ノックアウト・オプション攻略に使える3つの戦略

ノックアウト・オプションを攻略するためには、その特徴を理解したトレード手法を用いることがポイントです。ここでは、マーケットの状況別で使えるノックアウト・オプション3つの戦略を解説します。

ノックアウト・オプションのトレード手法と取引戦略

ノックアウト・オプションの攻略には、トレード手法をおさえることが重要です。

ノックアウト・オプションは、証拠金額やリスク許容度をコントロールできる特徴を持った取引です。少ない資金で利益を狙えることや、FXから株価指数、そして商品まで幅広く取引できるのが魅力です。詳しくはノックアウト・オプションの概要と取引方法をご覧ください。

ここではノックアウト・オプションの攻略に使える3つの取引戦略を説明します。

ボラティリティマーケットを利用した取引戦略

重要な水準でのノックアウト・オプション両建て戦略

勢いのある相場での少額取引戦略

ボラティリティマーケットを利用した取引戦略

コロナショックや原油安ショックというイベントが発生した場合、マーケットのボラティリティは急激に高まります。ボラティリティの高いマーケットには多くのチャンスがあります。このような時にノックアウト・オプションで取引する手もありますが、リスクが高すぎる場合もあります。

では、いつ取引するのがよいのでしょうか? リスクイベントによる急落や急騰は短期で終息します。そして、その後には大きな「調整」があります。調整とは、急落後の急反発、急騰後の急反落のことをいいます。つまり明確なトレンドが発生する状況のことです。このようなときこそノックアウト・オプションの出番です。

市場にもよりますが、調整が発生するタイミングを見極めるには、過去の下落率や上昇率が重要な材料となります。勘ではなく具体的な過去のデータと比較することが重要です。例えば、過去1年間において10%以内の変動で推移していた銘柄が、リスクイベントにより突然20%以上上昇、もしくは下落した場合、調整が発生することを予想します。そして明らかに下落し過ぎであると思えば、その後の急反発を予想し、ノックアウト・オプションの「ブル」を仕掛けます。

逆に明らかに上昇し過ぎであると思えば、その後の急反落を予想しノックアウト・オプションの「ベア」を仕掛けます。

何度も跳ね返される水準で仕掛けるのも手です。乱高下の最中でこういった状況が発生するということは、この水準では多くのトレーダーが明らかに「売られすぎ」「買われすぎ」と考えている証拠であり、調整が発生するシグナルでもあります。この時も、きちんと過去の下落率と上昇率を確認してから仕掛ける方が利益獲得の可能性が高まるでしょう。

思惑どおりに市場が急反発、もしくは急反落した場合、あとは利益を確定するだけです。利益確定の水準は個人の投資スタイルによりさまざまですが、あらかじめ100ポイントや200ポイントというようにルール化しておくことをおすすめします。

重要な水準でのノックアウト・オプション両建て戦略

ノックアウト・オプションはリスクを限定して取引ができます。相場の状況によっては、この利点と両建てを組み合わせれば、リスクを限定しながら利益を追求するといったことが可能になります。例えば、次のような相場のときです。

日経平均は上昇傾向ですが、重要なレジスタンスの水準にあります。あなたは、「ここを突破すればさらに大きく上昇する可能性が高い」と予想(期待)しています。しかし、反落するリスクも無視できません。

この場合、トレンドフォローに従いノックアウト・オプションの「ブル」を仕掛けます。上昇局面にあるため、ノックアウトのレベルは最小限に設定します。一方、反落するリスクも考え、同時に「ベア」のポジションも保有しておきます。「ブル」と同じくノックアウトのレベルは最小限にします。

さて、予測通りレジスタンスの水準を突破すれば、「ベア」はノックアウトされます。しかし、ノックアウト価格は最小限に抑えています。このため「ブル」の利益額が「ベア」の損失額を上回ったタイミングで決済すれば、リスクを限定して利益を獲得できるというわけです。

反落した場合も同じです。このケースでは「ブル」がノックアウトされます。しかし、ノックアウト価格は最小限に抑えています。このため「ベア」の利益額が「ブル」の損失額を超えた水準で決済すれば、利益を獲得できるというわけです。

勢いのある相場での少額取引戦略

FXCFDと比べれば少額の資金で取引ができる――これもノックアウト・オプションの魅力です。ノックアウト・オプションのコストは「オプション料」です。これは取引ロット数とノックアウト価格によって決まります。ノックアウト価格が実勢相場のレートに近いほど、オプション料は安くなります。オプション料が安くなれば、その分最大損失額も少額で済みます。明確なトレンドが発生し、かつそのトレンドに勢いがある時こそ、オプション料の特徴を生かした少額取引戦略がおすすめです。具体的に見ていきましょう。

この取引戦略を仕掛ける条件は、明確なトレンドが発生し、かつその勢いが強いときです。勢いが強ければ強いほど、相場が一方向に振れる可能性が高いため、ノックアウトされる可能性は低くなるからです。

例えば、強い上昇相場の時は「ブル」を仕掛けます。このとき、重要なことは次の2点です。

1:最小限でノックアウト価格(損失額)を設定する

2:ノックアウト価格に対して利益確定の水準を2倍以上に設定する

例えば、ダウ平均を24,000ドル「ブル」で仕掛けたとします。このポジションに対してノックアウト価格を100ポイント下で設定する場合、利益確定の水準を200ポイントで設定します。こうすることで、利益と損失の割合を2:1にできるわけです。もちろんこの比率は、それぞれの投資スタイルや資金の状況によって柔軟に変更できます。

一方、強い下落相場の時は「ベア」を仕掛けます。ノックアウト価格(損失額)と利益確定の水準は「ブル」と同じく 「利益確定 >ノックアウト価格(損失額)」に設定します。

相場が予想とは逆に動いても損失を少額で限定させるためです。相場の状況を見て再び少額取引戦略にトライすることができます。これは、ノックアウト・オプションだからこそできる取引戦略です。

ノックアウト・オプション攻略法のまとめ

ノックアウト・オプションを使った取引では、リスクを限定しながら利益を狙うことが可能です。ノックアウト・オプションにはさまざまな戦略が考えられますが、ボラティリティの高いマーケット、レジスタンスの水準、勢いのある相場で使える戦略を紹介しました。

ボラティリティの高いマーケットを見つけたらその後の調整のタイミングをうかがいましょう。適切な判断をするためには、日ごろからトレードに関する知識や、世界のニュースについて学んでおくことが不可欠です。レジスタンスの水準を突破しそうな相場では、両建て戦略でリスクを限定して取引することができます。また、勢いのある相場ではノックアウト価格を最小限に設定し、利益と損失の割合を2:1になるようにする戦略で損失を低く抑える方法もあります。

実際にノックアウト・オプションで取引を始める前に、無料のデモ口座で練習することもおすすめです。紹介した3つの戦略手法だけでなく、基本的なノックアウト・オプションの仕組みを知っておくことで、不要な損失をさけ、チャンスを狙いましょう。


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