハイテク決算にらみ

強気地合いを維持する日経平均株価。今週も米AI相場にらみ。焦点は6万円台の維持と新高値の見極め。株価指数CFD「日本225」の週間想定レンジは5万8000円~6万1800円。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

要点

  • 日経平均株価は先週、心理的節目の6万円を一時突破し3週続伸で終えた。25日早朝の取引(大証夜間取引)で日経平均先物(6月限)が6万円台乗せに成功し、強気相場を維持している
  • 今週の日経平均株価も米AI相場にらみで、6万円台の維持と新高値の見極めが焦点となろう。29日の米ハイテク決算でAI・クラウド事業の成長性が示されれば、ソフトバンクGなど値がさ株主導で上値追いの展開が予想される
  • 株価指数CFD「日本225」の週間想定レンジは5万8000円~6万1800円。割安感が後退している。決算やFOMCで米AI相場が崩れる場合は、過熱相場への警戒から急反落を想定しておきたい



今週も米AI相場にらみ、焦点は6万円台の維持と新高値の見極め

先週の東京株式市場で日経平均株価は一時心理的節目の6万円を突破した。3週連続の上昇で強気相場を維持している。

日本時間25日早朝の取引(大阪取引所の夜間取引)で日経平均先物(6月限)が前日の清算値比で420円高の6万0140円と、6万円台を維持して終えた状況も踏まえれば、今週は6万円の突破と維持、そして新高値の水準が焦点となろう。

日経平均先物 15分足チャート

日経平均先物 15分足チャート TradingView提供のチャート

※日本時間24日から25日早朝の取引(大阪取引所の夜間取引)の動向

6万円台維持の鍵を握るのが、米AI相場の持続性だ。25日付のIG米国株レポートで述べた通り、今週29日にAIインフラへ巨額の投資を継続している「クラウド3社」―アルファベット(GOOGL)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)、マイクロソフト(MSFT)が決算を発表する。

AI・クラウド事業で投資家の期待に応える成長性を示すことができれば、日経平均株価のトレンドを左右するAI・半導体関連の主力株―ソフトバンクグループ(9984)、アドバンテスト(6857)、レーザーテック(6920)、東京エレクトロン(8035)や、フジクラ(5803)などデータセンター関連の銘柄が6万円突破と維持を後押しする展開が予想される。

関連レポート
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薄れる割安感、高まる過熱感

日経平均株価は強気相場にある。だが、以下にまとめた状況を俯瞰すれば、割高懸念が意識されやすい局面にもある点には注意が必要だ。

・25日線と50日線との乖離率は7%台に達し、RSIは買われ過ぎの水準「70」付近での推移が続いている。

日経平均株価 日足チャート:2025年1月以降

日経平均株価 日足チャート:2025年1月以降 ブルームバーグのデータで作成 / 乖離率:4月24日

・予想PERは20倍へ再び拡大し、中東の地政学リスクを受けた割安感が後退している。PBRも1.8倍台へ拡大。いずれの指標も米AI相場主導の株高トレンドが始まった2023年以降の平均水準を大きく上回る。

日経平均株価 予想PER / PBRの動向:2023年以降

日経平均株価 予想PER / PBRの動向:2023年以降 ブルームバーグのデータで作成

・NT倍率は16倍へ拡大。2023年以降の平均14倍を大きく上回り、TOPIXとの相対比較でAI関連銘柄が主導する日経平均株価の過熱感が急速に高まっている。

日経平均とTOPIXのパフォーマンス/ NT倍率の推移:2023年以降

日経平均とTOPIXのパフォーマンス/ NT倍率の推移:2023年以降 ブルームバーグのデータで作成

※指数パフォーマンス:2022年末を100とし指数化

これら指標のトレンドと水準を踏まえれば、今週の米株式市場でハイテク決算や米連邦公開市場委員会(FOMC)がAI相場の調整売り要因となれば、日経平均株価の急反落を警戒したい。


日本225のチャート分析、週間想定レンジ5万8000円~6万1800円

以上を踏まえ、シナリオ別で注目したいチャート水準を以下にまとめた。

米AI相場が株高をけん引する場合、日経平均株価は節目の6万円を突破し、新高値の水準を見極める展開が想定される。株価指数CFD「日本225」は、以下のチャート水準の攻防に注目したい。

先週、レジスタンスとして意識された6万0050円を突破すれば、次の節目水準6万1000円を目指すことになろう。このケースでは、15分足チャートのフィボナッチ・エクスパンション100%(6万0300円)と161.8%(6万0748円)の上の水準6万0800円の攻防に注目したい。後者のテクニカルラインを上方ブレイクすれば、6万1000円のトライが視野に入ろう。

米ハイテク決算で市場の期待を上回る内容が続けば、国内のAI・半導体関連株主導での上値追いが予想される。このケースでは、日足のフィボナッチ・エクスパンション100%の水準6万1807円まで上振れる可能性がある。このテクニカルラインの下の水準6万1800円を今週の上限と想定し、このラインを上抜ける場合は、6万2000円の攻防を意識することになろう。
注目のチャート水準:レジスタンス
・6万1800円:上限予想、フィボナッチ・エクスパンション100%(日足、6万1807円)
・6万1000円:節目水準
・6万0800円:フィボナッチ・エクスパンション161.8%(15分足、6万0748円)
・6万0300円:フィボナッチ・エクスパンション100%(15分足、6万0302円)

 

ハイテク決算、FOMC声明、パウエルFRB議長の会見が米AI相場の調整売り要因となれば、日本225の急反落を警戒したい。前述の割安感の後退と過熱相場への懸念を踏まえれば、先週の相場をサポートした5万8000円付近まで急反落する可能性がある。

下値メドを判断する上で、15分足チャートに示した5万9000円台のサポート水準の攻防が注目される。直近では5万9900円のサポートラインを起点に、5万9600円・5万9400円がサポートラインへ転換する可能性がある水準だ。これらを下抜けて節目の5万9000円を割り込む場合、先週相場をサポートした5万8300円のトライが視野に入る。この水準の攻防が、下限予想の5万8000円トライの試金石となろう。

注目のチャート水準:サポート
・5万9900円:サポートライン
・5万9600円:サポート転換の可能性あり
・5万9400円:サポート転換の可能性あり
・5万9000円:節目水準
・5万8300円:先週の安値水準
・5万8000円:下限予想


日本225 日足チャート:2025年12月以降

日本225 日足チャート:2025年12月以降 TradingView提供のチャート

日本225 15分足チャート:4月23日以降

日本225 15分足チャート:4月23日以降 TradingView提供のチャート

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