コンテンツにスキップする

外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

豪ドル高に勢い 110円台 1月CPI予想超えで35年ぶり高値の加速も

豪ドル円相場で豪ドル高が勢いづいている。1月CPIは予想を超える強さでRBAの危機感を強め、追加利上げの可能性を高めそうだ。

豪ドル高に勢い 110円台 1月CPI予想超えで35年ぶり高値の加速も Adobe Images

豪ドル円相場で豪ドル高圧力が強まった。豪ドル円相場は日本時間25日午前の取引で1豪ドル=110円台前半で推移。2週間半ぶりの高値更新が視野に入っている。午前中に発表された1月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を超える強さだったことが材料視された結果だ。オーストラリア準備銀行(RBA)は3日、物価上昇が想定以上に過熱していることを理由に、2年3か月ぶりの利上げで金融政策の方向性を転換しており、1月CPIの結果はRBAに追加利上げを促す要因といえる。また、日本銀行の金融政策に関して、春までの早期利上げの見通しが後退していることも、やはり豪ドル円相場での豪ドル高圧力といえそうだ。一方、金融市場では日銀が年前半には追加利上げに動くのと見方は崩れておらず、RBAも今後の金融政策の判断には慎重なる可能性がある。このため今後の豪ドル円相場の値動きが膠着する展開も考えられる。ただ、豪ドル円相場は35年4か月ぶりの豪ドル高水準にあるだけに、今後も豪ドル高が意識されやすい状況が続くとみられる。

オーストラリアドル円相場は一時110.43円 2か月で6円の豪ドル高

豪ドル円相場(AUD/JPY)は日本時間25日午前12時7分段階で1豪ドル=110.29円で取引されている。ブルームバーグによると、午前9時30分すぎには110.43円をつけ、9日につけた110.79円に迫る場面もあった。豪ドル円相場は12月末段階では104円台半ばで取引されていたことを踏まえれば、2026年に入ってからの約2カ月で6円の豪ドル高が進んだことになる。

豪ドル円相場の日足チャートと主な出来事のグラフ

25日の豪ドル円相場の値動きの背景には、豪ドルの対ドル相場(AUD/USD)が豪ドル高に振れたことがある。ブルームバーグによると、豪ドルの対ドル相場は日本時間25日正午に1豪ドル=0.7098ドルを付け、ニューヨーク市場での取引が終わった午前7時段階から0.57%の豪ドル高水準となった。

円、豪ドル、ポンド、ユーロの対ドル相場の推移のグラフ

オーストラリアの1月CPI伸び率は3.8% 市場予想を超える強さ 

25日に豪ドル高圧力を強めたのは、オーストラリア統計局が日本時間9時30分に発表した1月CPI。総合指数の伸び率が前年同月比3.8%となって、ブルームバーグがまとめた事前予想の3.7%を上回った。変動率が大きかった品目を除いた刈り込み平均での上昇率は3.4%で、やはり市場予想の3.3%を上回っている。オーストラリアの物価上昇率は、2025年6月の総合指数で1.9%、刈り込み平均で2.8%を底として加速する傾向が続いている。オーストラリア統計局は11月、3月分までさかのぼった新基準でのCPIを発表している

オーストラリアの物価上昇率の伸び率の推移のグラフ

RBAは2年3カ月ぶりの利上げを決定済み 5月追加利上げの見通しも

1月の物価上昇の過熱はRBAの警戒を強めることになりそうだ。オーストラリアの中央銀行にあたるRBAは3日までの理事会で0.25%の利上げを決定。政策金利を3.85%とし、2025年2月から8月までに行われた合計3回の利下げのサイクルが停止した。利上げは2023年11月以来だ。ミシェル・ブロック総裁は3日の記者会見で、RBAの物価上昇率の目標は2.5%であるとしたうえで、基調的な物価上昇の動向について「強すぎる」と指摘。その要因のひとつとして、これまでの利下げで引き起こされた民間需要の増加が「われわれが想定していたよりも早く進んだ」と述べていた。

こうした中、金融市場ではRBAが5月にも利上げに踏み切るとの見方が強まった。ブルームバーグによると、25日午前12時7分の金融市場で見込まれている5月の理事会後の政策金利の水準は4.076%で、現状の政策金利よりも0.226%ポイント高くなっている。5月までの利上げ確率は92%となった。物価上昇を警戒するRBAが追加利上げに動くとの観測は、FX市場での豪ドル高要因といえる。

RBAの政策金利の見通しの推移のグラフ

日銀の早期利上げ見通しはじわじわ後退 高市首相が追加利上げに難色との報道も

また、日銀の金融政策に関して追加利上げの見通しがじわじわと後退していることも、豪ドル円相場での豪ドル高要因だ。ブルームバーグによると、金融市場で見込まれている4月の金融政策決定会合後の政策金利の水準は0.880%。4月までの利上げ確率は61%程度で、12日段階の79%程度から早期利上げ見通しが後退している。毎日新聞は24日、複数の関係者の話として、高市早苗首相が16日に植田和男総裁と会談した際、「追加利上げに難色を示していた」と報じており、材料視する向きも出たようだ。

日本銀行の政策金利の見通しの推移のグラフ

一方、植田氏は16日の首相との会談後、首相からの金融政策についての要望について「特になかった」と説明していた。金融市場でも6月の決定会合までの利上げ確率は85%程度あるとみられており、日銀が追加利上げを見据えているとの見立てに変化が出ているわけではなさそうだ。また、RBAの金融政策についても、利上げサイクルが始まったとまでは言えず、ブロック氏は3日の記者会見で、利上げに対する経済の反応を見定めたうえで、金融政策の方向性を定める考えを強調している。このため豪ドル円相場の今後の見通しをめぐっては、値動きの方向性が出づらくなることも考えられる。

豪ドル高は35年4か月ぶりの水準 今後も豪ドル高に進みやすい状況

ただ、豪ドル円相場はRBAが利上げを決めた3日つけた1豪ドル=109.55円の段階で、2024年7月11日の高値(109.37円)を超え、1990年10月以来、35年4か月ぶりの豪ドル高水準に到達した。このところの豪ドルの物価上昇の上振れがRBAの危機感に火をつけたことは間違いなく、豪ドル円相場は今後も豪ドル高方向に動きやすい状況が続きそうだ。

豪ドル円相場の推移のグラフ(1990年以降)

本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

IG証券のFXトレード

  • 英国No.1 FXプロバイダー*
  • 約100種類の通貨ペアをご用意

* 外国為替取引業者との主要取引関係数による(Investment Trends UK レバレッジ取引レポート、2024年7月発表)

リアルタイムレート

  • FX
  • 株式CFD
  • 株価指数CFD

※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。

モーニングメール

ストラテジストによる「本日の予想レンジとトレンド」を毎朝※無料でお届け中! デモ口座のみお持ちのお客さまには、2週間の期間限定での配信となります。受信を継続するにはライブ口座の開設をお願いいたします。 ※メール送信は基本的に月~金の平日を予定しておりますが、ストラテジストの都合により予告なく送信を行わない日がございますので、予めご了承ください

弊社の個人情報保護方針・アクセスポリシーにご同意の上、申し込みください。

こちらのコンテンツもお勧めです

IG証券はお取引に際してお客様がご負担になるコストについて明確な情報を提供しています。

FX/バイナリーオプション/CFDのリーディングカンパニー。IG証券について詳しくはこちら

その日の重要な経済イベントが一目でわかるカレンダー。「予想値」、「前回値」、「発表結果」データの提供に加え、国名や影響度によるイベントのスクリーニング機能も搭載。